「ペレスをもし見限ったら、後釜はリカルドが有力」仏メディアの識者、リカルドのレッドブル昇格もあるとの見解｜F1

レッドブルのセルジオ・ペレスは2024年までレッドブルとの契約を結んでいるが、今季は十分な結果を残せておらず、契約満了を前に2024年はレギュラーシートを失うのではないかとのうわさが絶えない。

フランス『カナル・プリュス』を通じて同メディアF1中継の解説者ジュリアン・フェブロ氏は、ペレスに代わってアルファタウリのダニエル・リカルドが2024年にレッドブル復帰となる可能性があると述べている。

「ダニエル・リカルドは明らかにレッドブルグループに可能な限りの良い印象を与えようとしている。リカルド本人も、レッドブルに再び復帰できるチャンスがあることをよく理解している」

「表立ってそのような話にはなっていないが、レッドブルの中ではペレスからレギュラーシートをはく奪するという可能性は、依然として残っている」

「2024年に向けてそのプラン変更は有効な選択肢であり、実際に重大な懸念事項となっている。そして2025年のことについては、まったく話題になっていない」

ペレスの契約は2024年末までとなっているが、レッドブル首脳陣はさらにその先の契約延長はアイデアにないようだ。

「レッドブルでのシートは今季終了後に入れ替わりとなる可能性はあるし、ペレスはその座を脅かされ続けるだろう。もし見限った場合、レッドブルはフェルスタッペンとリカルド、アルファタウリは角田裕毅と（リアム）ローソンの組み合わせになる可能性が排除できない」

フェブロ氏の見識を踏まえると、ペレスは今季限りでレッドブルのシートを失い、その後釜としてリカルドがレッドブルに昇格、そしてアルファタウリは角田＆ローソンのセットになる可能性があるとのこと。

メキシコGPでリカルドは予選Q3に進出し、4番グリッドを獲得。決勝では大きなミスもなくメルセデス勢と競りながら、最後は7位フィニッシュで6ポイントを奪取した。この成果はレッドブル首脳陣もポジティブに捉えていることは間違いない。

一方で角田は同レースで8位走行中にオスカー・ピアストリと接触し、入賞圏外までポジションダウン。結果として12位完走も、リカルドとのダブル入賞を逸してしまったことから、痛恨の一戦となってしまった。

今だに消えないペレスシート喪失のうわさ。レッドブルグループのアルファタウリは今シーズン途中でニック・デ・フリースとの契約を解消し、その後釜としてレッドブルリザーブのリカルドを据えた。レッドブルがもしペレスとの入れ替えでドライバーを抜てきするとなると、角田かリカルド、リザーブのローソン、いずれかという選択肢になる。

『カナル・プリュス』の識者が述べたように、リカルドが代案の最有力候補と見る向きもあるようだ。

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