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【まとめ】サッカー、野球、F1、テニス…スポーツ業界への影響は? | 新型コロナウイルス

2020_3_12_coronavirus (C)Getty Images

新型コロナウイルスの感染拡大により、サッカー、野球、F1、テニスなど、多くのスポーツイベントで延期・中止・無観客開催が相次ぐなど非常に大きな影響が出ている。

国内では、2月25日にJリーグが延期をいち早く決断、またプロ野球もオープン戦は無観客で開催し、開幕についても延期することを発表した。欧州サッカーでも主要大会が軒並み延期、MLBやNBA、テニスなどでも主要大会の延期・中止が発表されており、世界中でスポーツイベントの自粛が続いている。さらに、3月24日に東京五輪の開催延期が決定された。

サッカー

FIFAが3月9日に、FIFAワールドカップ アジア2次予選及びAFCアジアカップ2023予選のうち、3月と6月に行われる試合の延期を発表。これにより、複数の日本代表戦の延期が確定している。また、13日にはワールドカップ南米予選の延期も発表された。17日には、EURO(欧州選手権)の延期を受けて、コパ・アメリカ(南米選手権)も一年後ろ倒しに。また、同日には日本サッカー協会の田嶋幸三会長が感染されていることも判明し、日本国内のサッカー関係者の間でも驚きが広がった。

同日、FIFAは3月と4月に予定されている国際親善試合の全面的な延期を勧告した。なお、これらの試合に関しては各国の組織の判断に委ねられている。

明治安田生命Jリーグ

2月21日~23日の間に、第1節を終えたJリーグだったが、25日に急遽3月15日までの試合延期を発表。その後3月18日の公式戦再開を目指していたが、その後3月いっぱいの国内リーグすべての公式戦の延期を決断。その後一度、J1を5月9日、J2は5月2日、J3は4月25日から再開することを発表したものの、4月3日に再度の延期を発表。この発表では時期を指定せず、再開日程は白紙となり、状況が深刻化した。

また、4月15日には2020シーズンの明治安田生命Jリーグの大会方式を変更すると発表。昇降格のルールを変更し、J1参入プレーオフの開催中止も発表された。すでに発表されていたシーズン終了後の「昇格あり」「降格なし」も含め、大幅な変更を余儀なくされている。また、このため、2021シーズンのJ1リーグは最大20クラブで戦うことになる。

5月22日には、村井満チェアマンが同月29日に実行委員会を開いて、再開の日程などを決める方針を表明。なお、複数のメディアが6月27日か7月4日での再開を報じている。

また当初、選手の感染は免れていたものの、3月30日にはヴィッセル神戸に所属する酒井高徳の陽性反応が確認され、その後立て続けに同クラブスタッフ2名の感染も発表された。さらに、ザスパクサツ群馬DF舩津徹也、セレッソ大阪GK永石拓海の陽性反応が発表された。

天皇杯

2020年度の天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会は、新型コロナウイルスの影響により大会方式を変更。9月16日に開幕し、決勝は2021年の1月1日に開催される予定となっている。JリーグからはJ1の2クラブに絞られ、J2、J3からは参加しないことになった。

プレミアリーグ、FAカップ

イングランドは他の欧州各リーグに比べて影響が少なかったものの、12日にアーセナルのミケル・アルテタ監督の感染が確認されると情勢が急転。ブライトン対アーセナルの試合の延期が発表され、さらにチェルシーのカラム・ハドソン=オドイを含め、複数クラブでの感染が確認された。

この事態を受けて プレミアリーグ、FA、EFLが共同声明を発表 。3月いっぱいはプレミアリーグ、FAカップ、イングランド代表など、同団体が主催するすべての試合が延期となった。一旦4月30日以降の再開を予定していたが、4月3日に無期限延期を発表した。

その後長らく再開日程の発表が待たれていたが、5月29日に、『Goal』をはじめ複数の現地メディアが6月17日に再開されることを報じた。

セリエA

イタリアの全てのスポーツイベントが少なくとも4月3日まで開催中止。セリエAも第二次大戦以来初となる中断が決定。また、ユヴェントスのダニエレ・ルガーニ、サンプドリアのマノロ・ガッビアディーニを始め複数選手の陽性反応が確認されており、それに伴い複数のクラブが全面的な活動中止を決定した。

