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【冬が僕を強くする】仲三河優太「初ヒットに隠されたジャパンウィンタリーグでの変化」｜ジャパンウィンターリーグ
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11月22日（土）から沖縄県でジャパンウィンターリーグ2025（JWL）が開催される。同リーグにはNPB球団や日本の社会人野球チーム、台湾、中国などから若手選手が派遣され、貴重な実戦経験の場となる。
DAZNではJWL開催に先立ち、ショートドキュメンタリー「冬が僕を強くする」を配信。JWLから羽ばたいた選手の一人である西武・仲三河優太に話を聞いた。
高卒3年目での非情通告
高校野球の名門・大阪桐蔭高で腕を磨いた仲三河は、左の強打者として2020年ドラフト7位で西武に入団。2年目にはファームでチーム3位の9本塁打を放つなど、持ち前の長打力でアピールしていた。
しかし迎えた3年目も一軍デビューは果たせず。ファームの後半戦やみやざきフェニックス・リーグでは好成績を残したが、オフに待っていたのは非情な戦力外通告だった。
「高卒3年目だったのでもう1年あるかなとは内心思っていたんですけど、自分が思っている1年も早く電話がかかってきちゃったので」と、仲三河自身にとっても想定外のことだった。
育成選手として迎えた4年目も、ファームでわずか19試合出場、打率.156と不本意な成績に終わった。実戦に飢えていた仲三河に、「沖縄、どうだ？」とチャンスが訪れた。
冬の沖縄でフォーム変更に取り組み、プロ初ヒットへ
仲三河が参加したのが、11月下旬から沖縄県で約1ヵ月行われるJWLだった。多様なバックグラウンドを持つ選手たちとともにプレーする日々を過ごしながら、仲三河は打撃フォームの変更に取り組んだ。
「バッティングフォームを変えたくて、なかなかシーズンでは試す機会もなかったので、そこでいろいろ試せたのがよかったなと思います」と言う通り、それまではバットのヘッドを投手側に傾けていたのを、捕手側に下げる構えに変更した。
シンプルな構えにしたことで余計な動きがなくなり、打撃のパフォーマンスが向上。打率.341、7打点の活躍を見せた。
迎えた5年目の今シーズン、ファームで1試合3本塁打の活躍など好成績を残し、7月に2年ぶりの支配下選手へと返り咲く。契約から8時間後に迎えたプロ初打席、「とにかく前飛べ！」と思いながらバットを振り抜くと、打球はライト線へのタイムリーとなった。
戦力外を経験し、育成から這い上がって一軍の舞台でプロ初ヒットを記録。仲三河を大きく成長させたのが、冬の沖縄での経験だった。
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