2021年のF1世界選手権は、開幕戦の第1戦バーレーンGPからメルセデスvsレッドブルによる2強の構図が明確に。それに続くマクラーレン、フェラーリの3番手争い、アルファタウリ、アストンマーティン、アルピーヌによる5位争いの戦いも激化している。
今季F1デビューを果たしたアルファタウリの角田裕毅は開幕戦バーレーンGPで9位、第6戦アゼルバイジャンで7位、第8戦シュタイアーマルクGPと第10戦イギリスGPで10位入賞、第11戦ハンガリーGPで6位、第17戦アメリカGPで入賞を果たした。
そして最終戦、アブダビGPではキャリアベストとなる4位入賞でルーキーイヤーのラストレースを終え、7度の入賞&32ポイントを手にしてF1での1年目を終えた。

第22戦アブダビGP決勝は、ポールスタートのマックス・フェルスタッペンがソフトタイヤ、2番グリッドのルイス・ハミルトンがミディアムでの第1スティントとなった。
グリーンライト後に抜群の蹴り出しを見せたのはハミルトンで、ターン1へトップで入っていく。フェルスタッペンは2番手にポジションを落とし、ここから両者の差は徐々に開いていく。
ソフトタイヤの消耗が激しいフェルスタッペンは14周目にハードタイヤにスイッチすると、ハミルトンもそれに合わせてハードタイヤに交換。これで両者は最終の58周目まで、何かが起こらない限りはそのまま走り切る流れとなる。
トップを走行しているセルジオ・ペレスのアシストもあり、ハミルトンとフェルスタッペンの差は20周時点で8秒から1.5秒まで縮まるも、ここからハミルトンが再びフェルスタッペンを突き放す流れに。
35周目にアントニオ・ジョビナッツィがコース脇にマシンを停めると、バーチャルセーフティーカー導入となった。フェルスタッペンはここでハードからハードへとつなぎ、ハミルトンと約18秒差の2番手でコースに戻った。
だが終盤はフェルスタッペンもペースが落ち、残り6周ほどで12秒まで詰め寄るが、トラフィックにつかまる場面も多く、レッドブルとしてはハミルトン相手に成すすべなしの状況となった。
それでもドラマは最後に待っていた。53周目にニコラス・ラティフィがコース上でウォールにヒットし、マシン除去のためすぐさまセーフティーカー導入となった。ここでハミルトンはピットに入らず、ステイアウトの定石をチョイス。一方、フェルスタッペンはハードタイヤから新品のソフトに履き替え、2番手でピットアウトした。
そしてファイナルラップの58周目、残り1周でレースは再開となり、ハードでロングランしているハミルトンのすぐ真後ろに、新品ソフトのフェルスタッペンが着けるという状況に。ラストラップのターン5でフェルスタッペンはハミルトンをパスし、最終ラップ大逆転で今季10勝目をマーク。
ハミルトンの8度目タイトルを阻み、フェルスタッペンが初の年間王者に輝いた。
| 順位 | ドライバー | チーム | Pts. |
|---|---|---|---|
| 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 395.5 |
| 2 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 387.5 |
| 3 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 226 |
| 4 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 190 |
| 5 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 164.5 |
| 6 | ランド・ノリス | マクラーレン | 160 |
| 7 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 159 |
| 8 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 115 |
| 9 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 110 |
| 10 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 81 |
| 11 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 74 |
| 12 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 43 |
| 13 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 34 |
| 14 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 32 |
| 15 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 16 |
| 16 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 10 |
| 17 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 7 |
| 18 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 3 |
| 19 | ミック・シューマッハ | ハース | 0 |
| 20 | ロバート・クビサ | アルファロメオ | 0 |
| 21 | ニキータ・マゼピン | ハース | 0 |
| 順位 | チーム | Pts. |
|---|---|---|
| 1 | メルセデス | 613.5 |
| 2 | レッドブル・ホンダ | 585.5 |
| 3 | フェラーリ | 323.5 |
| 4 | マクラーレン・メルセデス | 275 |
| 5 | アルピーヌ・ルノー | 155 |
| 6 | アルファタウリ・ホンダ | 142 |
| 7 | アストンマーティン・メルセデス | 77 |
| 8 | ウィリアムズ | 23 |
| 9 | アルファロメオ・フェラーリ | 13 |
| 10 | ハース・フェラーリ | 0 |
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| レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | バーレーンGP | 3月26日(金) ~27日(土) | 3月28日(日) |
| 第2戦 | エミリア・ロマーニャGP | 4月16日(金) ~17日(土) | 4月18日(日) |
| 第3戦 | ポルトガルGP | 4月30日(金) ~5月1日(土) | 5月2日(日) |
| 第4戦 | スペインGP | 5月7日(金) ~ 8日(土) | 5月9日(日) |
| 第5戦 | モナコGP | 5月20日(木) ~22日(土) | 5月23日(日) |
| 第6戦 | アゼルバイジャンGP | 6月4日(金) ~5日(土) | 6月6日(日) |
| 第7戦 | フランスGP | 6月18日(金) ~ 19日(土) | 6月20日(日) |
| 第8戦 | シュタイアーマルクGP | 6月25日(金) ~26日(土) | 6月27日(日) |
| 第9戦 | オーストリアGP | 7月2日(金) ~ 3日(土) | 7月4日(日) |
| 第10戦 | イギリスGP | 7月16日(金) ~ 17日(土) | 7月18日(日) |
| 第11戦 | ハンガリーGP | 7月30日(金) ~31日(土) | 8月1日(日) |
| 第12戦 | ベルギーGP | 8月27日(金) ~28日(土) | 8月29日(日) |
| 第13戦 | オランダGP | 9月3日(金) ~ 4日(土) | 9月5日(日) |
| 第14戦 | イタリアGP | 9月10日(金) ~ 11日(土) | 9月12日(日) |
| 第15戦 | ロシアGP | 9月24日(金) ~25日(土) | 9月26日(日) |
| 第16戦 | トルコGP | 10月8日(金) ~ 9日(土) | 10月10日(日) |
| 第17戦 | アメリカGP | 10月22日(金) ~ 23日(土) | 10月24日(日) |
| 第18戦 | メキシコGP | 11月5日(金) ~ 6日(土) | 11月7日(日) |
| 第19戦 | サンパウロGP | 11月12日(金) ~ 13日(土) | 11月14日(日) |
| 第20戦 | カタールGP | 11月19日(金) ~ 20日(土) | 11月21日(日) |
| 第21戦 | サウジアラビアGP | 12月3日(金) ~ 4日(土) | 12月5日(日) |
| 第22戦 | アブダビGP | 12月10日(金) ~ 11日(土) | 12月12日(日) |