呆然とする右腕に真っ先に駆け寄ったのはライバル球団の選手だった。野球日本代表「侍ジャパン」は14日(日本時間15日)、ベネズエラとのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝に敗れた。逆転3ランを浴びた伊藤大海投手(日本ハム)の降板直後、ベンチから飛び出した1人の侍がいた。
一発に泣いた。1点リードで迎えた6回から登板した伊藤は、連打で無死一、三塁のピンチを招くと、アブレイユに豪快な一発を浴びた。伊藤は天を仰ぎ、ただただ打球の方向を向くしかなかった。
その後はピンチを抑えたものの、日本は5-8で敗れ、歴代ワーストのベスト8敗退という結果に終わった。伊藤の降板直後、駆け寄ったのは周東佑京外野手(ソフトバンク)だった。真っ先にベンチを飛び出し、左手で体を叩いて声をかけていた。
さらに牧原大成内野手(ソフトバンク)も伊藤に寄り添って声をかけた。シーズン中はパ・リーグでライバルとして鎬を削っていた伊藤とソフトバンクの2人。この様子に日本人も感激し「佑京の優しさが身に染みる。ありがとう」「自然にできるのすごいよ、ありがとう」「周東のこういう人柄素晴らしいと思うんだ」「泣けてくる」と言ったコメントが寄せられた。
(Full-Count編集部)