4月23日には、セリエAの2019-20シーズン終了日を8月2日まで延長することがイタリアサッカー連盟より発表されていた。5月下旬には、イタリアのスポーツ相ヴィンチェンツォ・スパダフォーラ議員がセリエAの再開日を6月13日、もしくは6月20日になると見解を示した。

3月21日にはパオロ・ディバラの陽性反応が確認された、またミランのパオロ・マルディーニTDと、息子のダニエル・マルディーニの感染も発表されていた。

ラ・リーガ(リーガ・エスパニョーラ)、コパデルレイ

1部、2部ともに3月10日から少なくとも2週間は無観客での開催を発表していたが、レアル・マドリードの隔離措置を受け、 同月12日に最低でも2節分の延期を発表 した。21日には、ラ・リーガのハビエル・テバス会長が「現状では5月半ば」と再開時期を示し、4月中の再開は困難であることを示唆していたが、23日には無期限延期を発表

その後、しばらく再開の目処が立っていなかったが、5月23日にスペイン政府が6月8日の再開を認可した。ただし、レアル・ソシエダ対アスレティック・ビルバオのバスクダービーとなったコパデルレイ(国王杯)決勝の代替日は未定のままとなっている。

欧州の中でも深刻な事態に陥っていたスペインでは、バレンシア、アラベス、エスパニョールなどで複数の選手が陽性反応を示すなど、選手間での感染も広がっていた。4月22日には、レアル・マドリードの会長を過去に務めたロレンソ・サンス氏(76)が新型コロナウイルスによって死去していた。

ブンデスリーガ、DFBポカール

当初は、3月13〜16日に開催される第26節の複数試合などを無観客で開催することが発表されていたが、13日に急遽中断を決定。その後、幾度となく再開予定日が設定されたが、ついに5月16日にリーグ戦が再開した。優勝や降格チームの決定方法などに関するレギュレーションに変更はない。リーグ戦の全日程終了後、1部16位と2部3位の入れ替え戦も実施する。

DFBポカールは、4月24日にベルリンのオリンピアシュターディオンで開催されるはずだった決勝戦の延期が発表されており、代替日は未定となっている。

リーグ・アン、クープ・ド・ラ・リーグ

1部、2部ともに3月10日から4月15日までのすべての試合が無観客試合となることを発表していたが、 13日にはリーグ・ドゥを含めたすべての試合の延期を発表 。また、クープ・ド・ラ・リーグ決勝も延期となった。4月28日には、フランスのフィリップ首相が9月までのスポーツイベントの中止を発表。この結果、リーグアン、リーグドゥ、クープ・ド・ラ・リーグも含めた全ての大会が、9月まで開催できないことが確定した。

これを受け4月30日には、LFP(フランス・プロリーグ機構)が理事会の全会一致で2019-2020シーズンのリーグ・アン即時終了を決めた。消化試合数が異なるため、最終順位は平均勝点で確定。パリ・サンジェルマン(PSG)が3シーズン連続9回目となる優勝を飾った。

なお、LFPは遅くとも8月22日の2020-21シーズン開幕を目標とする方針も発表。関係各所の許可が下りれば、8月上旬に2020-21シーズンのヨーロッパリーグ出場権の付与に関わるクープ・ドゥ・フランス(フランス杯)およびクープ・ドゥ・ラ・リーグ(リーグ杯)決勝の開催を予定している。

その他リーグ

ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー)は「2019-2020シーズンの順位での打ち切り」を決定。また、オランダでは9月1日まで政府が大規模イベントの実施を制限したため、エールディヴィジは実質開催が不可能となり、終了を決断した。一方で、世界中のリーグのほとんどが延期を発表していたが、6月中旬に再開見込みのスュペル・リグ(トルコ)を始め、複数のリーグが再開時期を設定している。

UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)・UEFAヨーロッパリーグ(UEL)

