新型コロナウイルスの影響で公式戦を中断している明治安田生命Jリーグは、リーグ戦開催の再延期を決定。
J1は5月9日、J2は5月2日の再開、J3は4月25日からの開幕を目指すことで合意した。4月もJ1、J2の公式戦が行われない中で、DAZNは3月28日(土)10:55から清水エスパルス vs ジュビロ磐田のトレーニングマッチ(45分*2本)をライブ配信すると発表。注目のサッカー王国・静岡のダービーマッチの配信が実現することになった。
なお、続けて行われるトレーニングマッチ3本目、4本目(45分*2本)は、清水エスパルス公式Instagram、ジュビロ磐田公式YouTubeチャンネルでライブ配信される。
1分、磐田:試合開始早々、磐田が圧力をかける。ファーストシュートは大森晃太郎。
6分、清水:中央から崩し、最後はティーラシンがシュート。
30分、清水:右サイドから金子が低いクロスを入れ、DFが弾いたところに待ち構えていた奥井がふわりとしたシュートを放つ。
35分、【ゴール 清水0-1磐田】磐田が先制!宮崎智彦のスルーパスに小川航基が抜け出し、清水のGK ネト ヴォルピを交わして無人のゴールに流し込んだ。磐田が清水ディフェンスの高い位置取りの裏を見事に突いた。
42分、磐田:左サイドを抜け出した小川がクロスを入れ、中央で抜け出した三木がエリア内で見事な切り返しを披露、絶好機を迎えるもシュートは枠の外。
44分、清水:ファン・ソッコが右足を気にする素振りを見せたため、大事を取ってペルー国籍の新人ノリエガ・エリックと交代させる。
前半終了:小川の得点で磐田がリードして前半を折り返す。トレーニングマッチとはいえ、双方の良さを出した緊張感のあるゲーム展開に。高いディフェンスラインを取る清水に対し、磐田が組織だったパス回しからその裏を狙う。
後半開始:両チームとも交代はなし。
51分、磐田:中央で小気味良いパス交換から相手守備を崩すと、裏を抜けた小川が飛び出し決定機を迎えるも、エリア外で待ち構えていた清水のGKネト・ヴォルピに倒される。ヴォルピにはイエローカードが提示される。足を痛めた小川はその後しばらくピッチに倒れ込んだ。
54分、磐田:獲得したフリーキックから、上原が直接狙う。シュートは低い弾道を描きゴールに向かうもキーパーに阻まれる。
59分、磐田:足を痛めた小川に代わり、山田大記がピッチイン。
60分、清水:ティーラシンに代えて、西澤健太がピッチに立つ。
65分、【ゴール 清水1-1磐田】清水が同点!右サイドにいた奥井がクロス。ファーで待ち構えていた中村慶太が頭で折り返し、最後は後藤優介がダイビングヘッドで押し込んだ。
67分、磐田:エリア外中央付近でこぼれたところを、大森が強烈なシュートも、キーパーに阻まれる。
71分、磐田:三木に代わり、直近の練習試合でも高い決定力を見せているルリーニャが投入される。
76分、磐田:先程入った山田に代わり、伊藤洋輝が入る。
77分、清水:中村慶太に代わり、河井陽介が入る。
80分、【ゴール 清水1-2磐田】磐田に得点!磐田がボールを回しながら右サイドを攻略すると、ルリーニャがクロスをあげ、最後は入ったばかりの伊藤が頭で押し込んだ。
83分、磐田:大森のスルーパスから、松本が右サイドを抜け出しクロス。中央にいたルリーニャが好機を迎えるも、キーパーがこれを阻む。
86分、【ゴール 清水2-2磐田】清水が同点に追いつく!西澤、竹内涼と繋ぎ、最後は後藤が頭で押し込む。後藤はこれでこの日2点目。
90分、磐田:大井、伊藤が前線に上がり、高さを生かしたパワープレー。伊藤がクロスに頭で合わせるもシュートは枠の外。
90分+1、【ゴール 清水3-2磐田】清水が勝ち越し!竹内からのパスに、ペナルティエリア左付近で金子が抜け出してそのままループシュート。キーパーが飛び出していた無人のゴールに吸い込まれた。このまま試合終了し、清水が3-2で勝利した。
