30日のラ・リーガ第3節、レアル・マドリードは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでにマジョルカを迎える。前日会見に出席したシャビ・アロンソ監督は、インターナショナルウィーク前最後の試合で勝利をつかむ意欲を語っている。
「明日が、ひとまとまりとなっていた3試合最後の一戦だ。私たちはその3試合を準備期間最後のフェーズと捉えて成長を続けてきた。前節オビエド戦(○3-0)で、プレー的にも一歩を踏み出すことができたが、次はホームでもう一歩を踏みたいと思っている」
「サポーターにこのチームのことを気に入ってもらえたらうれしい。中断機会を前に良い感覚を残せたらいいね」
オビエド戦では、最低でも2人がFWキリアン・エンバペ、FWヴィニシウス・ジュニオールに対して人種差別のチャントを浴びせている。その件について問われたシャビ・アロンソ監督は、次のように返答した。
「自分たちがどこに向かおうとも、競争に臨む雰囲気が保たれ、様々な状況に適応できたらいいと思う」
「いくつかのスタジアムでは、嘆かわしい出来事が起こることを常としている。人種差別が行われたならば、然るべき機関が介入する必要がある。いずれにしても、私たちはピッチ上のことだけに集中しなければならない。それこそが最も大切だ」
シャビ・アロンソ監督はその一方で、秒読み段階となっていたマルセイユ加入が、最終的に破談となったMFダニ・セバージョスについても言及している。
「セバージョスと話をした。何も変化はない。彼はチームの一員だ。私はここにいてくれることを喜ばしく思っている」
「何が起こったか詳細は知らないが、しかしこれが最終的な決定のようだ。彼はこれまでと同じ役割を務め続けることになる。彼に対する私の見方が変わることはないよ」
オビエド戦で左ウィングとして先発したFWロドリゴは、やはり同ポジションでプレーすることが最適解なのだろうか。報道では、選手本人がシャビ・アロンソ監督に対して、ヴィニシウスと左サイドのポジションを争うことを直訴したという。
「彼はいくつものポジションで最高のプレーを見せてきた。9番、さらには10番としてもね。確かに、左サイドは彼にとって素晴らしいポジションだ。連係を取り、1対1で仕掛けて、チームのプレーを継続させることができる。ここまではあまり出場できていなかったが、チームのダイナミズムに乗れたという感覚は重要だったはずだ」
「次の試合でヴィニシウス、ロドリゴのどちらが左サイドでプレーするか? 自分がこれからすることをばらしてしまうのは、あまり賢明ではないと思う(笑)。明日、どうなるか見てみようかじゃないか」
ヴィニシウスの“スタメン落ち”は、チーム内でも衝撃であったのかを質問されると、こう返した。
「チームにとって何より重要なのは、全員に貢献する気持ちがあることにほかならない。ピッチの中にいても外にいても、ね。全員が本気でそう思っていることが大切なんだ。このチームでは、皆がそのように振る舞っているよ」
● レアル・マドリード、残留決意ロドリゴが監督に左サイドでのプレーを要望。ヴィニシウスとポジション争いへ…西紙報道 | ラ・リーガ
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