UCLラウンド16では、バレンシア対アタランタ、パリサンジェルマン対ドルトムントを含めた5試合の無観客での開催が決定。またUELラウンド16も、当初無観客での開催予定となっていたセビージャ対ローマ、インテル対ヘタフェが延期となり、またその他複数の試合も無観客で開催された。

その後レアル・マドリードが隔離措置に入り、ユヴェントスの選手からも陽性反応が出たため、 マンチェスター・シティ対レアル・マドリード、ユヴェントス対リヨン の開催が困難となった。UEFAはこの事態を受け、 13日にUCLとUELの一時中断を発表 。その後23日に、正式に5月に予定されていた決勝の延期を発表。現時点では再開時期については発表されていないが、8月11日~22日にかけて、準々決勝と準決勝を従来通り2レグ制で行い、8月29日、26日に決勝を行う日程となるという。だが状況次第では、各ラウンド1試合のみになる可能性も浮上している。

またUEFA執行委員会は4月23日に、2020-21シーズンの欧州カップ戦の出場権についてガイドラインを発表した。国内リーグが途中終了に追い込まれた場合、各リーグは2019-20の国内競技会におけるスポーツ上の成績に基づいて、2020-21シーズンの欧州カップ戦に出場するクラブを選出するように求められている。

EURO 2020 欧州選手権

17日、「UEFAはEUROを2021年に延期することを決定した。来年の6月11日から7月11日に開催される」と発表した。なお「EURO2020」の名称はそのまま継続使用される。

野球

プロ野球

2月29日から3月15日までに予定されていたオープン戦をすべて無観客で実施。また、当初3月20日に開幕予定だったレギュラーシーズンについては、数度に渡る延期の末、4月24日の開幕を予定している。また、日本シリーズは11月下旬に変更することを検討。

なお開幕までの期間は、当初公式戦として組まれていたカードで練習試合が行われる予定となっていたが、これも予定が変更となり、3月25日以降の練習試合を休止され、再開は4月14日からとした。だが、4月3日には再度の延期を発表、時期を指定せず開幕時期を白紙とした。さらに4月17日には、6月に予定されていた交流戦の中止が発表された。

その後、開幕日程は白紙のままとなっていたが、5月25日に12球団の代表者による会議で、緊急事態宣言の解除も踏まえ6月19日とすることを発表した。

選手の感染状況については、3月26日には阪神タイガースの藤浪晋太郎ほか2名が新型コロナウイルスの陽性反応を示しており、プロ野球としてだけではなく、国内のプロスポーツ選手で初めての感染者となった。

MLB

アリゾナ州とフロリダ州で開催されているオープン戦を中止し、さらに26日から予定されていた開幕戦を最低2週間延期。開幕戦は4月9日以降とすることを発表している。

高校野球

19日から、第92回選抜高校野球大会が阪神甲子園球場で無観客で開催される予定だったが、11日に大会中止が決定。戦中・戦後の中断期間を除けば初の中止となった。

F1

新型コロナウイルスの中国での感染拡大に伴い、2月中旬には第4戦の中国GPの開催延期を発表していたF1だが、当初オーストラリアGPは開催される見込みだった。だが、最終的には開幕当日にキャンセルを発表、続いて第2戦のバーレーンGPと第3戦のベトナムGPの延期を発表。さらに、その後第7戦までのレースすべてが見送りとなった。なお、モナコGPは延期ではなく、中止である。このため開幕は大きくずれ込み、6月にアゼルバイジャンで再度スタートを切る予定だが、今後の状況によって更に変更になる可能性も否めない。

