日本時間7月20日、ジェシー・ロドリゲスとプメレレ・カフがスーパーフライ級の2本のベルトを懸けて対戦した。この試合は米国・テキサス州フリスコのザ・フォードセンターで行われ、試合の模様はDAZNから生中継された。
カフはコーナーでがっちりとガードを固め、ロドリゲスの巧みな動きに対抗しようとしていた。ロドリゲスの角度を利用した爆発力あるパンチを防ぐため、カウンター狙いの戦術に出たのだ。
しかし、落ち着いたロドリゲスは焦らずにカフを削り続け、第10ラウンドにはテンプルに鋭い右フックを浴びせた。この一撃でカフは足元がおぼつかなくなり、コーナーからタオルが投入された。ロドリゲスはこのTKO勝利により、WBCとWBOのスーパーフライ級世界王座を手にした。
この勝利によりロドリゲスはスーパーフライ級タイトルの半数を手中に収めた。11月22日(現地時刻)に開催されるボクシングイベント『Ring IV』ではWBAスーパーフライ級王者フェルナンド・ダニエル・マルティネスとの対戦が内定している。年内に3団体のベルトを独占する可能性があり、ロドリゲスの目指す4団体統一王者への道が開ける。
ロドリゲスは計画的にカフを崩してゆき、第8ラウンドから攻勢を本格化させた。第9ラウンドにはダブルアッパーカットを放ち、南アフリカ人ファイターの堅いガードを突破しようと試みた。カフはロドリゲスと互角に渡り合ったが、カウンターだけでは勝利には至らなかった。
そして第10ラウンド、ロドリゲスはついに右フックを決めると、レフェリーが試合を止める寸前まで強烈な攻撃を加速させた。試合は続行されたが、ロドリゲスの連打によってカフのトレーナーがタオルを投入し、ついに試合が止められた。"バム"はこれで22勝目、15回目のノックアウトを達成した。ロドリゲスはこの戦いを「これまでで最も厳しい試合」と振り返った。
| 日時 | タイトル | 対戦カード |
|---|---|---|
| 7月20日(日) 3:00 | ---- | ウシク vs デュボア |
| 7月20日(日) 9:00 | ---- | ロドリゲス vs カフ |
| 7月25日(金) 10:00 | ---- | フローレス vs チャベス |
| 7月27日(日) 3:00 | ---- | ガーナー vs ベロッティ |
| 7月27日(日) 9:00 | ---- | シールズ vs ダニエルズ |
(C)DMM.com
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