2度目のワールドカップ出場を目指すウェールズと、6大会ぶりの出場を狙うオーストリア。カーディフ・スタジアムで両者が激突する。
1958年大会以来、64年ぶりの本大会出場を目指すウェールズ。グループEではギリギリの戦いが続いたが、最終節で首位ベルギーと1-1の引き分けでなんとか2位に滑り込み。プレーオフに望みをつないだ。
EURO2016でベスト4進出の躍進を支えた「黄金期」の選手たちがベテランの域に達した中、迎える2022年大会。ウェールズにとって最大のチャンスを逃したくはないはずだ。国民の期待も高まる中で、ホームでの準決勝に挑むことになる。
おなじみのアーロン・ラムジーやジョー・アレンらに加え、現在リーズで躍動するダニエル・ジェームズも順当にメンバー入り。また、レアル・マドリードで直近のバルセロナ戦を「コンディション不良」で回避したギャレス・ベイルも問題なくトレーニングを行っており、出場は可能なようだ。負ければ終わりの大一番で、サポーターの前で結果を残したい。
クラシコはメンバー外も、オーストリア戦の出場は確実視されるベイル。『マルカ』などは「ウェールズの奇跡」と伝えているが、代表での戦いに向け準備万端のようだ。レアル・マドリードでは今季5試合にしか出場していないものの、今夏のEUROやW杯予選ではキャプテンとしてチームを牽引してきた32歳は、悲願のワールドカップ出場へ母国を導けるのだろうか。
GK:ウォード
DF:ロバーツ、アンパドゥ、ロドン、デイヴィス、 ネコ・ウィリアムズ
MF:アレン、モレル、ラムジー
FW:ベイル、ダニエル・ジェームズ
グループFでは4位に終わったものの、UEFAネーションズリーグの成績によってプレーオフ進出となったオーストリア。6大会ぶり出場を目指す本大会へ向け、ウェールズとの敵地での一戦に挑む。
しかし、フロリアン・グリリチュ、フィリップ・リーンハルト、クリストファー・トリメルの新型コロナウイルス陽性が発覚。またデヤン・リュビチッチも病気のため、主力4選手がウェールズ戦を欠場する緊急事態に陥っている。
ダヴィド・アラバやマルコ・アルナウトヴィッチらの出場に問題はないようだが、司令塔グリリチュらの離脱はかなり手痛いものに。それでもアルナウトヴィッチは「この試合のためにすべてを捧げるように伝えてきた」と周りを鼓舞しているが、ウェールズ相手に主力を欠いた状態かつ敵地で勝利を挙げられるだろうか。
レアル・マドリードでは不動のセンターバックとして見事な活躍を見せるアラバだが、代表ではより攻撃的な位置で起用されてきた。今予選では左サイドバックや左のウイングバックが主戦場となってきた29歳だが、グリリチュ不在の中で再び中盤で起用される可能性もあるかもしれない。かかる負担は大きなものとなりそうだ。
GK:バッハマン
DF:ライマー、ドラゴビッチ、ヒンターエッガー、ウルマー
MF:サイヴァルト、アラバ、シェプフ、ザビッツァー、グリュル
FW:アルナウトヴィッチ
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