2025シーズン限りで数年続いたF1のレギュレーションが一区切りとなり、2026年は新規定で新たな戦いがスタートする。
キャデラックが加わり全11チームに拡大し、パワーユニットはレッドブル・パワートレインズがフォードとタッグを組み、さらにはアウディが加わる形に。一方でアルピーヌが自社製PUではなく、メルセデスPUのカスタマーとして参戦。5メーカーがPUを供給する状況となっている。
2024年と2025年に続き、2026年も年間24レースで過去最多タイの戦いとなるはずだった。だが2026年3月14日、中東情勢が不安定化していることもあり、第4戦バーレーンGP、第5戦サウジアラビアGPが開催見送りと発表された。そのため、22レースで実施される見通し。
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ブラジル最大の都市・サンパウロに位置するインテルラゴス・サーキット(正式名称はアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ)。1930年代にサーキットが建設され、1972年にエマーソン・フィッティパルディがブラジル人初のワールドチャンピオンに輝いたことで、翌年から正式に「ブラジルGP」としてF1カレンダーに組み込まれた。F1開催の大きなキッカケとなったフィッティパルディは、73年・74年と連勝。母国のファンを大いに喜ばせる走りを披露した。
1978年と1981~89年の期間は、別のサーキットで「ブラジルGP」が行われたが、1990年に再びインテルラゴス・サーキットでの開催が復活。91年にはアイルトン・セナが深刻なギアボックスのトラブルを抱えながらも母国での初優勝を飾り、ゴール後に歓喜のあまり泣き叫ぶ無線が印象的なシーンとして語られている。
2004年以降は、シーズン終盤戦にスケジュールが組み込まれたことで、何度もタイトル決定の舞台になった。なかでも劇的な展開となったのが2008年の最終戦となったレースだ。タイトル争いを繰り広げていたハミルトンは5位以上、マッサは優勝した上でハミルトンが6位以下になることがチャンピオン獲得の条件だった。
予選ではポールポジションを獲得し、母国GPで息巻くマッサは序盤からトップを快走するなか、ハミルトンはポイント圏内をキープ。最終ラップを迎えた時点でマッサが1位、ハミルトンが6位。そしてトップでチェッカーフラッグを受けたマッサはチャンピオン獲得を確信し、フェラーリのピット内も歓喜に包まれるなか、雨の降るセクター3では、失速した5位のティモ・グロックをハミルトンがオーバーテイク。その瞬間、タイトルの行方はハミルトンの手に渡り、史上最年少F1ワールドチャンピオン(当時)に輝くという、ドラマチックなレースとなった。
2020年は新型コロナウイルス感染症の流行により開催中止となったが、2021年は名称を「ブラジルGP」から「サンパウロGP」と変えて実施となった。2022年~2026年もサンパウロGPの冠での開催となる。
| 日時 | 内容 |
|---|---|
| 11月6日(金)23:30~ | フリー走行1回目 |
| 11月7日(土)3:30~ | フリー走行2回目 |
| 11月7日(土)23:00~ | フリー走行3回目 |
| 11月8日(日)3:00~ | 予選 |
| 11月9日(月)2:00~ | 決勝 |
(C)DMM
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1周4.309kmと比較的短いこのコースは、フルスロットルで駆け抜けるセクター1とセクター3と、左右の低速コーナーが続くセクター2で構成されている。また、数少ない左回りのサーキットでもある。
メインストレートの先にある1・2コーナーは、ブラジルの英雄の名が冠され「エス・ド・セナ」と呼ばれており、そこが最大のオーバーテイクポイントになる。そのためにも全開区間の始まりにあたる12コーナーの立ち上がりを制することが、勝負の大きなキーポイントとなるだろう。
ターン3~4のバックストレートエンドも大きな見どころ。ここではかつてセバスチャン・ベッテル&チャールズ・ルクレールが、フェラーリで同士討ちとなったことも。2021年はタイトルを争うルイス・ハミルトンvsマックス・フェルスタッペンがあわや接触の接近戦を行った。
