レアル・マドリードがコモに所属するアルゼンチン代表MFニコ・パス(20)を買い戻そうとしているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
アルゼンチンとスペインの二重国籍を有するMFニコ・パスは、2022年に地元クラブのテネリフェの下部組織からレアル・マドリードのBチームに加入。そして2024年、移籍金600万ユーロでセリエAのコモに加わった。コモではセスク・ファブレガス監督のもとで、セリエA35試合に出場して6ゴール9アシストを記録するなど、大きな存在感を発揮している。
『マルカ』曰く、先にMFルカ・モドリッチとの契約を延長しないことを発表したレアル・マドリードは、その後釜としてニコ・パスの再獲得に「大きく近づいている」模様。スペインの首都クラブは今夏、800万ユーロを支払うことでコモから同選手を買い戻すことができ、6月半ばから開催されるクラブ・ワールドカップに連れていくためにも、その権利を行使する間近とのことだ。
ただし移籍成立のためには、今後、詰めていかなくてはならないこともあるようだ。とりわけニコ・パス本人は、レアル・マドリード復帰を夢見ながらも、シャビ・アロンソ新監督率いるチームで継続的に出場機会を手にできるかどうかを危惧している様子という。
レアル・マドリードが実際的にニコ・パスを買い戻した場合、現時点ではDFディーン・ハイセンに次ぐ2人目の補強選手になる。同クラブはそのほか、リヴァプールとの契約が切れるDFトレント・アレクサンダー=アーノルド、ベンフィカDFアルバロ・カレラスをクラブ・ワールドカップ開幕前に獲得する考えとされる。
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