2022年カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選では、日本時間9日から10日にかけて第7節が各地で開催。ここでは、日本時間9日に開催される試合の見どころを紹介する。
勝ち点16を積み重ねるベルギーの首位通過が濃厚となっているグループEでは、共に勝ち点7で2位を争うチェコとウェールズが直接対決を迎える。ウェールズのホームで行われた第3節では、両チーム退場者が出る展開の中、ダニエル・ジェイムズのゴールでウェールズが1-0で勝利した。
チェコの注目はウェストハムで充実期を過ごす長身MFトマーシュ・ソーチェクと、レヴァークーゼンで今季リーグ戦7試合6ゴールと好調のFWパトリック・シック。一方、敵地でカウンターを効果的に使いたいウェールズは、第1戦でもゴールを挙げたD・ジェイムズのスピードを活かしたい。
グループGでは、勝ち点13で首位のオランダが勝ち点5で5位のラトビアとのアウェー戦を迎える。オランダは先月に行われた直近の2試合、モンテネグロとトルコに対してホームでそれぞれ、4-0、6-1と大勝。ルイス・ファン・ハール新体制をうまくスタートさせた。
フィルジル・ファン・ダイクやマタイス・デ・リフト、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、フレンキー・デ・ヨングら主力が招集された中、やはり最注目はFWメンフィス・デパイ。ファン・ハール監督が信頼を置くアタッカーは、新天地バルセロナで今季リーグ戦3ゴールを記録。トルコ戦のハットトリックを含む直近の代表戦2試合で4ゴールを挙げており、3試合連続弾に期待がかかる。
グループHでは、勝ち点13で首位に立つクロアチアが、勝ち点4で最下位に沈むキプロスと対戦する。同じ勝ち点13で2位につけるロシアが、勝ち点9で3位につけるスロバキアとの直接対決を控える中、クロアチアにとってはアウェーとはいえ確実に勝ち点3を上乗せしたい。
引き続きマルセロ・ブロゾヴィッチ、マテオ・コヴァチッチ、イヴァン・ペリシッチら常連の主力が招集された中、先月の代表戦を負傷欠場した142キャップのレジェンド、ルカ・モドリッチも復帰。中2日でスロバキアとの大一番を控えており、クロアチアとしては早めに勝負を決めて、可能な限り余力を残したい。
勝ち点15で首位に立つドイツは、勝ち点10で3位に位置するルーマニアとのホーム戦を迎える。第3節で北マケドニアにまさかの敗戦を喫したドイツだが、9月のリヒテンシュタイン、アルメニア、アイスランド戦は、計12得点0失点で3連勝。ハンジ・フリック体制で最高のスタートを切った。
フリック監督は今回、古巣バイエルンからマヌエル・ノイアーやレオン・ゴレツカ、ヨシュア・キミッヒ、トーマス・ミュラーら8名を選出。それでも注目は、2日のサウサンプトン戦で今季リーグ初ゴールを挙げたチェルシーのティモ・ヴェルナーだ。フリック体制となった3試合すべてスタメン出場し、全試合でゴールを記録中。ルーマニア戦では4戦連発に期待がかかる。
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