クロース、遅刻厳禁のフリックについて「レアル・マドリードでは笑い話だ。選手も監督も…誰が遅れているのかすら分からなかった」

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元ドイツ代表MFトニ・クロース氏が、バルセロナのハンジ・フリック監督の厳格ぶりと古巣レアル・マドリードの習慣を比較している。

フリック監督は遅刻した選手をスタメンから外すなど、非常に厳格な規律を敷くことで知られている。今季のバルセロナでもDFジュール・クンデやGKイニャキ・ペーニャが、練習やミーティングで何分か遅れたことでベンチに座らせた。

クロース氏はドイツ代表で、そんな同指揮官と一緒になったが、その考え方はレアル・マドリードのものと180度異なっているという。自身と弟のポッドキャスト番組『Einfach mal Luppen』で、次のようなことを語っている。

「ハンジ・フリックのチームでは、ミーティングに遅れればスタメンの11人から外されるんだ。そこにあるのは哲学の違いだ。レアル・マドリードならば笑い話にしかならないよ」

「レアル・マドリードでは、誰が遅れているかなんて分からない。それが選手か監督かすらね。メンタリティーが違うのさ。レアル・マドリードならば、ミーティングに遅れたからといってプレーさせないなんてことにはならないよ」

「単純に二つは違うってだけで、どちらも良いことだと思うよ。フリックは典型的なドイツ人ってことさ」

二つの哲学の違いは、規律のある戦術的プレーを見せるフリック監督およびバルセロナと、最終的には個人の力を重視するレアル・マドリードの違い、とも言えるかもしれない。レアル・マドリードはシャビ・アロンソ監督就任で、変化する可能性もありそうだが。

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