6人抜きの離れ業を見せたバルセロナFWラミン・ヤマルを、FWリオネル・メッシと比較する動きに拍車がかかっている。
2月2日のラ・リーガ第22節、ホームでのアラベス戦(1-0)で17歳FWは改めて怪物ぶりを発揮。自陣からボールを持ち出すと、深い切り返しとフェイントでもってタックルを仕掛けてくるアラベスの選手を1人、2人、3人、4人……と合計6人かわして相手陣地を突き進み、FWハフィーニャにチャンスを供給した。スペインメディアが「このプレーを見るだけでもチケット代を払う価値がある」と大絶賛するなど、そのプレーは世界中に衝撃を与えている。
ヤマルはプレースタイル的にはFWネイマールに近いかもしれないが、世論的には同じくバルセロナの下部組織出身で、史上最高レベルの足跡を残すメッシと比較する向きが強い。
メッシとヤマルのバルセロナのトップチームデビューからの成績を比べてみよう。メッシは2004年10月に17歳3カ月24日でデビュー。正式にトップチームの一員となった2005-06シーズンには25試合(スタメン17試合)に出場して8ゴール5アシストを記録。2006-07シーズンは14試合出場(スタメン12試合)で4ゴール1アシストという数字を残している。
対してヤマルは2023年4月に15歳9カ月1日でデビューを果たし、トップチームの一員となった2023-24シーズンは50試合(スタメン30試合)7ゴール9アシストという成績を残した。そして今季は24試合(スタメン22試合)に出場して8ゴール12アシストを記録している。ヤマルの方が早熟で出場試合数が多く、ゴール&アシストも多い。いずれにしろ両選手とも、若手にしては傑出した成績を残しているのは確かだ。
では、バルセロナ関係者はヤマルとメッシの比較についてどのような見解を示しているのだろうか。1973年から1989年までバルセロナに在籍して数々のタイトルを獲得した元スペイン代表DFミゲリ氏は、慎重な姿勢を示した。スペイン『マルカ』とインタビューに応じた同氏は、負傷からキャリアが停滞し始めたFWアンス・ファティを例に挙げつつ、メッシとの容易な比較に警鐘を鳴らしている。
「ラミンは大好きな選手だが、比較は時期尚早だよ。アンス・ファティの身に起こったことを考えてみてくれ。ラミンの幸運を祈るが、しかし私たちは時に、あまりに急ぎ過ぎているよ」
またバルセロナの下部組織出身選手で、指導者としてサガン鳥栖を率いたこともあるルイス・カレーラス氏は、メッシような選手が繰り返し出現することを否定。ヤマルがメッシに近づくためには、継続性が必要と説いている。
「何よりも難しいのは継続性を持つことだ。その点で誰もメッシを超えることはできていないし、これから自分がそんな選手を拝めるとも思っていない。メッシは唯一無二だ。ヤマルは近づくことができるかもしれないがね」
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