【冬が僕を強くする】若き日の栗原陵矢が初めて外野を経験「可能性を広げられる場所だった」｜みやざきフェニックス・リーグ

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10月6日（月）から宮崎県内で「第22回みやざきフェニックス・リーグ」が開催される。同リーグは主に若手の鍛錬の場として活用され、現在のトッププレーヤーたちも過去にこの場で実績を残している。

DAZNではフェニックス・リーグ開催に先立ち、ショートドキュメンタリー「冬が僕を強くする」を配信。フェニックス・リーグを経てプロ野球の世界で活躍する選手たちに話を聞いた。第5回はソフトバンク・栗原陵矢。

▶ ショートドキュメンタリー「冬が僕を強くする」を視聴する

チャンスを広げるため外野へのコンバートを決断

春江工時代に高校日本代表の正捕手、そして主将としても活躍した栗原は、期待の正捕手候補として入団した。しかし、一軍どころか二軍の壁も厚く、1年目の主戦場は三軍だった。二軍での出場もあったが、わずか5試合のみ。「今の自分のままだと厳しい」と感じていたという。

一軍での初出場は3年目。待望の初スタメンは4年目の10月だったが、1試合のみ。この現実に対し、「キャッチャーで勝負できれば一番良かったが（ライバルたちに）勝てない。このままいっても出られない」と感じた栗原は、チャンスを広げるため外野へのコンバートを決断した。

そんな栗原にとってフェニックス・リーグが、経験のない外野に慣れるための重要な場だった。

可能性を広げられる場所

フェニックス・リーグ中は、シーズン中にはない試合後のランニングなど、普段とは違う練習が多かったこともあり、試合の記憶はほとんどなく、「（きつかった）練習の記憶のほうがある」と明かした。

また、試したことのないバッティングフォームや守ったことのない守備位置を経験するなど、いろいろ試せる実戦の場だったと言い、「野球をやっていくうえでの可能性を広げられる場所だった」と振り返った。

そんなフェニックス・リーグを栗原は、「自分がやりたいことや足りないものをレベルアップするための時間には必要なもの」とも語る。今年も、この舞台で自分の可能性と向き合い、未来を切り拓く若手たちの姿が見られるはずだ。

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