また、現地サンパウロは急な天候の変化がレース展開を狂わせることもあるため、チームは状況に応じた迅速な対応が求められる。2024年は土曜日の予選が豪雨で日曜朝に延期となり、その日曜朝も雨の中で予選セッションが行われるという状況となった。この予選で角田裕毅はキャリア最高となる3番グリッドを獲得している。
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2024年のF1第21戦、サンパウロGP決勝は2024年11月3日行われた。
現地インテルラゴスは予選から引き続き曇天、雨は降っていないものの、路面はまだ軽く濡れたままでレース開始時刻を迎えた。
7番グリッドを獲得したアレクサンダー・アルボンは予選クラッシュの影響でマシン修復不可となり、決勝は欠場。全19台で争われることになった。
天気予報では十数分後に雨が降ってくるとの予報もあり、決勝では全19名がインターミディエイトを第1スティントに選択している。
フォーメーションラップ中にターン4でランス・ストロールがスピン。フロントウイングをウォールに当ててしまう。そこからコースに復帰しようとしたところグラベル上で動けず、そのままリタイアとなってしまった。
レースはこれでエクストラフォーメーションラップに入り、レースは71ラップから70ラップになる。アルボン、ストロール不在の18名で競うことになった。
まだストロールのマシン除去途中でスタート中断と発表されたが、先頭のランド・ノリスが再度フォーメーションラップに入ったとして、スチュワードはノリスを審議対象と発表する。再度各車グリッドに着くも、改めてスタート中断と発表され、現地時刻12:47に再度フォーメーションラップを行うことに。
この間、雨雲がサーキットに近づき、雨が早まりそうな気配となった。
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各車再度フォーメーションラップに入り、69周のレースがブラックアウトとなる。ジョージ・ラッセル、ランド・ノリス、角田裕毅の順番でターン1へと入っていった。予選3番手の角田はエステバン・オコンと競りながらも、P3を死守する形になっている。
PU交換により5グリッド降格、後方17番グリッドのマックス・フェルスタッペンが大きくポジションを上げた一方、セルジオ・ペレスはターン11でスピンし、最後尾に順位を下げた。
フェルスタッペンは2周目のターン1で10番手までジャンプアップしている。
トップはラッセル、2番手ノリス、3番手角田、以下オコン、チャールズ・ルクレール、リアム・ローソン、オスカー・ピアストリ、フェルナンド・アロンソの順番で戦局が進む。
3周目に入るタイミングで、セクター3区間では雨が降り出したと報告するドライバーも。
レースはラッセルとノリスの2台が先行し、9/69周目には3番手角田との差が4秒まで開いた。角田もペースは悪くなく、後方オコンとの差は1.5秒ほどでP3での走行が続く。
ファステストラップを連発しているフェルスタッペンは10周目のターン1でピアストリをパスし、7番手まで順位を上げてきた。次の周のセクター2区間ではローソンもパスし、フェルスタッペンがP6となる。
15/69周目に入ると雨粒がやや目立ち、ここからしばらく雨が続くとの予報も。
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ラッセルとノリスがレースを先導し、17周目には3番手角田までの差が8秒まで広がった。角田はP3でペースコントロールしながら走り、そこからオコン、ルクレール、フェルスタッペンのトレイン状態が続く。
さらに雨が強まるとの予報もあり、各車はピットに入りづらい状況となる中、ルクレールは25周目にピットへと入り、インターからインターにつないだ。
27周目に入ると、水しぶきが大きく目立つ状況に。角田はこの周、オコンに抜かれてP4にポジションを下げた。するとターン1でニコ・ヒュルケンベルグがマシンストップとなり、これでレースはバーチャルセーフティーカーになる。
このタイミングで一気に各車ピットへと入ってきた。そしてインター、フルウェットと、第2スティントの選択が分かれる状況に。
ヒュルケンベルグが動き始め、VSCは解除。ここで角田はピットに入り、フルウェットを選択している。ノリスの後ろ、6番手でトラックに復帰した。
ここでフルウェットを選択したのは角田、ローソン、ペレス。それ以外のピットイン組はインターを選んだ。
