レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、選手との関係性の築き方について語っている。
これまでチャンピオンズリーグで5回優勝を果たしているフットボール界屈指の名将、アンチェロッティ監督。このイタリア人指揮官の特徴を語る上で欠かせないのが、選手との良好な関係性の構築だ。
イタリアのコメディアンおよび俳優のジャコモ・ポレッティ氏のポッドキャスト番組に出演した同監督は、どんなビッグクラブの選手たちともうまく接することができる理由を説明。監督、選手が結局は職業であり、人と人として付き合う必要性を説いている。
「そりゃ多くの選手と問題を抱えてきたさ。しかし最後には解決できたということだ。名前は言わないが、ある選手は私がドレッシングルームで話をしているとき、聞きたくないからとタオルで顔を覆っていた。ある日、彼には『このままでは続けていけない』と言ったよ。ベンチに置いた選手の中には、次の日に挨拶すらしなくなる人もいる。そのときには、“人と選手”を混同しているわけだね」
「私はいつも『君は誰なんだ?』と言うんだ。『私はジャコモで、俳優だ』と言われても、それは違う。ただ俳優をしているだけなのだから。君は君が好きなことをしている人間、ということに過ぎないんだよ」
「選手は『僕は選手』だと言うが、違うね。選手はフットボールをプレーする人間だ。私だって、監督ではない。監督の役割を務めている人間であり、決断を下すことによって給料をもらっている。選手の中にはそれを混同している人がいるんだよ。彼らはこう考えるんだ。『カルロは監督だ。挨拶なんてしてやらねえ』と。しかし私が監督ではなく、監督をしている人間なのだと理解すれば、挨拶をするようになる。何人かにはそのことを説明したが、最後には挨拶をするようになったよ」
アンチェロッティ監督はまた、試合中に大量のガムを口に入れて、噛み続けている理由についても明かした。
「ストレスを少しだけ和らげる方法だ。それで私を批判する人たちもいるが、それが自分のやり方で……。今現在の私の心拍数は63くらいだが、試合が始まるときには心120にもなるんだ。ガムは私の助けになってくれているよ」
翻訳=江間慎一郎
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