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【交流戦特集】佐々木朗希との対戦は「歴史に残る名勝負になる」。専門家が見た巨人・岡本和真の成長|プロ野球

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20220520_NPB_Giants_OKAMOTO 球団提供


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日本生命セ・パ交流戦2022が5月24日に開幕する。新型コロナウイルスの影響により2年ぶりに開催された昨年の交流戦は、オリックス・バファローズが11年ぶり2回目の優勝。リーグ間の成績は、セ・リーグが12年ぶりに勝ち越して幕を閉じた。

今年は千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希の完全試合に始まり、福岡ソフトバンクホークス・東浜巨がノーヒットノーランを達成。中日ドラゴンズ・大野雄大は延長10回の2アウトまで“完全試合”を達成するなど圧倒的な『投高打低』となっている。

そこでDAZN NEWSでは、DAZNの解説陣にセ・パの注目選手についてインタビューを実施。今回は秦真司氏にセ・リーグを代表するバッターとなった読売ジャイアンツの岡本和真について伺った。

※成績は5月12日時点

岡本和真が手にした対応力と風格

──いよいよ5月24日から日本生命セ・パ交流戦2022が開幕します。今回は読売ジャイアンツの岡本和真選手について伺いたいと思います。岡本選手はすでに12本塁打を放つなど打撃好調のように見えますが?

秦真司(以下、秦) オープン戦から仕上がりが早すぎる部分が心配ですね。今年は二冠よりも、打率を含めた三冠を目指してキャンプから取り組んでいて、オープン戦からかなり調子がよかったです。シーズンに入ってからは、少し打率を落としていますがそれでもいい状態ですね。

ただ、シーズンはとても長いです。早くから仕上がっていると、どこかで息切れをしてしまう。今のペースを続けることは難しいでしょう。下半身の粘りがなくなった時に、捌けていた球が捌けなくなったり、崩れていなかった変化球に崩されたり。そうなると少し心配ですね。

ただ、今の岡本は調子を落としてもどん底まで行かないと思います。

──その理由は?

これまでの経験からの『対応力』と4番としての『風格』が備わっているからです。

何度も対戦を経験し、相手投手の球筋、キャッチャーの配球が自然と頭の中にインプットされています。今年は特に、積み重ねてきた経験を生かした対応力で結果を残せているように見えます。

風格についても同じで、若くしてジャイアンツの4番に座った経験から自信がついているように思います。そもそもバッターはどんなに打てても3割程。そのなかでもっと打ちたい、遠くに飛ばしたいという気持ちが強くなると、それが力みになり体の開きに繋がります。でも今の岡本にはそれが見えない。それは自分の打撃に自信があるから。そこが1番の良さですね。

──巨人の4番というと相当なプレッシャーもあると思いますが、それも受け入れて打席に立っている?

岡本の場合は性格もあります。おっとりしていて、我関せず。天性のマイペースであり、その性格的な要素が打撃にもいい影響を与えていると思います。焦りがなく、慌てることもない。「甘い球をしっかり打てばホームランになる」と思ってどっしりした構えていますね。

──二冠よりも三冠を意識しているとの話がありましたが、具体的に変わった部分は?

大きく変わったところはありません。今シーズンは、自分の間で打てているなと。しっかりと前に壁を作って、間をとってから自分のスイングができています。

経験の話につながる部分ですが、今は簡単に壁を崩されない。しっかりと間をとって打てるからこそ、ボールを捉えてからちゃんと力を伝えることができる。だからセンターから逆方向に強い打球が飛んでいます。

これまで培った能力と経験を積み重ねてきた結果です。打席内で焦りがない。若くして4番を経験したことが生きている。技術的な変化ではなく、心理的な部分が一番変わったところだと思います。

佐々木朗希との対戦は野球界を代表する名勝負

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──巨人の4番として成長した岡本選手と、パ・リーグのパワーピッチャーたちとの対戦は交流戦の見どころの1つだと思います。

オープン戦ですが、あの佐々木朗希から満塁ホームランを打ちましたからね。おそらく佐々木もあの一発は印象に残っているでしょう。だからこそ、今度はインコースを攻める時により厳しく投げる。そこを岡本がどう対応するかは、かなり興味があります。

どちらにしても、佐々木は変化球を待って打てるような投手ではないですから、バッターは真っ直ぐを待つしかない。そう思っているところで、ロッテバッテリーがどうやってプランを立てるか。もしかしたら裏をかいて変化球主体でくるかもしれません。真っ向勝負も考えられます。対岡本の4打席をどういうプランで挑むかは見ものですね。

──秦さんがバッテリーコーチなら、どのように岡本対策を立てますか?

3パターンを考えます。まずはランナーがいない時。ソロホームランならOKという状況なら、ストレート中心で勝負させます。そこではコースに変化をもたらしアウトローを攻めるストレートなのか、インコースを攻めるストレートなのかの2パターンを用意します。

そしてランナーがいる場合は、前の打席との関連はありますが、点を取られたくないので、岡本が待っていないであろう変化球中心に組み立てます。岡本を抑えるためには、この3パターンを考えて伝えます。

ロッテバッテリーもいろいろな配球を考えているでしょう。特に松川虎生はルーキーですがいい配球をしています。キャッチングもブロッキングもしっかりしている。大したものですね。

岡本と若い佐々木─松川バッテリーとの対戦はすごく楽しみです。歴史に残るような対戦になると思いますね。

──野球界を代表する名勝負になる?

もちろん巡り合わせによっては、ロッテ戦で佐々木が登板しない可能性もあります。ただ、誰もがこの対戦を楽しみにしているでしょう。今後日本の野球を背負う投打の中心選手ですから。

お互いに表情も変わるでしょうし、ボールの質も変わる。気持ちの入り方も違う。ボールのスピード、音、バットのスイング音、当たった時の衝撃音はものすごいものがあると思います。そこに注目して観ると面白いと思いますね。

──そのほか、岡本選手との対戦が気になるパ・リーグの投手は?

日本を代表する山本由伸と千賀滉大ですね。特に千賀との対戦は、個人的に楽しみにしています。過去の日本シリーズで岡本がずっとやられているので、そのリベンジできるか。個人としてもチームとしても、やり返したいという思いがあるはずです。

あとはロッテのロメロですね。右バッターのインコースに食い込んでくるロメロの球を、岡本がどう捌くか。これも楽しみです。

インタビュー= 川嶋正隆

1986年5月9日生まれ、福岡県福岡市出身。大学卒業後に携帯サイト『超ワールドサッカー』でライター兼編集者として勤務。2018年からフリーライターとしての活動を開始し、2020年からは念願かなってDAZN NEWSでプロ野球を担当している。

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