今年もセ・パ交流戦の季節がやってきた。あまり見る機会のない異なるリーグのチームとの対戦は、やはり心が躍る。
豪快なホームランに圧巻の奪三振ショーや夢の対決──。見どころはたくさんある。そのなかで今回はセ・パ交流戦で注目したい2023年ブレイク候補~投手編~をそれまでに見せたファインプレーとともに紹介する。
2020年ドラフト1位で福岡大大濠高から入団した山下舜平大。これまで一軍での登板はなかったものの、春季キャンプ、オープン戦で当確を表すと、WBCで調整が遅れていた山本由伸らに代わって開幕投手に抜擢された。
プロ初登板となった埼玉西武ライオンズとの開幕戦では、1回先頭のペイトンをストレートで追い込み、フォークで空振り三振に仕留めた。
その後も最速158キロのストレートを中心に、大きく曲がるカーブ、鋭く落ちるフォークのコンビネーションで三振を量産している。
2020年ドラフト5位で入団、3年目の村上頌樹。智弁学園高時代の2016年には春のセンバツを制し、東洋大でも1年時から活躍を見せた。しかし4年時にコロナ禍に見舞われた上、右腕肉離れのためプロ入り時は評価を落としてしまった。
しかしそこからじっくりと力をつけ、プロ入り後は1年目、2年目ともファームでタイトルを獲得した。今季は4月12日に先発すると、7回まで1人の走者も許さないまま降板するという衝撃の投球を披露。その後も快投を続け、首位を走る阪神の原動力とも言える活躍を見せている。
今季、エスコンフィールド北海道で9回のマウンドに立っているのは、プロ入り7年目、福岡ソフトバンクホークスから移籍した田中正義だ。2016年のドラフト会議では5球団から指名を受けるなど高い評価を受けた田中だったが、プロ入り後は故障に泣かされ6年間未勝利に終わっていた。
しかし今季は新天地で信頼を掴み取り、4月26日にはプロ初セーブを挙げると、5月7日には念願の初勝利も手にした。
大阪桐蔭高時代は根尾昂、藤原恭大、柿木蓮らとともに甲子園春夏連覇を達成、同年ドラフト4位でプロ入りした横川凱。二度の育成契約を経て、今季の開幕前に支配下登録となり、一気に先発ローテーション入りを果たした長身左腕だ。
4月23日の東京ヤクルトスワローズ戦でプロ初勝利を手にすると、そこから1ヵ月間で3勝をマーク。チームのAクラス浮上に大きく貢献した。
2022年ドラフト1位でプロ入りしたルーキー・荘司康誠。立教大では3年時から東京六大学野球のリーグ戦に登板すると、そこから評価が急上昇。通算2勝ながらドラフト1位でプロ入りを果たした。
今季は4月22日の北海道日本ハムファイターズ戦でデビューすると、4試合に登板して防御率3.47と安定した投球を披露。初勝利こそまだ手にしていないが、その日も近そうだ。
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