2024シーズンのF1は24戦で行われ、同一シーズンにおける過去最多のレース数となった。現行レギュレーションの最終シーズンとなる2025年も、同様に年間24レースとなる。
各チーム、及びパワーユニットメーカーは早くも新規定の2026年に向けて注力する向きがある中、2025シーズンはどのようなシーズンになるのだろうか。
第8戦モナコGPはランド・ノリスが制し、改めて今季のタイトル争いで主役を演じる一人であることを証明した。
2度ピットストップが義務となった一戦では、一部チームが意図的にペースを落とし、抜けないモンテカルロの特性を活用して、僚友のフリーピットストップが可能になるタイムギャップを創出するという戦いが見られた。
そんな中でノリスはポールトゥウィンで開幕戦以来となる今季2勝目。ポイントランキングでは1位オスカー・ピアストリ(161ポイント/4勝)、2位ノリス(158ポイント/2勝)、3位マックス・フェルスタッペン(136ポイント/2勝)となり、ピアストリとノリスは3点という僅差になっている。
勢力図からするとマクラーレンが頭抜けた安定感を発揮しているものの、タイトルレースという点ではフェルスタッペンを加えた三つ巴の構図に。
欧州トリプルヘッダーの3戦目となる第9戦スペインGPは、各ドライバーが下部カテゴリーやテストで何度も周回を重ねてきたお馴染みのトラック。高速、中速、低速とバラエティ豊かなセクションが多くあることから、マシンの総合力が試される。
例年マシンのポテンシャルが露出しにくいモナコは例外として、パーマネントサーキットであるイモラとバルセロナで多くのアップデートを持ち込むチームが多い。そのため序盤戦で見つけた改善点をいかに修正してくるのかが見どころで、各チームがウィークポイントに手を加えた効果がここで発揮されることになるかもしれない。
4強+中団勢の構図ではあったが、度々上位勢に食い込むウィリアムズやアストンマーティンなどがスペインでも強いのか、それとも新たに急上昇を見せるチームが出てくるのか、今季の勢力図をしっかり見極めるという点でスペインGPは要注目のレースと言えるだろう。
Getty Images
スペインでのF1GPは1951年、1954年にペドラルベス・サーキットで開催され、1967年から1981年までにかけてはモンジュイックとハラマが主な舞台となった。1986年~1990年までの5回はヘレスで開催。1991年から35シーズン連続でサーキット・デ・カタルーニャでのスペインGP実施となる。
サーキット・デ・カタルーニャは1991年に完成し、同年からF1グランプリの舞台に。翌1992年のバルセロナ・オリンピックでは自転車競技のコースとしても一部使用されている。
このサーキットはウィンターテストや合同テストで使用されるケースが多く、それだけに各ドライバー、各チームともにサーキットのコース特性を知り尽くしていると言っても過言ではない。
そのような事情もあり、例年スペインGPではアップデートを入れるチームが多数となる。今季はヨーロッパラウンド3連戦の3戦目に組まれており、ここに持ち込んだ上積み次第では今季の勢力図が一気に変わるシナリオも十分に考えられる。
なお、カタルーニャ開催となるスペインGPとしての名称は今季まで。スペインGPは2026年よりマドリード市街地コースで開催されることがすでに内定済みだ。サーキット・デ・カタルーニャにおけるF1レースは2026年まで契約を残しているが、来季のグランプリ名については未定となっている。
| 日時 | 配信内容 | 解説・実況 |
|---|---|---|
| 5月30日(金)20:30~ | フリー走行1回目 | 解説:田中健一 コメンテーター:浅木泰昭 |
| 5月31日(土)0:00~ | フリー走行2回目 | 解説:柴田久仁夫 実況:笹川裕昭 |
| 5月31日(土)19:30~ | フリー走行3回目 | 解説:柴田久仁夫 実況:サッシャ |
| 5月31日(土)23:00~ | 予選 | 解説:中野信治 実況:サッシャ |
| 6月1日(日)22:00~(配信開始21:20~) | 決勝 | 解説:中野信治 実況:サッシャ |
(C)DMM.com
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最大の見所はやはり1kmにも及ぶ、コントロールラインのあるロングストレート。ここはDRS区間でもあり、第1コーナーの飛び込みでは激しいブレーキング合戦となる。第2セクターにあるターン9はカンプサと呼ばれており、このセクションは風の影響を受けやすくコース上のライン取りがポイント。
