2007年に創設された大井競馬場のSIII重賞。年末に大井で3日連続開催される重賞の第2弾で、牝馬限定のマイル戦となる。優勝馬にはTCK女王盃およびエンプレス杯の優先出走権が付与。昨年は本橋孝太騎手が騎乗したダノンレジーナ(浦和・小久保智)が優勝した。

トライアルで快勝してきたミラバーグマンが一気の戴冠を狙う。昨秋の初勝利から2勝目は今夏と時間を要したが、今回と同舞台の前走・東京シンデレラマイルトライアルでは3番手追走から上がり最速の脚を繰り出し、2着に4馬身差をつけて快勝。大井マイルの良馬場を2戦連続1分40秒7で制している点も評価できるだろう。引き続き52キロで出走できる点も魅力だ。

昨年の同競走を制したダノンレジーナは連覇に挑戦する。前走のJBCレディスクラシック(JpnI、金沢・ダ1500)は中央勢が強く7番人気6着に敗れたが、相手関係から巻き返しの可能性は十分。大井ではこれまでに6走して1着4回、2着1回、4着1回と得意にしており、最重量57キロでも圏内だ。

ネオユニヴァース産駒のカイカセンゲンは重賞連勝を狙う。デビューから連勝した後は敗戦が続いたが、前走のロジータ記念(SI、川崎・ダ2100メートル)では中団から徐々にポジションを上げると、直線鋭い脚でウワサノシブコを差し切って重賞初勝利を飾った。まさに素質が開花して本格化してきた印象で、勢いそのままにタイトル連取も。

今年の牝馬クラシック路線の中心となったケラススヴィアは巻き返しを期する一戦となる。ローレル賞、東京2歳優駿牝馬、桜花賞、東京プリンセス賞と、既に重賞4勝。この秋は盛岡のダービーグランプリ14着、そして前走のロジータ記念で10着と崩れているが、2戦2勝の大井で距離短縮だけに、自らの形に持ち込めば世代最強クラスの実力を発揮できるはずだ。

中央から大井に転入してきたメモリーコウにも注目だ。一昨年に中央で3勝クラスを勝ち上がってからは、牝馬交流重賞を中心としたグレード競走8戦ですべて掲示板内に。直近の2戦は阪神ダート1800メートル戦と福島ダート1700メートル戦でそれぞれ15着、11着と二桁着順に敗れているが、実績なら上位。大井でも昨年1月にTCK女王盃3着があり、緒戦から地力を示すシーンも。
| 配信日 | レース |
|---|---|
| 2021年12月30日(木) |
1-4レース |
| 2021年12月30日(木) | 5-8レース |
| 2021年12月30日(木) | 9-12レース |
| 配信日 | レース |
|---|---|
| 2021年12月31日(金) |
1-4レース |
| 2021年12月31日(金) | 5-8レース |
| 2021年12月31日(金) | 9-12レース |