レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールは、同クラブでプレーし続ける考えのようだ。
ヴィニシウスは昨夏に引き続き、サウジアラビアリーグが獲得を狙っているとされる。サウジがオファーすると報じられる金額は、まさに天文学的だ。レアル・マドリードに提示する移籍金額は3億ユーロ(約480億円)で、ヴィニシウスには年俸2億ユーロ(約320億円)の5年契約を用意しているという。しかも、年俸の約半分を所得税として引かれるスペインと違って、サウジでは税金を支払う必要がなく、ブラジル代表FWは手取りでその巨額を受け取ることが可能。同選手の現在の推定年俸は2000万ユーロ(約32億円)、手取りでは1000万ユーロで、サウジでは年間で20倍の額を受け取れることになる。
だが、ヴィニシウスはその破格のオファーにも動じず、レアル・マドリードでプレーし続ける揺るがぬ意思があるのかもしれない。
レアル・マドリードの背番号7は、同クラブでの通算得点数を100ゴールの大台に乗せたことを記念して、『レアル・マドリードTV』とのインタビューに応じた。クラブの公式戦専門チャンネルで、今後もスペイン首都でプレーし続ける意欲を公言している。
「ここで歴史をつくることは、自分にとっても自分の家族にとっても本当に重要なことなんだ。このまま何年も、ここでプレーし続けられることを願っている」
「(100ゴール記録は)言葉で表現するのが難しい。たった20選手しか達成したことがない得点数だし、その中には自分のアイドルである(元ブラジル代表FW)ロナウドもいる。彼はいつも、どうやって得点力を上げるか、どうやってシュートを打つべきかを教えてくれるんだ」
ヴィニシウスはまた、彼のもう一人のアイドル、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにも言及。自身が291試合で101得点を記録したのに対して、C・ロナウドは438試合で451得点を記録している。
「クリスティアーノもこのクラブで歴史をつくり上げた選手の一人だ。一時代を築いた彼に、僕も続いていけたらと思う。クリスティアーノは451得点と出場した試合以上のゴール数を決めた。僕はそのほとんどを見届けていたよ」
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