ラッセル、ウィリアムズでの対同僚予選連勝記録は54でストップ…18番グリッドに「今季最悪の予選だった」｜F1

第19戦サンパウロGP予選を18番手で終えたウィリアムズのジョージ・ラッセルが失意のコメントを発している。

2019年にF1デビューを果たしたラッセルは、これまでチームメイトのロバート・クビサ、ニコラス・ラティフィを相手に、予選では常に上のポジションを確保していた。だがサンパウロGP予選ではラティフィが17番手、ラッセルが18番手となった。

ラッセルにとってはF1デビュー以来、54回続いていた同僚との連勝記録がストップ（※メルセデスからスポット参戦した2020年第16戦サクヒールGPはカウントせず／スプリント予選レース結果は除く）。ウィリアムズで初めて、降格なしで僚友の後ろからスタートすることとなった。

ラッセルは次のように予選セッションを振り返っている。『F1』公式がその言葉を伝えた。

「とても難しい予選となった。タイヤをうまく動かすことができず、マシンをスムーズに曲がらせることができなかったね。トラックで吹いていた風も自分にとってはマイナスとなった。この結果には満足していないよ」

自分より同僚ラティフィが前のポジションとなったことについては「ニコラスは本当に良いアタックラップをしたと思う」と賛辞の内容で語った。

「僕らウィリアムズは今週末、良いペースで走ることができなかった。ここまで今季19レースを消化してQ2に進めなかったのは2回目だ。もう一度良い形を見つける必要があるね」

「今季（ドライコンディションで8番グリッドを獲得した）シルバーストンは最高の予選だったと思う。その時とは反対に、今季最悪の予選だった」

一方で同僚ラティフィは「ジョージより予選で前にいったことは良いことだと思う。だけど、僕らはそろって良いラップタイムで走ることができたわけではないからね。セッションの出来として満足できるものではない。クルマのバランスに苦労していた」と発言。ラッセルを上回ったことより、チームとして競争力を欠いていることに懸念を示している。

メルセデスのジュニア・ドライバー・プログラム出身で、2022年はメルセデスのレギュラードライバーになることが確定しているラッセル。イギリス人ドライバーはこれまで不振の名門ウィリアムズでも気を吐く活躍を見せていたが、3季目の19戦目、ウィリアムズでの予選55回目にして、初めてチームメイトに予選で敗れる結果となった。

将来のチャンピオン候補とも目されるラッセルはインテルラゴスのスプリント予選レースでポジションを上げることができるのか、土曜日からの巻き返しが期待されるところだ。

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