2024シーズンのF1は24戦で行われ、同一シーズンにおける過去最多のレース数となった。
現行レギュレーション最終シーズンとなる2025年は各チーム、及びパワーユニットメーカーは早くも新規定の2026年に向けて注力している。
前年に続き、2025年も過去最多タイの全24戦となる見通し。
東南アジアのナイトレース、第18戦シンガポールGPを終え、F1は北米へと戦いの舞台を移す。
シンガポール市街地コースではメルセデスのジョージ・ラッセルがポールポジションから安定した速さを示し、そのままポール・トゥ・ウィン。カナダGP以来となる今季2勝目を飾っている。
2位にはマックス・フェルスタッペン、3位ランド・ノリス、4位オスカー・ピアストリと続き、マクラーレンは早くも2025年のコンストラクターズタイトルを決めた。
そして今季ドライバーランキング4位~1位の順番で決着したこともあり、ドライバーズポイントも1位ピアストリ(336点)、2位ノリス(314点)、3位フェルスタッペン(273点)、4位ラッセル(237点)と、それぞれが差を詰める結果となっている。
終盤戦が近づき、今季のF1は残すところ6戦のみ。南北アメリカ大陸を4レース転戦(アメリカGP、メキシコGP、サンパウロGP、ラスベガスGP)した後、カタールGP、アブダビGPと中東2戦でシーズン終了となる。
アメリカGPの舞台オースティンは高速、中速、低速と様々な特性を持ち合わせたトラックでもあり、マシンの総合力が試されるサーキットだ。
また、このレースは年に6度あるうちの4戦目、スプリントフォーマットの週末となる。それだけに金曜日に一度しか実施されないフリープラクティスで、持ち込みのセットアップがしっかりハマるかどうかが躍進のカギとなるだろう。また、金曜から土曜スプリント~予選にかけてどう調整するかも見どころとなる。
日本では立秋が過ぎ、秋の夜長が続く時期。このタイミングで例年通り迎える南北アメリカラウンド(第19戦アメリカGP、第20戦メキシコGP、第21戦サンパウロGP)は、日本時間未明~早朝が決勝開催時刻となるため、リアルタイム観戦がなかなか厳しい状況となる。もしかすると月曜は早めに起床し、このレースを見届けてから学校や会社に向かう熱心なF1ファンもいることだろう。
日本時間早朝のレースとなるが、注目のオースティン決戦はしっかりチェックしておきたい。果たして北米での一戦を制するのは誰になるのだろうか。
| 日時 | 配信内容 | 解説・実況 |
|---|---|---|
| 10月18日(土)2:30~ | フリー走行 | コメンテーター:浅木泰昭 ナビゲーター:英美里 |
| 10月18日(土)6:30~ | スプリント予選 | 解説:柴田久仁夫 田中健一 |
| 10月19日(日)2:00~ | スプリントレース | 解説:田中健一 ナビゲーター:英美里 |
| 10月19日(日)6:00~ | 予選 | 解説:中野信治 田中健一 |
| 10月20日(月)4:00~(配信開始3:20~) | 決勝 | 解説:中野信治 実況:サッシャ |
DAZN|Getty Images
特徴はなんといってもそのコースレイアウト。メインストレートから1コーナーにかけては最大傾斜12.5度・約30mの高低差を一気に駆け上がり、シルバーストーンの名物コーナー「マゴッツ/ベケッツ」や鈴鹿の「S字コーナー」のように右・左とリズミカルに第1セクターを抜けていく。
1kmを超えるバックストレートを持つ第2セクターから、ホッケンハイムのスタジアムセクションをモチーフとしたターン12~14、イスタンブールのターン8に似たターン16~18と、世界各地の名物コーナーを繋いだようなレイアウトだ。
追い抜きポイントは、DRS区間の先に位置するターン1とターン12。コース幅も広く、レース開始直後は3~4台が横並びでコーナーに飛び込む迫力のバトルが期待できる。
また、高速区間と低速区間が混在するため、マシンの総合力とともに、バランスの取れたセットアップを見つけるチームの総合力も試される。
