【欧州・海外サッカーニュース】クリスタル・パレス(プレミアリーグ)の鎌田大地の現行契約は来夏に満了を迎える予定だ。
クリスタル・パレスが鎌田大地の契約延長に向けて動いているようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えた。
2024年夏にラツィオからクリスタル・パレスに加入した鎌田。当初は適応に苦しんだ同選手だが、シーズン後半にはフランクフルト時代の恩師であるオリヴァー・グラスナー監督の下で中盤の主力に定着し、クラブ初のタイトルとなるFAカップ制覇にも貢献した。
今シーズンもここまで公式戦21試合に出場して好パフォーマンスを披露する鎌田だが、クリスタル・パレスとの現行契約は間もなく半年を切る。日本代表MFをとどめるためにクラブがすでに契約延長に向けて動き出していることが以前から報じられてきたが、依然として合意には至っていない。
マンチェスター・ユナイテッドなどでスカウト部門のトップを務めてきたミック・ブラウン氏は『フットボール・インサイダー』で鎌田とクリスタル・パレスの状況について言及。その中でクラブが日本代表MFを何としても引き留めようとしていると明かした。
「カマダはパレスにとって重要な選手になった。素晴らしいほど上手くチームにはまり込み、もちろんFAカップを制した昨シーズンのチームの中でカギになっていた。彼はクリスタル・パレスにとって最高の選手であり、チームのためにハードワークし、自らの役割をこなし、エゴや傲慢さもない」
「首脳陣やコーチ陣が彼をとても高く評価しているという話を聞いたし、このような関係性があることはいつだってポジティブなことだ。彼がこれほどまでに印象的な活躍をしているから、パレスは何としても彼を引き留めようとしている」
「彼らは憶測に終止符を打つためにシーズン終了前には彼と契約延長を締結することを望んでいる。だから、彼らが合意に至れるかどうかは彼ら次第だ。(マーク)グエイの状況を考慮すれば、彼らはこれ以上のファーストチームの選手をフリーで手放したくはないはずだ。主力を失うことになれば、彼らは代役を獲得するために資金を捻出する必要がある。もしくは、クラブにとどめるために全力を尽くすかだ」