札幌、ワンクラブマン貫いたMF深井一希の今季限りでの現役引退を発表「膝の痛みがすでに限界を超え…」 | Jリーグ

北海道コンサドーレ札幌は26日、MF深井一希が2025シーズンをもって現役を引退することを発表した。

1995年3月11日生まれで現在30歳の深井は北海道出身のMF。小学生の頃から札幌の下部組織に在籍し、13年にトップチームに昇格。プロ入り後も地元クラブ一筋のワンクラブマンを貫いた。

13年、14年、17年、22年、23年と5度に渡って膝の大怪我に苦しむキャリアを歩んだ。その中でもJ通算200試合以上に出場。19年のJリーグYBCルヴァンカップの決勝戦では、後半アディショナルタイムに同点弾をマークして記憶に残る活躍も見せた。

本人はクラブ公式サイトを通じてコメントし、引退を決めた経緯についても明かされた。

「今シーズンをもって現役生活を終える決断をしました。

たくさんの大怪我を繰り返してきたサッカー選手生活でしたが、本当に多くの皆さんに支えて頂き、なんとかここまで続けてくることができました。

北海道コンサドーレ札幌のサポーターの皆さんは、僕が怪我をするたびに信じて待ってくださり、戻ってきた時には大歓声で迎えていただき、本当に僕の力になっていました。どれだけ苦しい状況でも乗り越えられたのは、間違いなく皆さんのおかげです。心の底から感謝しています。

引退を決断した理由は、日々の膝の痛みがすでに限界を超え、耐えきれなくなってしまったこと。そして同時に、指導者として早く成長し、上を目指したいという強い気持ちが芽生えたことです。

小学校4年生からこのクラブにお世話になり、22年になります。これまでの人生の半分以上をこのクラブと共に歩んできて、さまざまな経験をさせていただき、たくさんのことを学ばせてもらいました。それは僕にとってかけがえのない大きな財産です。

これからは北海道コンサドーレ札幌からいただいた大きな愛情を恩返ししていけるよう、頑張っていきたいと思います。

サッカーを通じて出会えたすべての方々に感謝しています。

13年間、本当にありがとうございました。」

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