バルセロナがエスパニョールGKジョアン・ガルシア(24)の獲得を確実としたようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
今季ラ・リーガで衝撃的な活躍を披露したGKの一人、ジョアン・ガルシア。アーセナル、ニューカッスル、アストン・ヴィラ、ナポリ、インテル、レヴァークーゼンといったクラブからの興味も報じられた同選手は、たとえエスパニョールの宿敵でもバルセロナに移籍することを希望し、家族と話し合ってから最終的な決断を下す考えとされていた。
そして『マルカ』曰く、その話し合いも済んで、バルセロナ移籍が完全合意に達したようだ。エスパニョールにはどんな交渉にも応じる考えがないため、バルセロナは来週中にも同クラブとジョアン・ガルシアの契約解除金2500万ユーロをラ・リーガに預けることになるようだ。
またバルセロナは依然としてサラリーキャップの問題を抱えているが、デコSD(スポーツダイレクター)はDFクレマン・ラングレとの契約解消(アトレティコ・デ・マドリードに完全移籍へ)、FWアンス・ファティのモナコへのレンタル移籍、さらにはGKイニャキ・ペーニャ、MFパブロ・トーレらの放出で、新加入選手たちを登録をする余裕をつくるという。
そしてジョアン・ガルシアが加入するとして、問題となりそうなのがGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(33)との共存問題だ。バルセロナの今回の動きは、明らかに世代交代を目指すものであり、先に残留希望を明言したT・シュテーゲンも考えを改める可能性がある。
ラ・リーガは夏の移籍市場が閉鎖する前に開幕するが、そこでハンジ・フリック監督がジョアン・ガルシアを正GKとして起用する場合、T・シュテーゲンが退団に傾く可能性があると『マルカ』は報道。夏でなくとも、より状況がはっきりしているであろう、冬の市場でそうなる可能性も示唆されている。
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