称賛集まる浦和レッズの応援スタイルは、現地で取材をする各国の記者たちにどう受け止められているのか。開催地アメリカで取材を行う記者によるコラムをお届けする。
文=木本新也(スポーツニッポン)
FIFAクラブワールドカップ2025で、浦和レッズのサポーターが注目を浴びている。第1戦のリーベル・プレート戦に約1800人、第2戦のインテル戦には約2500人がスタジアムに駆けつけ、ホームさながらの雰囲気を作り上げた。
チャント、ビジュアルサポートなど規律の取れた途切れない応援のスタイルは海外メディアから高い評価を受け、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長も「浦和のファンが日本から米国まで来て、愛するクラブに素晴らしい情熱、カラー、声援を届けている」と称賛した。
SNSや海外の報道では賛辞ばかりがクローズアップされるが、現場の海外メディアの反応は少し異なる。浦和レッズが1-3で敗れたリーベル・プレート戦後に、アルゼンチン人記者から「浦和のサポーターは負けたのに、なぜ飛び跳ねて歌っているんだ? いつもこうなのか?」と質問された。完敗にもかかわらず、最後まで秩序を守る赤いサポーターが不思議でならない様子。「これが日本の応援スタイルなんだ」と返すと、苦笑いされた。
試合中は記者席からスマホで浦和レッズサポーターの応援を熱心に動画に収める外国人記者も目立つ。その姿からはまとまりのある応援スタイルに感心していると同時に、少なからず好奇の目も感じられる。誤解を恐れずに言えば「侍」「お辞儀」のような日本独特の文化と同列の扱いを受けているような印象を受ける。
浦和レッズのサポーターが世界に誇れる存在であることに疑いの余地はない。FIFAクラブワールドカップを通して世界に発信されたことで、今後、欧州や南米などの本場で浦和レッズの応援スタイルを模倣する“逆輸入”のような動きが出るかもしれない。それぐらいのインパクトを残している。
一方で、リーベル・プレートのサポーターが浦和レッズ戦の前日にチーム宿舎の前に集結して応援歌を熱唱する光景や、試合当日にスタジアムまでの道のりを集団で大合唱しながら歩く姿は圧巻で、Jクラブのサポーターにはない迫力があることも事実だ。
ピッチ上と同様にゴール裏にも国ごと、チームごとのカラーがあるからサッカーは面白い。
欧州のスタジアムで起きる地響きのような歓声やため息からは伝統やすごみが感じられるし、中国のスタジアムでおなじみの「加油(ジャーヨー=頑張れ)」の掛け声や、2010年の南アフリカ・ワールドカップで話題を集めた民族楽器ブブゼラなどには、その土地独特の雰囲気がある。ファンが応援を楽しみ、それが選手の力になれば、スタイルに良し悪しはない。
浦和レッズは2試合を終えて、すでに決勝トーナメント進出の可能性が断たれたが、25日(日本時間26日)にはグループステージ最終戦のモンテレイ戦を控える。日本勢のFIFAクラブW杯出場は10回目。今大会から出場チームが32に拡大して大会方式が大幅にリニューアルされたとはいえ、過去に全敗で終えたJクラブはない。
勝てば200万ドル(約2億9100万円)、引き分けでも100万ドル(約1億4500万円)のボーナスが入る戦い。舞台は1994年アメリカW杯の決勝が行われたカリフォルニア州パサデナのローズボウル・スタジアム。イタリア代表のロベルト・バッジョがPK戦の5人目で失敗してブラジル代表に敗れ、サッカー史に残る名場面を生んだ会場だ。浦和レッズは円安の中で高額な旅費を使って現地に駆けつけるサポーターのためにも白星を届けたい。
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