2025シーズン限りで数年続いたF1のレギュレーションが一区切りとなり、2026年は新規定で新たな戦いがスタートする。
キャデラックが加わり全11チームに拡大し、パワーユニットはレッドブル・パワートレインズがフォードとタッグを組み、さらにはアウディが加わる形に。一方でアルピーヌが自社製PUではなく、メルセデスPUのカスタマーとして参戦。5メーカーがPUを供給する状況となっている。
2024年と2025年に続き、2026年も年間24レースで過去最多タイの戦いとなるはずだった。だが2026年3月14日、中東情勢が不安定化していることもあり、第4戦バーレーンGP、第5戦サウジアラビアGPが開催見送りと発表された。そのため、22レースで実施される見通し。
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ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットが完成したのは1978年。モントリオールを流れるセント・ローレンス川の中洲に、当時はサーキット・イル・ノートルダムの名前で建設された。中洲はノートルダム島という人工島で、1976年のモントリオールオリンピックでは、ボート競技の会場にもなった場所であり、五輪後は水と緑に囲まれた市民が集う公園となっていた。
F1初開催もサーキット完成と同じく1978年。それ以来、40年以上に渡って、カナダGPの舞台として様々な名勝負が生まれてきた。
1982年には、その年のベルギーGP予選で事故死したカナダの国民的英雄、ジル・ヴィルヌーヴの功績を称えて、サーキット名にその名前を冠することとなった。
このサーキットでは、印象的な初優勝を挙げたドライバーが多く、1995年にはジャン・アレジがキャリア唯一の勝利をマークしている。その他にも1年目から速さを見せつけた2007年のルイス・ハミルトンや、マシンが大破する大クラッシュの翌年(2008年)にポーランド人としてF1初優勝を果たしたロバート・クビサ、完走13台という波乱のレースを制した2014年のダニエル・リカルドなど、様々なストーリーが紡がれてきた。
市街地からのアクセスも良く、例年多くのF1ファンが駆け付けるジル・ヴィルヌーヴ・サーキット。しかし、新型コロナウイルスの影響で2020年から2年連続で開催がキャンセルとなり、2022年は3年ぶりのF1開催となった。そして2023年、2024年、2025年と4シーズン連続での実施となる。
2025年6月17日『F1』公式は2035年まで、カナダGP開催について長期契約を締結したと公表。カナダGPは今後も長らくF1の風物詩となることが確定している。
| 日時 | 内容 |
|---|---|
| 5月23日(土)1:30~ | フリー走行 |
| 5月23日(土)5:30~ | スプリント予選 |
| 5月24日(日)1:00~ | スプリント |
| 5月24日(日)5:00~ | 予選 |
| 5月25日(月)5:00~ | 決勝 |
(C)DMM.com
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DAZN|Getty Images
4つの長いストレートを、ヘアピンとシケインで繋いだようなレイアウトとなっており、ストップ・アンド・ゴーの特性がやや強い。急減速と急加速を繰り返すため、ブレーキ性能とパワーが求められるトラックでもある。1周は4,361mと平均的だが、平均速度は時速200km近くに達し、最高速は時速350kmにもなる。
ストレートが長いため、スリップストリームを使った追い抜きは比較的容易となり、最終コーナーのシケインでは例年同様、多くの追い抜きが見られるだろう。しかしこのシケインは要注意だ。外側には「チャンピオンズ・ウォール」と呼ばれるコンクリートウォールがあり、コース幅ギリギリを攻めるとあえなく壁の餌食となってしまう。これまでミハエル・シューマッハやナイジェル・マンセル、ジャック・ヴィルヌーブといった歴代のワールドチャンピオンがその壁にぶつかってきたことから、その名が付いている。
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2024年のF1第9戦、カナダGP決勝は2024年6月9日に行われた。
現地モントリオールは厚い雲に覆われ、決勝スタート時刻の数分前から雨が降り始めるとの天気予報が。各ドライバーは多くがインターミディエイトを選択している。ハースの2台のみがフルウェットを最初に装着した。
