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「厳しい戦いになる」サウジ戦と「データを活かして」戦いたいオーストラリア戦。森保一監督に戸田和幸氏が迫った| サッカー日本代表

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来年のカタールワールドカップ出場に向けて、最終予選最大の山場となる10月シリーズ、アウェイのサウジアラビア戦とホームのオーストラリア戦に臨む日本代表。その決戦を前に、森保一監督が“元チームメイト”の戸田和幸氏の『DAZN』でのインタビューに応じた。

まずは、最終予選初戦ながらホームで敗れたオマーン戦とアウェイで初勝利を挙げた中国戦の9月の2試合を振り返り、森保監督は、「コンディション、コンセプトの違い、戦い方」を反省に挙げた。

「足りなかった点はたくさんあると思っていますが、3つ挙げるとすれば、まず1つ目は選手たちのコンディション。長距離移動があったり、時差や気候が違ったりする中で100%のコンディションではなかった。2つ目はコンセプトの部分。所属クラブと代表でのコンセプトの違いや求められる役割を代表モードにリセットしてもらうつもりが、それが100%ではなかった。そして3つ目は戦い方。コンディションが100%ではない中での戦い方を整理して連携や連動を上手くいくようにすべきだった」

その反省を生かして戦わなければならないこの10月シリーズ。まずはアウェイでのサウジアラビア戦に向けて森保監督は「相当厳しい戦いになる」と覚悟し、言葉を並べた。

「サウジアラビアとは19年のアジアカップで一度対戦していて、その時は1-0でわれわれが勝った。ポゼッション率で言うと、サウジアラビアが70%台でわれわれが20%台だったけど、前半の早い時間帯にセットプレーで先制点を取ってからは、理想どおりにいかないながらも相手の攻撃を止める守備だけで終わらずカウンターで相手ゴールに向かっていくことを選手たちはやってくれていた。あの試合は私が監督になってからの試合で上位に入る良い試合だったと思います。今回のアウェイでのゲームはいろいろな事を想定しながら理想と現実を選手たちにはピッチ内で判断してもらって粘り強く戦ってほしいと思っています」

続く、オーストラリア戦に向けては「SBの使い方は似ているかなと思っている」とサウジアラビアとの共通点を挙げながら戦いを展望した。

「オーストラリアはサイドと中央の選手が攻撃ではローテーションしてボール保持率を高めてくると思うが、ホームなので自分たちでゲームをコントロールして進められるような保持率は目指したい。ただ、ロシアワールドカップ最終予選では2回戦い、どちらの試合もオーストラリアがボールを持つ時間を長くしながら、日本は良い守備から良い攻撃の意識で相手のミスを突いて得点し勝利したと覚えています。今回も主導権を握り戦いたいが、そうならなかった場合は前回の経験を活かし良い結果を出したいですね。良いデータを活かしながら戦い抜きたいと私自身は思っています」

この2試合でライバルから勝点3ずつを奪うことができれば、一気に、最終予選の戦いで優位に立てることは間違いない。これまでの積み上げと経験、そして9月の反省を生かし、2連勝を目指したい。

W杯アジア最終予選|試合日程・配信/放送予定

W杯アジア最終予選では、日本代表のホームは地上波(テレビ朝日)とDAZNが同時に中継・配信を行うが、アウェイではDAZNが独占配信する。

 開催日試合配信・放送予定
MD32021年10月8日(金)2:00サウジアラビア vs 日本 DAZN
MD42021年10月12日(火)19:14日本 vs オーストラリアDAZN  テレビ朝日
MD52021年11月11日(木)ベトナム vs 日本 DAZN
MD62021年11月16日(火)オマーン vs 日本 DAZN
MD72022年1月27日(木)日本 vs 中国DAZN  テレビ朝日
MD82022年2月1日(火)日本 vs サウジアラビアDAZN  テレビ朝日
MD92022年3月24日(木)オーストラリア vs 日本 DAZN
MD102022年3月29日(火)日本 vs ベトナムDAZN  テレビ朝日

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