アトレティコ・デ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督は、やはり公の場では三男FWジュリアーノ・シメオネにできるだけ触れたくないようだ。
4日のコパ・デル・レイ準々決勝、ホームでのヘタフェ戦で5-0の大勝を収めたアトレティコ。この試合では再びジュリアーノが大車輪の活躍を見せた。今季ラ・リーガの最たるブレイク選手は、キックオフから8分後にキャリア初となるヘディングシュートで先制点を決め、また17分には速攻から2点目を記録。ゴールのほか、いつも通り圧倒的スピードで右サイドを切り裂き続けた同選手は、後半途中に交代した際に観客から大喝采を受けている。
ジュリアーノと言えば、父親であるシメオネ監督のそっけない態度も話題だ。アルゼンチン人指揮官は“依怙贔屓”であると思われないようにするためか、公の場ではジュリアーノについて冷たい態度を取り続けているとされる。
今回のヘタフェ戦の試合後会見でも、そうした様子は見受けられた。スペインのラジオ局『カデナ・コペ』のアトレティコ番記者が、あえてジュリアーノの名前を出さずに「下部組織出身の選手がこういったレベルのプレーを見せるのはうれしいでしょう? 監督としても父親としても……」と質問すると、ジュリアーノには一切触れずに返答したのだった。
「下部組織の選手たちが良いプレーを見せてくれると、ファンや私たちは期待を抱くことができる。これまでにはサウール、トーマス、コケがそうだったし、今はリケルメがそれに当てはまる。かつてはルーカス・エルナンデスもそうで……とにかく、そういった選手は沢山いたわけだ。今で言えばパブロ・バリオスもそうだね」
「彼らは現在下部組織でプレーする選手たちに対して、実際的な可能性を見せているんだ。彼らだって競い合うことができるんだとね」
続けて、スペインのテレビ局『ラ・セクスタ』のアトレティコ番記者がジュリアーノについて質問。なぜ三男がゴールを決めたときに喜ばないのかを問われて、こう返している。
「いや、それには同意できないね。今日の1ゴール目は叫んでいた。2ゴール目はそこまでではなかったが、それはまだ勝負を決めてないからだった。そして3点目は、より情熱的に祝ったよ。」
「叫ぶか叫ばないかについて(ジュリアーノは)関係ない。まだ試合が決まっていないと感じているときもあるし、情熱的に祝うかはゴールの重要性に依存していることだ」
ただ、この会見のシメオネ監督は、ジュリアーノの活躍に関係あるのかは分からないが、上機嫌ではあった。このヘタフェ戦の大勝で、週末のレアル・マドリードとのダービーに「どのように到着できるのか?」を問われたアルゼンチン人指揮官は、まさかの“親父ギャグ’を飛ばしたのだった。
「いつも通りさ。バスで着くよ。クックックッ(笑)」
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