そして30周目の途中、雨が強まっていることからセーフティーカー導入となった。先頭はオコン。以下フェルスタッペン、ガスリーと、ここまでがまだ第1スティント。4番手ノリス、5番手ラッセル、6番手角田で、トップ6までは角田のみがフルウェットを装着している。
角田はSC前にセクター1区間だけで2~3秒ライバル勢よりも速いペースを示し、ここから雨が強まることで追い風になると思われた。だが展開がさらに一変する。このSC中、32周目の途中にフランコ・コラピントがターン13過ぎでスピンし、ウォールに当たってマシンストップ。これでレースはSCから赤旗となってしまった。
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赤旗となったため、各ドライバーは再開前にタイヤ交換が自由にできる。これでステイアウト組のトップ3であるオコン、フェルスタッペン、ガスリーが大きく得をした流れに。4番手ノリス、5番手ラッセル、6番手角田で中断に入っている。
ここでヒュルケンベルグはマーシャルのサポートを受けてトラックへ復帰したことにより、黒旗失格とスチュワードが発表している。そして赤旗中断を経て、現地時刻14:02よりレース再開とアナウンスされた。
セーフティーカー先導で33/69周目より赤旗明けとなる。ここでは雨が弱まってきたこともあり、全車インターミディエイトに変更し、34周目からローリングスタートで再開となった。
この再開後、角田はルクレールとピアストリに抜かれP8に順位を落としている。ここから後方から迫るルイス・ハミルトンとのバトルが続いた。
まだトラック上は水が多く、インターでは難しい状況で、各ドライバーは慎重な戦いを続ける。36周目のセクター2区間ではオリヴァー・ベアマンがコースアウトし、バリアに軽くフロントを当ててしまった。
40/69周目にはターン8でカルロス・サインツがスピン。ウォールに当たってコースに復帰できず、レースは再度セーフティーカーとなった。これで各車の間隔は再度詰まる状況になる。トップはオコン。以下フェルスタッペン、ガスリー、ラッセル、ノリス、ルクレール、ピアストリと続き、角田は8番手となっている。
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SCエンドとなり、43/69周目からローリングスタートで再開となった。ストレートエンドのターン1でフェルスタッペンがオコンをパスし、トップに浮上。ノリスはターン1でオーバーランし、P7まで順位を下げた。
46周目の途中、P6のピアストリは10秒ペナルティが課されていることもあり、チームはノリスとのスイッチを指示。これでノリス6番手、ピアストリ7番手となった。8番手走行の角田は、ローソン、セルジオ・ペレスと続くトレインを先導する形に。
トップに立ったフェルスタッペンはクリーンエアでペースを上げ、ファステストラップを連発しながら後方との差を広げていく。
52周目にはピアストリがターン12の立ち上がりでオーバーラン。角田はここでピアストリに並びかけるも、ターン1で抜き切ることができず、P8のまま。ペースの速いピアストリは10秒ペナルティがあるため、角田は事実上P7の戦いを続けることになる。
レースリーダーのフェルスタッペンはペースコントロールをしながら独走状態を築き、残り13周の57/69周時点で2番手オコンとの差を9秒まで広げた。
各順位で接近戦となるも、ウェット状況下かつDRSが使用できないため、ポジションの上下動はなかなか起こらない。
結局フェルスタッペンがSCエンド後は一人旅状態となり、第10戦スペインGP以来11戦ぶりの勝利を手にした。17番グリッドからの大逆転Vで同年の8勝目となっている。
2番手には19.4秒後方にオコンが入り、3位ガスリーでアルピーヌ勢がW表彰台。第1スティントのステイアウト組がそろって大きく得をし、表彰台を独占する結果となった。
何度もガスリーに迫ったものの、ラッセルは僅差で4位のまま。5位ルクレール、6位ノリスと続き、角田はピアストリの10秒ペナルティにより、同年最高位タイの7位フィニッシュとなった。また、後半戦に入ってから待望の初ポイントとなっている。
8位ピアストリ、9位ローソンと続き、VCARBはW入賞。10位ハミルトンまでがポイントを手にしている。
フェルスタッペン(393ポイント)はこれでノリス(331ポイント)とのポイント差を62点差まで広げ、4連覇を大きく手繰り寄せた。
6ポイントを加えたP7角田は2024年通算28ポイントとなり、ストロールを抜いて総合11位に浮上している。