70周のレースがブラックアウトとなり、8番グリッドの角田裕毅は蹴り出しが良くなく、10番手でターン1に飛び込む。インターミディエイトよりもフルウェットのほうが明らかにペースが速く、ハース勢がオーバーテイクを連発。
トップはジョージ・ラッセルでオープニングラップを終えた。以下マックス・フェルスタッペン、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリ、フェルナンド・アロンソと続き、ケビン・マグヌッセンは6番手で2周目に入った。
7番手ルイス・ハミルトン、8番手ダニエル・リカルド、9番手ランス・ストロール、10番手ニコ・ヒュルケンベルグと続き、角田裕毅はチャールズ・ルクレールの後ろ、12番手までポジションを落としている。
Red Bull Content Pool
6/70周目にはハース勢が4-8までポジションを上げるも、雨雲は抜けてトラック上の路面はレコードラインには水溜まりがない状況となる。これでフルウェットよりも、インターミディエイトのほうがレースペースが速い展開となった。
すると6周目のターン6でローガン・サージェントがオーバーラン。これでアメリカ人ドライバーは最後尾にポジションを下げた。8周目にはマグヌッセンがインターミディエイトに切り替える。
13周目の途中、リカルドにはスタート時の違反があったとして、スチュワードから5秒ペナルティが科されている。
15周目時点で、全ドライバーがインターミディエイトを装着し、トップはラッセル。1秒以内に2番手フェルスタッペンが続いた。
そこから6秒後方に3番手ノリス、7秒差で4番手ピアストリと間隔が空いた。その10秒後方で5番手アロンソ、6番手ハミルトンと元王者2人が競っている状態。そこから19秒後方に7番手リカルドという状況となった。
マクラーレンはペースが速く、19/70周目のターン13でノリスがフェルスタッペンをパスし、2番手に浮上する。21周目にはラッセルも抜き、ノリスがラップリーダーとなった。
25/70周目のターン4でサージェントがスピンし、マシンストップ。これでレースは26周目からセーフティーカーとなった。このタイミングで、続々と新品のインターミディエイトに履き替えるドライバーが続出する。
SCが長引いている状況下、豪雨が降るのではという予報も。このタイミングで角田はステイアウトを続け、7番手となった。セーフティーカーエンドとなり、30/70周目からローリングスタートでレース再開となる。
この直後に雨粒が降ってくるもフルウェットにするほどの状況ではなく、大きく戦況は変わらず。トップはフェルスタッペンで2番手ラッセル、以下ノリス、ピアストリ、ハミルトン、アロンソと続き、角田は7番手となる。レコードライン以外が再度濡れたこともあり、ポジションの上下動はほぼ起きない状態で周回を重ねていった。
41/70周目、ピエール・ガスリーがスリックのハードに履き替えるギャンブルに出た。43周目には、ほぼインターミディエイトと同等のタイムまで上げてきたこともあり、ここからスリック変更のドライバーが続出する。角田も45/70周目にピットへと入り、ミディアムへと変更し、7番手をキープしてピットアウトしている。
この後、角田はP7で走り続けるも、52周目のセクター2区間でランス・ストロールに抜かれ、P8となった。54周目にはカルロス・サインツがターン6でスピンし、アレクサンダー・アルボンがもらい事故の形でマシンストップ。これでレースは再度セーフティーカー出動となった。
セーフティーカーエンドとなり、残り12ラップの59/70周目からローリングスタートで再開となる。
Getty Images
角田は61周目のターン13でエステバン・オコンに抜かれ、P9にポジションを落としてしまう。この後はオコンから続くトレイン状態で耐えながら、抜き返す展開を狙い続けた。
だが角田はブレーキトラブルを抱えながらでの走行だったこともあり、66周目のターン8で止まりきれず、芝生の上を滑った後にターン9でストップ。これで角田は入賞圏外に大きくポジションを落としてしまった。RB勢としてはW入賞のチャンスを逃す状況に。この後、リカルドはオコンを抜き、8番手に浮上している。
レースを先導するフェルスタッペンは、徐々に2番手以下を突き放していく。結局フェルスタッペンがトップのまま同年6勝目のチェッカーを受け、これでF1通算60勝(当時)に到達している。2位は3.8秒差でノリス、3位ラッセルまでが表彰台に上がった。