  • 第1戦ロレックス・オーストラリアGP F1は13日、2020シーズン開幕戦オーストラリアGPの開催がキャンセルになったことを発表した。
  • 第2戦 ガルフ・エア・バーレーンGP 先立って、史上初の無観客レースとなることが発表されていたが、13日に延期が発表された。代替開催日は未定
  • 第3戦 ビンファスト・ベトナムGP 13日にバーレーンGPと合わせて延期が発表された。代替開催日は未定
  • 第4戦 ハイネケン・中国GP 一足早く、2月12日に延期が発表されていた。代替開催日は未定
  • 第5戦 ハイネケン・オランダGP 3月19日に延期が発表された。代替開催日は未定
  • 第6戦 スペインGP 3月19日に延期が発表された。代替開催日は未定
  • 第7戦 モナコGP 3月19日に延期が発表されたが、後にキャンセルが発表された
  • 第8戦 アゼルバイジャンGP 3月23日に延期が発表された。代替開催日は未定
  • 第9戦 カナダGP 4月8日に延期が発表された。代替開催日は未定
  • 第10戦 フランスGP 4月27日に中止が発表された。代替開催は行われない。

テニス

3月6日~7日に開催予定だった男子の国別対抗戦デビスカップが無観客で開催。さらに9日にグランドスラム以外では最大規模の大会であるBNPパリバ・オープンが開幕直前に急遽中止となった。これらを皮切りにテニス界では延期・中止の決定が相次いだ。

12日には、ATP(男子プロテニス協会)が6週間のツアー大会中断を発表。また、オリンピックの出場資格に影響する女子の国別対抗戦フェドカップが延期、そして大坂なおみの出場が予定されていたマイアミ・オープンや、ボルボ・カーズ・オープンなども中止となった。

16日には、WTAツアーのシュトゥットガルト、イスタンブール、プラハなどの大会も延期になった。最終的にATP・WTAツアー両方とも7月13日以降の再開となった。また、全仏オープンが9月に延期となっていたが、さらにウィンブルドンも大会開催中止となった。

ラグビー

トップリーグは、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、第7~8節合計16試合の開催を延期。日野レッドドルフィンズ所属の選手が違法薬物使用容疑により逮捕されたことで、第9節~10節の開催中止を発表していた。23日には大会自体を中止すると発表。なお6試合を消化していたが、中止の決定によりリーグ不成立で順位は確定しない。

バスケットボール

Bリーグ

Bリーグは2月26日に、2月28日から3月11日までの開催延期を発表。当初は14日から4月1日まで無観客で試合を再開する予定だった。だが、14日にようやく無観客でリーグ戦を再開したものの、川崎ブレイブサンダースvsレバンガ北海道の試合では、北海道の選手3人が微熱を出したことから試合開始直前に中止。翌日の15日には千葉ジェッツ対宇都宮ブレックス戦の試合が急遽中止された。その後17日には、3月20日から4月1日にかけて開催するB1およびB2リーグ戦の試合の中止を発表した。

また、開催延期によりポストシーズンのレギュレーションを変更。チャンピオンシップのクォーターファイナルを5月6日と7日に、上位クラブのホームによる一発勝負で行う。セミファイナル(5月9日)、ファイナル(11日)は、新型コロナウイルスが収束していることを前提に横浜アリーナで開催することに落ち着いていたが、再延期によりポストシーズンの実施予定については再度協議することとなった。

だが、その後3月27日にBリーグはポストシーズンも含む、全試合の中止を発表。各地区優勝クラブは東地区がアルバルク東京、中地区が川崎ブレイブサンダース、西地区が琉球ゴールデンキングスとなった。

NBA

3月11日に急遽すべてのリーグ戦の中断を発表。再開の時期は未定となっている。ジャズのルディ・ゴベア、ドノバン・ミッチェル、ピストンズのクリスチャン・ウッド、ネッツのケビン・デュラントの陽性反応が報じられている。

その他スポーツイベント

ジロ・デ・イタリア、その他自転車ロードレース

3月13日に、ジロ・デ・イタリアの延期が発表された。また、すでにストラーデ・ビアンケ、ティレーノ~アドリアーティコ、ミラノ~サンレモは開催延期が発表されており、パリ~ニースは期間を短縮して実施された。

SailGP

3月13日、SailGPは5月2~3日に開催予定だったサンフランシスコ大会の中止を発表。2019 年に始まった同大会は、最高速度 50 ノット(時速約 100 キロ)超のスピードで疾走し、「世界最速ヨットレース」と称されるチャンピオンシップ。今季で2シーズン目だった。今後については改めて発表される予定。

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