また、アルピーヌ勢が2-3となったため、コンストラクターズランキングではアルピーヌ(49ポイント)が一気に6位浮上。7位ハース(46ポイント)、8位VCARB(44ポイント)となっている。
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1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/エステバン・オコン/アルピーヌ
3/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
4/ジョージ・ラッセル/メルセデス
5/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
6/ランド・ノリス/マクラーレン
7/角田裕毅/VCARB
8/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
9/リアム・ローソン/VCARB
10/ルイス・ハミルトン/メルセデス
11/セルジオ・ペレス/レッドブル
12/オリヴァー・ベアマン/ハース
13/バルテリ・ボッタス/キックザウバー
14/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
15/チョウ・グァンユ/キックザウバー
-/カルロス・サインツ/フェラーリ
-/フランコ・コラピント/ウィリアムズ
-/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース
-/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
-/ランス・ストロール/アストンマーティン
| レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | オーストラリアGP | 3月6日(金) ~7日(土) | 3月8日(日) |
| 第2戦 | 中国GP | 3月13日(金) ~14日(土) | 3月15日(日) |
| 第3戦 | 日本GP | 3月27日(金) ~ 28日(土) | 3月29日(日) |
| 第4戦 | マイアミGP | 5月1日(金) ~ 2日(土) | 5月3日(日) |
| 第5戦 | カナダGP | 5月22日(金) ~ 23日(土) | 5月24日(日) |
| 第6戦 | モナコGP | 6月5日(金) ~ 6日(土) | 6月7日(日) |
| 第7戦 | バルセロナ・カタルーニャGP | 6月12日(金) ~ 13日(土) | 6月14日(日) |
| 第8戦 | オーストリアGP | 6月26日(金) ~ 27日(土) | 6月28日(日) |
| 第9戦 | イギリスGP | 7月3日(金) ~ 4日(土) | 7月5日(日) |
| 第10戦 | ベルギーGP | 7月17日(金) ~ 18日(土) | 7月19日(日) |
| 第11戦 | ハンガリーGP | 7月24日(金) ~ 25日(土) | 7月26日(日) |
| 第12戦 | オランダGP | 8月21日(金) ~ 22日(土) | 8月23日(日) |
| 第13戦 | イタリアGP | 9月4日(金) ~ 5日(土) | 9月6日(日) |
| 第14戦 | スペインGP | 9月11日(金) ~ 12日(土) | 9月13日(日) |
| 第15戦 | アゼルバイジャンGP | 9月24日(木) ~ 25日(金) | 9月26日(土) |
| 第16戦 | シンガポールGP | 10月9日(金) ~ 10日(土) | 10月11日(日) |
| 第17戦 | アメリカGP | 10月23日(金) ~ 24日(土) | 10月25日(日) |
| 第18戦 | メキシコGP | 10月30日(金) ~ 31日(土) | 11月1日(日) |
| 第19戦 | サンパウロGP | 11月6日(金) ~ 7日(土) | 11月8日(日) |
| 第20戦 | ラスベガスGP | 11月19日(木) ~ 20日(金) | 11月21日(土) |
| 第21戦 | カタールGP | 11月27日(金) ~ 28日(土) | 11月29日(日) |
| 第22戦 | アブダビGP | 12月4日(金) ~ 5日(土) | 12月6日(日) |