4位ハミルトン、5位ピアストリ、6位アロンソ、7位ストロールと続き、リタイアとなったフェラーリ勢&セルジオ・ペレスを除いた上位勢がトップ7を占めた。
8位はリカルドが入り、決勝レースにおける2024年初入賞を果たしている。9位ガスリー、10位オコンと続き、アルピーヌ勢がW入賞となった。
角田は残り5ラップ、ターン8でのミスが響き、14位フィニッシュとなっている。
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1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/ランド・ノリス/マクラーレン
3/ジョージ・ラッセル/メルセデス
4/ルイス・ハミルトン/メルセデス
5/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
6/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
7/ランス・ストロール/アストンマーティン
8/ダニエル・リカルド/VCARB
9/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
10/エステバン・オコン/アルピーヌ
11/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース
12/ケビン・マグヌッセン/ハース
13/バルテリ・ボッタス/キックザウバー
14/角田裕毅/VCARB
15/チョウ・グァンユ/キックザウバー
-/カルロス・サインツ/フェラーリ
-/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
-/セルジオ・ペレス/レッドブル
-/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
-/ローガン・サージェント/ウィリアムズ
| レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | オーストラリアGP | 3月6日(金) ~7日(土) | 3月8日(日) |
| 第2戦 | 中国GP | 3月13日(金) ~14日(土) | 3月15日(日) |
| 第3戦 | 日本GP | 3月27日(金) ~ 28日(土) | 3月29日(日) |
| 第4戦 | マイアミGP | 5月1日(金) ~ 2日(土) | 5月3日(日) |
| 第5戦 | カナダGP | 5月22日(金) ~ 23日(土) | 5月24日(日) |
| 第6戦 | モナコGP | 6月5日(金) ~ 6日(土) | 6月7日(日) |
| 第7戦 | バルセロナ・カタルーニャGP | 6月12日(金) ~ 13日(土) | 6月14日(日) |
| 第8戦 | オーストリアGP | 6月26日(金) ~ 27日(土) | 6月28日(日) |
| 第9戦 | イギリスGP | 7月3日(金) ~ 4日(土) | 7月5日(日) |
| 第10戦 | ベルギーGP | 7月17日(金) ~ 18日(土) | 7月19日(日) |
| 第11戦 | ハンガリーGP | 7月24日(金) ~ 25日(土) | 7月26日(日) |
| 第12戦 | オランダGP | 8月21日(金) ~ 22日(土) | 8月23日(日) |
| 第13戦 | イタリアGP | 9月4日(金) ~ 5日(土) | 9月6日(日) |
| 第14戦 | スペインGP | 9月11日(金) ~ 12日(土) | 9月13日(日) |
| 第15戦 | アゼルバイジャンGP | 9月24日(木) ~ 25日(金) | 9月26日(土) |
| 第16戦 | シンガポールGP | 10月9日(金) ~ 10日(土) | 10月11日(日) |
| 第17戦 | アメリカGP | 10月23日(金) ~ 24日(土) | 10月25日(日) |
| 第18戦 | メキシコGP | 10月30日(金) ~ 31日(土) | 11月1日(日) |
| 第19戦 | サンパウロGP | 11月6日(金) ~ 7日(土) | 11月8日(日) |
| 第20戦 | ラスベガスGP | 11月19日(木) ~ 20日(金) | 11月21日(土) |
| 第21戦 | カタールGP | 11月27日(金) ~ 28日(土) | 11月29日(日) |
| 第22戦 | アブダビGP | 12月4日(金) ~ 5日(土) | 12月6日(日) |