【福岡ソフトバンクホークス】1位で素材型イヒネの交渉権を獲得 育成含め12球団最多の20名を指名 ｜ プロ野球 ｜ ドラフト名鑑2022

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2022年ドラフト総評

1位で遊撃手の柳田を目指すイヒネの交渉権を獲得 全体的にはバランス良い指名

事前の公表どおりに将来性豊かな高卒内野手のイヒネ・イツア（誉高）に1巡目で入札。他球団との重複はなく単独で交渉権を獲得した。

2位以下では投手で大津亮介（日本製鐵鹿島／2位）、大野稼頭央（大島高／4位）、松本晴（亜細亜大／5位）と各世代の投手を指名している。

野手は3位で長打が売りの甲斐生海（東北福祉大）、6位で強打の捕手である吉田 賢吾（桐蔭横浜大）をそれぞれ指名。ともに打撃面を重視した指名。

四軍構想もあり育成ドラフトでは12球団最多となる14名を指名。支配下と合わせて20人の指名も12球団最多となった。

1位では素材型を指名したが、全体的にはポジション、世代ともにバランスが取れたドラフトの印象を受ける。

選択選手一覧

選択選手紹介

1位指名・イヒネ・イツア（イヒネ・イツア）

誉高時代に甲子園出場はなし。3年夏の愛知大会では2回戦で本塁打を放つも3回戦で敗退した。

ナイジェリア人の両親を持ち身体能力に優れた遊撃手でスケール感がある素材型。高校入学時は外野を守っていた。184センチ、82キロと大型で脚力があり肩も強い。

フォロースルーが大きく高校通算18本塁打と長打力も魅力。チームメートになる柳田悠岐を打撃フォームの理想としている。

2位指名・大津亮介（おおつ・りょうすけ）

投手ではなく内野手メインだった九産大九州高時代には、2年春にチームが甲子園に出場するも自身の出番はなし。エースは同学年の岩田将貴（現阪神）だった。

帝京大でも目立った成績はなし。日本製鉄鹿島では今年の都市対抗野球で全国大会デビューを果たす。初戦の三菱重工WEST戦では先発し8回3失点の好投を見せた。

力感の無いフォームから最速150キロを超えるストレートを投じる。変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、ワンシーム、スプリットなど多彩で緩急を使うことができるのが強み。

3位指名・甲斐生海（かい・いくみ）

九州国際大付高時代には1年夏にチームは甲子園に出場するも自身はベンチ外だった。東北福祉大では1年春からリーグ戦に出場。しかし主力となったのは4年春から。広角に打てる左の大砲候補で4年秋のリーグ戦では3本塁打、16打点の成績で打撃二冠王とベストナイン（一塁）に輝いた。

4位指名・大野稼頭央（おおの・かずお）

奄美大島出身で大島高時代には3年春の甲子園に出場。初戦で先発のマウンドを任されるも8回8失点と打ち込まれ敗退。3年夏の鹿児島大会では49回を投げ64奪三振をマークするも決勝で敗れた。最速146キロのストレートとスライダー、チェンジアップなどの変化球を交えて三振を奪う。

5位指名・松本晴（まつもと・はる）

樟南高時代に甲子園出場はなし。亜細亜大では1年春からリーグ戦に登板するも故障があり2年、3年時に登板がなかった。3年春に受けたトミー・ジョン手術から4年春に復帰。3勝を挙げた。最速は140キロ台中盤と速くないものの、スリークォーター気味のフォームから右打者に投げ込むクロスファイヤーを武器としている。

6位指名・吉田賢吾（よしだ・けんご）

横浜商大高時代に甲子園出場はなし。桐蔭横浜大では2年秋からリーグ戦に出場し打率4割超をマーク。打撃が売りの捕手で主将となった4年春のリーグ戦では打率.400、6本塁打、17打点で三冠王にも輝いている。

育1位指名・赤羽蓮（あかば・れん）

霞ケ浦高時代に甲子園出場はなし。最速152キロのストレートを187センチの長身から投げ込む。ポテンシャルの高さが魅力で伸びしろが豊富。

育2位指名・山下恭吾（やました・きょうご）

福岡大大濠高時代には2年春の甲子園に出場し打率.308（13打数4安打）の成績を残した。3年時は主将を務めるも甲子園出場はならず。遊撃がメインポジションで広角に打つことができる打撃も魅力。

育3位指名・木村光（きむら・ひかる）

奈良大付高時代は3年夏に甲子園に出場。初戦を9回1失点完投勝ちするも2回戦で日大三高に敗れた。佛教大では1年時からリーグ戦に登板。大学選手権にも3度出場。先発、中継ぎの両役割で結果を出した。最速148キロのストレートとフォーク、スライダーが武器。

育4位指名・内野海斗（うちの・かいと）

武田高時代に甲子園出場はなし。186センチ、94キロの大柄な身体から投げ込む最速147キロのストレートを投げ込む本格派。潜在能力の高さが魅力。

育5位指名・岡植純平（おかうえ・じゅんぺい）

飾磨工高時代に甲子園出場はなし。ストレートとスライダーが武器。投手経験が浅いながらも三振を奪うことができ、3年夏の兵庫大会では2試合で19個の三振を奪った。

育6位指名・佐々木明都（ささき・あきと）

学法福島高時代に甲子園出場はなし。春の県大会では61年ぶりのベスト4進出の立役者となった最速146キロ右腕。

育7位指名・水口創太（みなくち・そうた）

膳所高時代に甲子園出場はなし。一浪後に入学した京都大では3年でリーグ戦デビュー。194センチの長身から角度をつけ最速152キロのストレートを投げ込みフォークとスライダーなどの変化球を織り交ぜる。

育8位指名・宮﨑颯（みやざき・はやと）

埼玉栄高時代に甲子園出場はなし。東京農業大では1年春のリーグ戦（二部）でデビューを果たすも本格的な登板は3年時から。最速145キロのストレートとカットボール、スライダーなどの変化球を操る。

育9位指名・重松凱人（しげまつ・かいと）

戸畑高時代に甲子園出場はなし。亜細亜大ではほぼリーグ戦での出場がなく4年春の時点で3試合のみ。187センチ90キロの大型外野手でスピードとパワーが売り。

育10位指名・前田純（まえだ・じゅん）

中部商高時代に甲子園出場はなし。日本文理大で3年秋から試合に出場。4年春の大学選手権では2試合に登板した。4年秋のリーグ戦ではベストナインにも選出された身長185センチの大型左腕。

育11位指名・佐藤航太（さとう・こうた）

八戸学院光星高3年夏に甲子園出場。2試合で打率.333（9打数3安打）を記録し愛工大名電戦で本塁打を放った。内外野守れるユーティリティープレーヤー。

育12位指名・飛田悠成（とびた・ゆうせい）

金沢高（神奈川県）時代に甲子園出場はなし。遊撃手と投手の二刀流としてプレー。ドラフトでは内野手として表記されるも投手として指名したとのこと。

育13位指名・西尾歩真（にしお・あゆま）

中京高1年夏にチームは甲子園へ出場するもベンチ外。中京学院大では打率4割を3度記録したアベレージヒッター。4年時には主将としてチームを牽引。春のリーグ戦では首位打者、MVP、ベストナインを受賞した。

育14位指名・盛島稜大（もりしま・りょうた）

興南高時代は3年夏に甲子園出場。「4番・捕手」として4打数1安打の内容だった。体格は大きく大型強肩・強打の捕手として期待がかかる。

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