そこからターン10までもDRS区間となる。ターン10は2021年1月~2月にかけて改修工事が行われ、カーブのRがよりゆるやかに。エスケープゾーンも広く設けられている。
そしてセクター3は2022年まであったシケインがなくなり、トラック上のターン数はかつての16から、2023年より14に減少。最終ターン14の立ち上がりがハイスピードになり、よりホームストレートでのパワー勝負が強調されることに。
ロングストレートやリズム感のあるコーナーなど、注目ポイントの多いコースではあるが、コース幅が狭く、ポジション変動はあまり多くない傾向のトラックでもある。また、現地カタルーニャは晴天になることが多く、前述のとおり各チームがテストを重ねてこのサーキットを知り尽くしていることから、波乱があまり起こりにくいレースの一つとされる。
近年はバーレーンが開幕前のテストとして使用されているが、これまでプレシーズンテストと言えばバルセロナが慣例だった。天候面だけでなく、高速、中速、低速と様々な特徴が入り混じったトラックであることから、テストの舞台に選ばれていた。マシンの総合力が試されるサーキットとも言えるだろう。
Red Bull Content Pool
2024年のF1第10戦、スペインGP決勝は2024年6月23日に行われた。
現地カタルーニャは晴天のドライコンディションでレース開始時刻を迎えた。気温24℃、路面温度42℃となっている。
第1スティントにほとんどのドライバーがソフトタイヤを選択。ピットレーンスタートのアレクサンダー・アルボンのみがミディアムを選んでいる。
66周のレースがブラックアウトとなり、4番グリッドのジョージ・ラッセルがトウを使ってアウトからまくり、トップでターン1へと飛び込んでいった。マックス・フェルスタッペン、ランド・ノリス、ルイス・ハミルトンの順番で2周目に入っている。
17番グリッドの角田裕毅は加速が悪く、一度は最後尾の19番手まで順位を落とすも、ターン1でインに入ったあと、スルスルとポジションを上げて15番手でオープニングラップを終えている。3周目のターン1でフェルスタッペンがラッセルをパスし、トップに浮上。
角田はP15で走行していたが、6周目にケビン・マグヌッセン、7周目にチョウ・グァンユにそれぞれターン1で抜かれ、17番手にポジションを戻してしまった。
10/66周目にはチョウと角田がピットイン。それぞれソフトからミディアムにつないだ。12周目を過ぎたあたりから上位勢も続々とピットに入り、第2スティントへと移行していく。
25周目には全車ピットストップを終え、この時点でトップはフェルスタッペン。5.6秒差で2番手ラッセル、3番手ハミルトン、4番手サインツ、5番手ランド・ノリスという順番になっている。角田はミディアムでペースが上がらず、18番手までポジションを落として後ろにはウィリアムズの2台のみという状況に。
その角田は28/66周目に2度目のピットインを行い、ハードに変更。一時的にこのあとペースを上げたものの、45周目に再度ピットに入り、ソフトの第4スティントにつないだ。
Red Bull Content Pool
上位勢は48/66周目に2度目のタイヤ交換を終え、多くのドライバーが最後まで走り切る第3スティントとなった。この時点でトップはフェルスタッペン、8秒後方にノリス、そこから2秒差で3番手ラッセル、その背後に4番手ハミルトンという順番になっている。
今回はタイヤのデグラデーションが大きく、セルジオ・ペレスも角田と同様に3度のピットインを敢行。ソフト、ソフト、ミディアムからソフトへとつないだ。
フェルスタッペンが逃げ、ノリスはファステストラップを記録しながらなんとか詰めようとするも、フェルスタッペンはペースコントロールしながら、ノリスとの差を見て周回を重ねる。
だが結局フェルスタッペンがそのまま逃げ切り、トップチェッカーを受けて同年の7勝目をマークした。キャリア61勝目(当時)となっている。
ノリスはトップとの差を2.2秒まで追い詰めるも、フェルスタッペンには届かず2位となった。ノリスは同年のポイント数を150まで伸ばし、ドライバーズランキング2位に浮上している。そこから15.5秒差で3位ハミルトンが表彰台に上がった。
4位ラッセル、5位チャールズ・ルクレール、6位カルロス・サインツ、7位オスカー・ピアストリ、8位ペレスと続き、9位ピエール・ガスリー、10位エステバン・オコンと、アルピーヌ勢がW入賞となっている。
角田はピットレーンでの速度違反もあり、5秒ペナルティも課されたが、全車完走の中で19位フィニッシュとなっている。
Getty Images
1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/ランド・ノリス/マクラーレン
