移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、セリエAを戦うコモはアントニーの獲得に関心を強めている模様。ここ数日間で複数回のアプローチを行っているという。
マンチェスター・ユナイテッドで出番を得られず苦しんだアントニーだが、今季後半はレアル・ベティスにレンタルで加入。カンファレンスルーム決勝進出など、チームの躍進に大きく貢献した。
ロマーノ記者は『Youtube』で、アントニー自身は依然としてベティス復帰を熱望していると指摘。コモ側は本人の希望を尊重しつつも、忍耐強く交渉を続けているようだ。選手の周辺関係者とも話し合いの場を持つ意向を示していると伝えられている。
なお、マンチェスター・ユナイテッド側はアントニーがベティス移籍を希望していることを認識。しかし、クラブ間での合意はまだであるとのこと。マンチェスター・Uは3000万ポンドの移籍金を要求しており、ベティスは完全移籍以外にも、レンタル移籍でのオファーを検討しているようだ。
今季はセスク・ファブレガス監督の下でセリエA10位フィニッシュ、注目を集めた指揮官の残留にも成功したコモ。さらにマルティン・バトゥリナやアレックス・バジェなど、期待の若手を次々に獲得している。イタリアで大きな話題となっているクラブだが、アントニー獲得を実現できるのだろうか。