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優勝候補同士が激突した一戦は、ディフェンディングチャンピオンに軍配が上がった。番組内では解説の林陵平氏が、イングランドを2-1で下しベスト4入りを決めたフランスの強さを分析している。
林氏はキリアン・エンバペの突破力や得点力がフランスの武器であるとし、エンバペが攻撃で力を発揮できる要因を解説。「エンバペは守備をサボる」が、中盤がその穴埋めを行っていると指摘する。
フランスは守備の際に4-1-4-1で守っているが、エンバペは攻め残りするため左サイドにスペースが空きやすい。そこを埋めているのがアントワーヌ・グリーズマン、アドリアン・ラビオ、オーレアン・チュアメニだ。この中盤3人がポジション調整をしつつスペースをカバーすることで、守備の安定をもたらしている。彼らがバランスを取ることで、エンバペが攻撃に集中できる状況を作っているのだ。
ベン・メイブリー氏も「グリーズマンはすごい」と称賛。2016年のUEFA欧州選手権（UEFA EURO 2016）ではフランスのエースだったが、現在は「エンバペを活かすため、チームのために攻守で貢献している」と舌を巻く。林氏も「今大会のフランスで一番重要な選手はグリーズマン。彼が攻守において効いているので、全体の歯車が回っている」とキーマンに挙げた。