3/ルイス・ハミルトン/メルセデス
4/ジョージ・ラッセル/メルセデス
5/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
6/カルロス・サインツ/フェラーリ
7/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
8/セルジオ・ペレス/レッドブル
9/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
10/エステバン・オコン/アルピーヌ
11/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース
12/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
13/チョウ・グァンユ/キックザウバー
14/ランス・ストロール/アストンマーティン
15/ダニエル・リカルド/VCARB
16/バルテリ・ボッタス/キックザウバー
17/ケビン・マグヌッセン/ハース
18/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
19/角田裕毅/VCARB
20/ローガン・サージェント/ウィリアムズ
(C)DMM.com
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| レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | オーストラリアGP | 3月14日(金) ~15日(土) | 3月16日(日) |
| 第2戦 | 中国GP | 3月21日(金) ~22日(土) | 3月23日(日) |
| 第3戦 | 日本GP | 4月4日(金) ~ 5日(土) | 4月6日(日) |
| 第4戦 | バーレーンGP | 4月11日(金) ~ 12日(土) | 4月13日(日) |
| 第5戦 | サウジアラビアGP | 4月18日(金) ~ 19日(土) | 4月20日(日) |
| 第6戦 | マイアミGP | 5月2日(金) ~ 3日(土) | 5月4日(日) |
| 第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月16日(金) ~ 17日(土) | 5月18日(日) |
| 第8戦 | モナコGP | 5月23日(金) ~ 24日(土) | 5月25日(日) |
| 第9戦 | スペインGP | 5月30日(金) ~ 31日(土) | 6月1日(日) |
| 第10戦 | カナダGP | 6月13日(金) ~ 14日(土) | 6月15日(日) |
| 第11戦 | オーストリアGP | 6月27日(金) ~ 28日(土) | 6月29日(日) |
| 第12戦 | イギリスGP | 7月4日(金) ~ 5日(土) | 7月6日(日) |
| 第13戦 | ベルギーGP | 7月25日(金) ~ 26日(土) | 7月27日(日) |
| 第14戦 | ハンガリーGP | 8月1日(金) ~ 2日(土) | 8月3日(日) |
| 第15戦 | オランダGP | 8月29日(金) ~ 30日(土) | 8月31日(日) |
| 第16戦 | イタリアGP | 9月5日(金) ~ 6日(土) | 9月7日(日) |
| 第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月19日(金) ~ 20日(土) | 9月21日(日) |
| 第18戦 | シンガポールGP | 10月3日(金) ~ 4日(土) | 10月5日(日) |
| 第19戦 | アメリカGP | 10月17日(金) ~ 18日(土) | 10月19日(日) |
| 第20戦 | メキシコGP | 10月24日(金) ~ 25日(土) | 10月26日(日) |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11月7日(金) ~ 8日(土) | 11月9日(日) |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11月20日(木) ~ 21日(金) | 11月22日(土) |
| 第23戦 | カタールGP | 11月28日(金) ~ 29日(土) | 11月30日(日) |
| 第24戦 | アブダビGP | 12月5日(金) ~ 6日(土) | 12月7日(日) |