21日のラ・リーガ第25節、バルセロナはアウェーでのラス・パルマス戦に臨む。前日会見に出席したハンジ・フリック監督は、現在17位と残留争いに巻き込まれているラス・パルマスがもっと上の順位に位置すべき良質なチームであることを強調した。
「思うに、彼らは順位表の位置よりも良質なチームだ。結果だけを言えばうまくっていないが、しかし多くの負傷者も抱えてしまっている……。とにかく、私たちはバルセロナが良いチームであることを示すしかない」
「（浸潤性小葉がんを最初したMF）キリアン・ロドリゲスについては、本当に厳しい時期を過ごしている。彼とその家族の最善を祈りたい」
フリック監督はその一方で、スペインフットボールの審判問題についても言及。レアル・マドリードの批判展開、制度の改革要求をきっかけにした騒動は収束の気配がないが、ムヌエラ・モンテーロ審判に対して大量の脅迫メッセージが届くなどの出来事は容認できないとしている。
「今起きていること、彼の家族の身に起こっていることは信じられない……。彼らのことを守る必要がある。これは私たちの責任でもあるんだ」
「私たちは審判と言い争うことにエネルギーを費やしてはいけない。私たちにはVARがあり、VARを信頼するべきだ」
「審判に対する配慮が必要だ。彼らは人間であり、ミスを犯すのは普通のことなんだよ。監督も誰もが間違いを犯す。彼らのことを守らなくてはならない」
「私たちはいつも言い訳を探しており、負けたら審判に責任を押し付けているように思える。だが、そんなことではいけないんだ。審判でも誰でも間違える権利がある。私たちは、彼らなしではプレーすることができない。だからこそ守っていかなくてはいけないんだよ」
モンテーロ審判に暴言を吐いたとして、2試合の出場停止処分を科されたMFジュード・ベリンガムについての問いには、次のように返答した。
「何も言うべきことはない。先の会見でも、彼が素晴らしい選手、プレーするポジションの選手で最高の一人だと言ったはずだ。彼は私の選手ではない。私は私の選手たちが自分が期待する通りのプレーを見せてくれれば、それでいい」
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