DAZNで配信している『内田篤人のFOOTBALL TIME #261』では、鹿島アントラーズの優勝で幕を閉じたJ1リーグを特集。クラブに在籍した過去がある二人が改めて鹿島の勝負強さについて語った。
鹿島は、J1最終節で横浜F・マリノスを2-1で下し、9シーズンぶり9度目のJ1王者に輝いた。MCの内田篤人氏とゲストに興梠慎三氏という鹿島をよく知る二人が鹿島の強さについて語った。
最終節が行われたメルカリスタジアムに足を運んで、優勝の瞬間に立ち会った内田氏は、「泣いている選手が多かったので、やっぱり追い込まれていた部分はあるんだなと思いましたし、鹿島というクラブは正面玄関の受付にいるお姉さんとかも泣くんですよ」と言及し、「改めていいクラブだなと。それぞれが勝つために自分の仕事を全うするってなかなかできないと思っていたんですけど、これができるチームなんだな」と改めて鹿島というクラブの良さを感じたようだ。
続けて内田氏は、「鹿島はこれ勝ったらというのをなかなか負けない」と勝負強さについて語ると、興梠氏も土壇場で追いついた第35節の京都戦を例に挙げて「(鹿島は)勝負強い」と強調する。
鹿島がなぜ、勝負強いのかー。その問いをよく聞かれるという二人だが、興梠氏は「よく聞かれるんだけど、うまく答えられない」という。続けて興梠氏は、「(勝負強さを)誰かから言われるわけでもないし、ジーコさんとかがやってきて積み上げてきたものが、言葉で言うというよりもトレーニングから背中で見せるみたいな、小笠原さんや中田浩二さんたちが同じようなことをやって、また次の世代の人たちがその背中を見るみたいな。言葉では伝えづらいんですよ」という。
05年から8シーズン、鹿島でプレーした興梠氏が「でもやっぱり紅白戦をやればバチバチだし」と言うと、国内では鹿島一筋でキャリアを終えた内田氏が「他のチームに行ったことがないから分からないんですけど、やっぱりガチな感じがするんですね?」と投げかけると、興梠氏は深く頷いた上で、「他のチームに勝つよりも紅白戦で勝つ方が難しかった。めちゃくちゃ強かったし、それくらい激しかった。そういうのが大事な試合では絶対に出てくると思うので、そういうところがあるんじゃないですかね」と鹿島が”常勝軍団”と言われる理由について語っている。
長らくタイトルを獲得できずに苦しいシーズンを過ごしてきた鹿島が今季、久しぶりのリーグタイトルを獲得し、”常勝軍団”復活を遂げた。来季以降も、勝負強さを発揮し、数々のタイトルを獲得する”強い鹿島”が見られることを期待したい。
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