11月13日(木)からオーストラリアでオーストラリアンベースボールリーグ(ABL)が開催される。同リーグにはNPBの各球団から派遣された若手選手たちが現地のチームに加入し、試合に臨む。
DAZNではABL開催に先立ち、ショートドキュメンタリー「冬が僕を強くする」を配信。ABLに挑む巨人のルーキーコンビ、石塚裕惺と荒巻悠に話を聞いた。
ドラフト1位ルーキーの石塚裕惺は、花咲徳栄高で通算26本塁打をマーク。世代No.1ショートとしてプロの世界に飛び込んだ。一方の荒巻は、上武大からドラフト3位で入団。豪快なフルスイングが魅力の大砲候補だ。
高卒と大卒の違いはあるが、ともに今シーズン、プロでの第一歩を踏み出した2人が、ABLでの武者修行に臨む。巨人が2人の内野手を送り込むのは、球団として14年ぶりのこと。
2人に今シーズンの自己評価を聞くと、荒巻は「65点」と採点。「大学を出て1年間野球をし続けるという環境に初めてきて、そこを経験できた。有意義なシーズンだった」と振り返る。
「じゃあちょっと上で70点」という石塚は、「最後の方に一軍も経験できて、ヒットを打つという目標も果たせた」と充実感を滲ませた。
荒巻は今シーズン、ルーキーながら31試合に出場して打率.296、1本塁打をマーク。ABLに向けては「外国人投手のきれいじゃない真っすぐへの対応」と課題を挙げた。
一方の石塚は、3月に左手首を骨折、7月にも左手首を痛めるなど、ケガに苦しんだ1年目だった。2度目のケガをしたときには心が折れそうになったが、風呂場でたまたま一緒になったという阿部慎之助監督から「一軍に呼ぶから、呼ばれたときにビビらずにできる準備を」と言われたという。
そこで「スイッチが入った」石塚はファームで55試合に出場して打率.327、3本塁打、25打点をマーク。OPS.891は坂本勇人や岡本和真の1年目と比べても突出したものだった。9月には一軍昇格、初安打も記録するに至った。
石塚も荒巻同様、「全てのピッチャーが初見で、色々な人のボールを見られることは自分にとってプラスになる」と、オーストラリアでの課題を挙げた。
来シーズンには坂本勇人が37歳になり、岡本和真はメジャーに移籍する可能性が高い。レギュラー争いは激化し、石塚、荒巻もそこに割って入る構えだ。そのためにもこのオフが大事になる。
2人の若武者のオーストラリアでの挑戦に注目したい。
● 【ウインターリーグ】石塚裕惺(巨人)、麦谷祐介(オリックス)、坂本拓己(ヤクルト)ら冬の注目選手たち |プロ野球
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