【東京ヤクルトスワローズ】リーグ2連覇へ向けて戦力は充実。奥川恭伸がエースへの一歩を踏み出す | 注目選手・予想ローテーション・予想オーダー | 2022プロ野球選手名鑑

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各球団から投打のキーマンをピックアップしつつ、予想ローテーション・予想オーダー、そしてオフシーズンの補強・移籍などを網羅した2022年のプロ野球選手名鑑。本記事では、昨シーズンのセ・リーグを制した東京ヤクルトスワローズを紹介する。

前年の最下位から見事な逆襲を見せたヤクルト。就任2年目の高津臣吾監督の「絶対大丈夫」を合言葉に、リーグの頂点を掴み取ってみせた。今シーズンはリーグ連覇、日本一を取りに行く。打線では主砲の村上宗隆が本塁打王に輝くなど、完全に一人立ち。投手でも奥川恭伸が圧倒的なパフォーマンスを見せ、エースへの一歩を踏み出した。

今オフは目立った補強はなかったものの、ドラフトでは投打の即戦力候補を獲得。さらに期待の若手が芽を出しつつある。サンタナ、オスナの両外国人も残留し、来日2年目でさらなる活躍に期待がかかる。

注目選手

投手：奥川恭伸（背番号11｜右投右打｜3年目）

2019年ドラフト1位右腕の奥川恭伸が、今シーズンは先発ローテーションで回ることになりそうだ。昨シーズンは間隔を空けながらの登板となったが、これが奏功し、常にフレッシュな状態で好パフォーマンスを発揮。18試合105回を投げて9勝4敗、防御率3.26の好成績をマーク。7戦連続与四球ゼロも記録した抜群のコントロールを武器に、セ・リーグの強打者たちを手玉に取った。

巨人とのクライマックスシリーズでは通称"マダックス"とも呼ばれる、100球未満完封を達成。日本シリーズでは初戦の先発を任されるまでに成長した。今シーズンは既に開幕2カード目初戦の先発が内定。シーズンを通して投げたらどんな成績を残すのか、楽しみな投手だ。

野手：古賀優大（背番号57｜右投右打｜6年目）

高知の名門・明徳義塾高から2016年ドラフト5位でプロ入りし、6年目を迎える古賀優大。2020年までは一軍での出場も少なかったが、昨シーズンは自己最多の54試合に出場し、多くの経験を積んだ。

正捕手の中村悠平は開幕絶望となっており、古賀にとっては大きなチャンスとなる。ライバルの内山壮真は打力に優れるが、キャッチングやブロッキングなどの守備面では古賀に分がある。開幕スタメンを掴み取り、正捕手獲りへ向け飛躍の1年としたい。

2022年予想ローテーション

開幕投手には2年連続6度目となる小川泰弘が指名された。小川と並んでチームトップの9勝をマークした奥川恭伸も、今シーズンはローテーションを守る見込みだ。さらに日本シリーズで完封勝利を挙げた高橋奎二、現役最多177勝の石川雅規の両左腕もローテ入りとなった。

残りの枠を2016年新人王右腕の高梨裕稔、昨シーズン6勝の助っ人・サイスニードや、中堅の原樹理、若手の梅野雄吾、金久保優斗らが争う形だ。

2022年予想オーダー

昨シーズンから続く青木宣親、山田哲人、村上宗隆の並びは今シーズンも強力だ。リードオフマンの塩見泰隆が新型コロナウイルスの濃厚接触疑いで離脱しており、開幕は微妙なところ。代わって新人の丸山和郁や濱田太貴らが中堅を争っている。

サンタナ、オスナの両外国人もキャンプ中にチームに合流し、オープン戦では元気な姿を見せている。2人には昨シーズン以上の活躍が求められるだろう。遊撃は右の西浦直亨と左の長岡秀樹が争う。ここまでは若い長岡が一歩リードか。

正捕手の中村悠平が下半身の張りで開幕絶望となったため、捕手は古賀優大、内山壮真の一騎打ちとなっている。守備力で勝る古賀か、打力で上回る内山か、高津監督が選ぶのはどちらだろうか。
 

2022年補強・移籍

ドラフトでは左腕の山下輝、右腕の柴田大地と左右の即戦力候補を獲得。外野手の丸山和郁は開幕スタメンを争っている。新外国人では身長193cmの長身右腕・A.J.コール、昨シーズンは韓国でプレーした左腕のアンドリュー・スアレスを獲得した。

移籍選手

2022所属選手一覧

投手

捕手

内野手

外野手

育成投手

育成捕手

育成内野手

育成外野手

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2022シーズン

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