サウジアラビアリーグから破格契約を提示されているというレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールだが、スペイン『マルカ』によれば発端は選手側からの逆オファーだったようだ。
『マルカ』と『ラディオ・マルカ』は先に、ヴィニシウス側とサウジアラビアが1年半前から話し合いの場を持っていたことを報道。まずビデオカンファレンス、次にチェコのプラハで接触したと伝えていた。プラハでは代理人たちが当時のサウジプロリーグ会長で、現副会長のサアド・アル・ラズィーズ氏と面会し、5年契約で総額10億ユーロ(約1600億円)、年俸で2億ユーロ(約320億円)のオファーを提示したとされている。
そして『マルカ』はその続報として、サウジとヴィニシウスの関係において最初にアプローチを仕掛けたのがヴィニシウス側であることを報道。同選手の代理人であるフレッド・ペナ氏とチアゴ・フレイタス氏が、「ラズィーズと話し合いの場を持つまでコンタクトを取り続けた」と記している。両代理人はそのようにして得た話し合いの場で、今後も連絡を取り続ける意思を示したという。
なおフレッド・ペナ氏は、ヴィニシウスのエージェントを務めるロック・ネーション・ブラジルのゼネラルディレクターで同選手に近しい人物。またチアゴ・フレイタス氏は同エージェントの取引責任者だ。ロック・ネーション・ブラジルはブラジルの100人以上の選手を取り扱う大手エージェントTMFの傘下で、2023年には米歌手ビヨンセの夫でラッパー、音楽プロデューサーのジェイ・Z が保有するロック・ネーション・スポーツ・インターナショナルに買収されている。『マルカ』は「(このエージェント関係の)一連の動きが、ヴィニシウスがフットボールの枠を越えて、人種差別との闘争における世界レベルのリーダーになる鍵を握ったと解釈できる」との見解を示した。
ヴィニシウス側からサウジアラビアにアプローチを仕掛けたのが事実だとして、その目的が同国で破格契約を結ぶことなのか、それともレアル・マドリードと契約延長交渉でより良い条件を引き出すことなのかは不明。ただ『マルカ』によれば、レアル・マドリードはヴィニシウス周りの喧騒に「困惑している」「理解ができていない」様子ながらも、もし選手側が契約延長交渉に関する駆け引きを仕掛けているとしたら、それには一切応じることなく「自分たちの基準だけで」交渉を進めていく方針のようだ。
フロレンティーノ・ペレス会長率いる同クラブは、過去にもFWクリスティアーノ・ロナウドから似たような駆け引きをされ、躊躇することなく退団の扉を開いている。
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