バルセロナ、対立深まるテア・シュテーゲンのキャプテン剥奪へ…クラブ内のパイプ役として不適切と判断｜ラ・リーガ

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バルセロナは、GKマルク＝アンドレ・テア・シュテーゲンを第一キャプテンの座から降ろすことを決定したようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。

同紙曰く、テア・シュテーゲンのキャプテン剥奪はクラブ首脳陣、ハンジ・フリック監督率いるコーチングスタッフの同意でもって決定された模様。フリック監督、デコSD(スポーツダイレクター)、ジョアン・ラポルタ会長は、テア・シュテーゲンが選手たちを代表してコーチングスタッフ、クラブと首脳陣の橋渡し役となるべきところを、問題ある振る舞いを見せるなどして、その役割を務められていないと判断したという。

このバルセロナの動きは、ここ最近のテア・シュテーゲンとの関係性も影響していそうだ。バルセロナはエスパニョールからGKジョアン・ガルシアを獲得し、さらにGKヴォイチェス・シュチェスニーとの契約を延長したが、人件費削減のためにも以前からその振る舞いを問題視していたというテア・シュテーゲンを放出する考えとみられる。

対してテア・シュテーゲンは、先に腰部の手術に踏み切ることを独断で発表。 バルセロナは一緒に発表することを求めていたというが、ドイツ代表は先んじてSNSでその旨を伝えて、なおかつ離脱期間が3カ月になると明示している。テア・シュテーゲンはこの手術により、今夏の移籍の可能性がほぼ消滅することに。加えて、3カ月の離脱であればラ・リーガが長期離脱と認める4カ月に届かず、バルセロナは昨夏に長期離脱を強いられたDFアンドレアス・クリステンセンのように、テア・シュテーゲンを人件費の対象から除外できない。

ラ・リーガのサラリーキャップ超過によって、新加入選手（ジョアン・ガルシア、FWマーカス・ラッシュフォード）の登録が現状できていないバルセロナだが、テア・シュテーゲンの離脱期間が3カ月ならば同選手の人件費を浮かせて余裕をつくることは実質的に不可能となる。

バルセロナはその3カ月の戦線離脱も理由にして、テア・シュテーゲンをキャプテンの座から降ろすことを決めたとみられている。なお次の第一キャプテンだが、第二キャプテン以降のDFロナルド・アラウホ、MFフレンキー・デ・ヨング、MFぺドリ、FWハフィーニャの中から選ばれることになり、ハンジ・フリック監督が直接的に選任するか、またはチーム内の投票によって決められる見込み。また、バルセロナのトップチームは第五キャプテンまで選出しているが、そのキャプテングループに新たに加わる候補としてはDFイニゴ・マルティネス、FWロベルト・レヴァンドフスキ、FWフェラン・トーレス、さらにはFWラミン・ヤマルが挙げられているようだ。

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