試合終了:80分頃まで磐田が優勢を保つも、試合終了間際に清水が立て続けに得点し、最後は金子の得点で清水が逆転。トレーニングマッチの「静岡ダービー」は、清水に軍配が上がった。
清水エスパルス 3 - 2 ジュビロ磐田
⚽️STARTING 11⚽️
GK1 八田直樹
DF3 大井健太郎
DF13 宮崎智彦
DF24 小川大貴
DF33 藤田義明
MF7 上原力也
MF23 山本康裕
MF14 松本昌也
MF8 大森晃太郎
FW9 小川航基
FW19 三木直土
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) March 28, 2020
昨季は最終節まで残留争いに巻き込まれた清水エスパルス。新監督にヘッドコーチとして横浜F・マリノスの優勝に貢献したピーター・クラモフスキー氏を招聘して再出発を図った。
大黒柱のFWドウグラスがヴィッセル神戸に流出したことで攻撃力低下が懸念される中、41歳の新指揮官が目指すのはハードワークをベースとしたコレクティブなサッカーだ。J1第1節のFC東京戦では終盤に逆転を許したものの、攻守の素早いトランジションとスムーズなパスワークで後半途中までゲームを支配。守備的なサッカーで残留を目指した昨季から、確かな成長の跡を見せた。新たに獲得したタイ代表FWティーラシン・デーンダーも開幕戦で巧みな抜け出しからゴールを決めている。攻撃的な新スタイルの進化と成長度合いが注目されるところだ。
クラモフスキー監督は「リーグが再開したときにファンがワクワクして、誇りに思えるようなサッカーができるために毎日ハードな練習をしている。トレーニングマッチだが、自分たちのパフォーマンスを発揮して攻撃すること、ボールを支配すること、そして勝利を狙っていきたい」とコメント。攻撃的スタイルで王国の矜持を示すつもりだ。
J2に降格したジュビロ磐田にとって、今回のダービーマッチは意地を見せつける重要な機会となる。昨季は公式戦で5度対戦して1勝4敗(PK戦の敗戦含む)と煮え湯を飲まされており、リベンジに懸ける思いは強いはずだ。
昨シーズン途中に就任したフェルナンド・フベロ監督は中断期間に積極的に練習試合を組んでおり、ここまで藤枝MYFC(J3)、Honda FC(JFL)、アスルクラロ沼津(J3)と対戦。FWルリーニャが4試合連続ゴールをマークするなど、攻撃陣が好調をキープして勝利を重ねてきた。6シーズンぶりに背番号10を着けるMF山田大記も、2トップの一角で得点を挙げてアピール。期限付き移籍で成長した東京五輪世代の小川航基もおり前線のポジション争いの熾烈さはJ1クラブに全く引けを取っていない。
チームは1年でのJ1復帰に向け、開幕節のモンテディオ山形戦に快勝。リーグ戦の再開が延期される中でも、フベロ監督の下で戦術の浸透を図っている。敵将のクラモフスキー監督も「磐田は間違いなくJ1昇格争いに絡んでくる強いチームであり、リスペクトをしている」と認めるとおり、その戦力はJ2屈指。県内Jクラブ相手の4連勝を、宿命のライバルから飾ることができるか。
今季は清水がJ1、磐田がJ2と異なるカテゴリーに所属するため、リーグ戦での静岡ダービーはなし。王国の威信を懸けた一戦は、サポーターならずとも見逃せない白熱した戦いになりそうだ。
DAZNでは、28日に開催されるトレーニングマッチ2試合を緊急配信!静岡ダービーとなる清水エスパルス対ジュビロ磐田と、名古屋グランパス対横浜FCの練習試合2試合を配信する。
| 試合日程 | リーグ | 対戦カード | 実況・解説 |
|---|---|---|---|
| 2020/3/28 11:00 | トレーニングマッチ | 清水 vs 磐田 | 解説:興津大三 実況:蓮見直樹 |
| 2020/3/28 14:00 | トレーニングマッチ | 名古屋 vs 横浜FC | 解説:飯島寿久 実況:濱田隼平 |
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