満を持してのヘビー級タイトルマッチだ。
新型コロナウイルスの蔓延により延期が続いたボクシングが、いよいよ本格的に動き出す。そのなかでも注目のカードは、コロナ禍を経て行われる初のヘビー級タイトルマッチとなる「アンソニー・ジョシュア対クブラト・プレフ」の一戦だ。
日本時間の12月13日(日)3:00より、IBF、WBAスーパー・WBOチャンピオンのアンソニー・ジョシュアが、IBF世界ヘビー級1位にランクされるクブラト・プレフと、ロンドンのウェンブリーにあるSSEアリーナで対戦する。
ジョシュア(23勝1敗、20KO)にとっては、2020年最初で最後の一戦。2019年12月にアンディ・ルイス・ジュニアとの再戦に勝利して、2度目の統一ヘビー級王者となって以来の試合だ。さらに今回は、2018年9月にアレクサンデル・ポベトキンを7ラウンドTKO勝ちで破って以来となる母国での試合ということもあり、ジョシュアは試合を待ち望んでいる。
「12月12日はヘビー級のベルトを再び宙に掲げる日だ。そしてそれらが12月13日にイギリスのあるべき場所にあることを確実にすること、それだけに俺は集中する」と、ジョシュアは記者会見で語った。
IBFヘビー級1位となった39歳のプレフ(28勝1敗、14KO)にとっては、ヘビー級チャンピオンへの再挑戦となる。2014年11月、ウラジミール・クリチコに5回KO負けを喫して王座獲得に失敗した。しかしこれはプロとして唯一の負けであり、以降は8連続勝利でタイトル挑戦への階段を登った。
「ブルガリアのような小さな国にとって、ヘビー級タイトル獲得は素晴らしい快挙だ」と、プレフは語った。「今回の対戦は亡くなった父と世界中のすべてのブルガリア人に捧げる。俺はヘビー級の世界チャンピオンになるためにロンドンに来た」
果たしてジョシュアはプレフを撃破し、WBC王者タイソン・フューリーとのタイトルマッチを実現させることができるのか。それともプレフがその前に立ちはだかるのか?
| 日時(日本時間) | カード | 詳細 |
|---|---|---|
| 12月13日(日) 03:00 | アンソニー・ジョシュア vs.クブラト・プレフ | WBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級タイトルマッチ |
| 12月19日(土) 08:00 | ゲンナディ・ゴロフキン vs.カミル・シェルメタ | IBF世界ミドル級タイトルマッチ |
| 12月20日(日) 10:00 | サウル・アルバレス vs.カラム・スミス | WBA世界スーパーミドル級王座統一選 |
| 1月3日(日) 09:00 | ライアン・ガルシア vs.ルーク・キャンベル | WBC世界ライト級次期挑戦者決定戦 |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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