10月6日(月)から宮崎県内で「第22回みやざきフェニックス・リーグ」が開催される。同リーグは主に若手の鍛錬の場として活用され、現在のトッププレーヤーたちも過去にこの場で実績を残している。そのひとりが、令和の三冠王・村上宗隆(ヤクルト)だ。
2017年ドラフト1位指名でヤクルトに入団した村上は、まず二軍で頭角を現した。98試合の出場で打率.288、17本塁打、70打点と圧倒的な成績を残した。シーズン終盤の9月16日に一軍へ昇格すると、同日の試合で一軍デビューを果たす。その試合でプロ初打席初本塁打を放つ離れ業を見せた。しかし、その後は一軍でヒットを打つことができず、プロの壁に跳ね返された。
この年、ヤクルトは2位でクライマックスシリーズ(CS)に出場したが、村上は出場選手登録されることなく、みやざきフェニックス・リーグに参加した。一軍がCSで戦っている中、戦力となれずに宮崎でフェニックス・リーグに参加していたことは、悔しかったかもしれない。
しかし村上は挫けることなく、10月10日の阪神戦で3打席連続ホームランを放つなど大ブレイク。トータル10本塁打を放ち、本塁打王に輝いた。この10本塁打は、2009年に中田翔(当時日本ハム)が記録した6本塁打を抜く、同リーグ歴代トップの数字であり、現在まで破られていない。
フェニックス・リーグで長打力をいかんなく発揮した村上は、アジアウインターリーグ(台湾)にも参加。オフシーズンも徹底的に実戦を積むと、2019年にはレギュラーを奪い全143試合に出場。19歳ながら36本塁打を放ち、イースタン・リーグやフェニックス・リーグでの活躍がフロックではなかったことを証明した。
その後も村上の勢いは衰えない。チームの4番として君臨し、2022年には三冠王を獲得。2023年にはWBC日本代表・侍ジャパンの一員として、大谷翔平(当時エンゼルス)らとともに世界一に輝いた。今シーズンは故障で離脱する期間が長かったにもかかわらず、圧倒的なペースで本塁打を量産している。
今や押しも押されもせぬスラッガーとなった村上だが、高卒1年目の10月にはフェニックス・リーグで汗を流していた。今年、DAZNで38試合が配信されるフェニックス・リーグでも、未来のスター候補が見られるかもしれない。
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