元オランダ代表のマルク・ファン・ボメル氏は、バルセロナのラミン・ヤマルがバルセロナの元チームメイトであるリオネル・メッシと、同じ年齢のときよりも速いペースで成長していると語る。ヤマルのプロキャリアの驚異的なスタートは、メッシと比較されている。
17歳のヤマルはすでにクラブでラ・リーガを制し、スペイン代表としてはEUROを制覇している。だが、バルセロナで1年間、38試合に出場したファン・ボメル氏は、この逸材が世界最高の選手だとはまだ言えないという。ヤマルは2025年9月に発表されるバロンドールで、ウスマン・デンベレ、ハフィーニャ、モハメド・サラーといった選手たちと争う。
ファン・ボメルは『Voetbalzone』に語った。
「メッシがバルセロナのファーストチームに加わったとき、彼は今のヤマルほど多くの試合に出場していなかった。そのため、同時期の二人を比較すると、ヤマルの方が優れているね」
「ただ、最も難しいことは、長期的にこのレベルを維持することだ。メッシはこのレベルを20年間、保っている。それはとても特別なことだ。ヤマルがメッシの追いつきたいなら、さらに500ゴールほど決めなければならない。それはだいたい1シーズンに30ゴールだ」
「ヤマルが今、世界一かと問われれば、そうではないが、順調に道を進んでいるね。現在、突出している選手はいないと思う。それは、優れた選手が本当に多くいるからだ」
メッシは2004-05シーズンにトップチームに加わり、クラブでの初ゴールを決めた。その後は3シーズンを経て頭角を現し、2008-09シーズンにラ・リーガで23ゴール、チャンピオンズリーグ(CL)で9ゴールを記録して本領を発揮した。一方で、ヤマルは1年目に7ゴール、その後のシーズンで18ゴールを決めた。
この両者の比較は続くでだろう。そんな中、メッシが今フォーカスしていることは、インテル・マイアミがFIFAクラブワールドカップのラウンド16で古巣パリ・サンジェルマン(PSG)と対戦することだろう。