2023年、2024年に続いて2025年もスプリントフォーマットが行われる週末になる。例年、終盤戦に向けてこのトラックでアップグレードを持ち込むチームも多いため、1度しかないFPでストラテジーなどの最適解をいかに見つけ出せるのかが不沈のカギを握る。
アメリカGP開催中の2025年10月18日には、同トラックでの開催が2034年まで契約延長に至ったと発表された。今後もオースティンはF1で名物のトラックであり続けることになりそうだ。
(C)DMM
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2024年のF1第19戦、アメリカGP決勝は2024年10月20日行われた。
現地オースティンは晴天、気温27℃、路面温度46℃のドライコンディションでレース開始時刻を迎えた。
15名のドライバーが第1スティントにミディアムを選択する。13番グリッドのランス・ストロール、15番グリッドのフランコ・コラピント、17番グリッドのルイス・ハミルトン、19番グリッドのリアム・ローソン、ピットレーンスタートのジョージ・ラッセルら5名がソフトを装着した。
Getty Images
56周のレースがブラックアウトとなり、マックス・フェルスタッペンとランド・ノリスがターン1の飛び込みでアウトに膨れる。その間隙を突いてチャールズ・ルクレールがトップに浮上した。ルクレール、フェルスタッペン、カルロス・サインツの順番で2周目に入る。ポールスタートのランド・ノリスは順位をP4に落とした。
10番手スタートの角田裕毅はオープニングラップでフェルナンド・アロンソ、セルジオ・ペレスを抜いて8番手でコントロールラインに戻ってきた。
3周目のターン19、ルイス・ハミルトンが単独スピンでコースオフ。グラベルから動けず、レースはそのままセーフティーカーになった。このタイミングでピットに入ったのは、アレクサンダー・アルボンのみ。
6/56周目からローリングスタートでレース再開となった。ここで上位勢にポジションの入れ替わりはなく、ルクレールがレースを先導する状態で周回が続く。トップのルクレールは快調なペースで走り、2番手フェルスタッペンとの差を10/56周目には4秒まで広げた。そこから1.5秒差で3番手サインツ、2秒後方に4番手ノリス、2.5秒差で5番手オスカー・ピアストリという間隔になった。角田はケビン・マグヌッセンの後ろ、セルジオ・ペレスの前、8番手をキープして走り続けている。
角田の僚友リアム・ローソンは19番手スタートから、ハードのペースも良く12周目には11番手まで上がってきた。
17/56周目のターン12でペレスが角田のインを突き、P8ペレス、P9角田となる。
Red Bull Content Pool
マグヌッセンが18周目に、ピエール・ガスリーと角田は19/56周目にピットへと入り、第2スティントに入った。角田はミディアムからハードにつないでいる。
25周目に入ると、先頭ルクレールと2番手フェルスタッペンの差は10秒まで広がった。この周の終わりにフェルスタッペンはピットに入り、ハードの第2スティントに入った。3周前に入っていたサインツがアンダーカットに成功し、フェルスタッペンはサインツの後方でトラックに復帰している。
次の27周目にはルクレールもタイヤ交換を済ませ、サインツの7秒前方でピットアウトした。マクラーレン勢は32~33周目にピットインを行い、これで上位勢はすべてタイヤ交換義務を済ませた。
35/56周目の時点でトップはルクレール。7秒差で2番手サインツ、そこから4秒差で3番手フェルスタッペン、その5.5秒後方に4番手ノリスとなる。
ガスリーと角田については、アルボンを抜いた際にそれぞれ押し出したとして、ともに5秒ペナルティが課されることに。
ハードの第1スティントで粘り続けたローソンは37周目にピットインを行い、ミディアムにチェンジ。角田の前でピットアウトしている。その2周後にマグヌッセンが2度目のピットインを行ったこともあり、40周目時点でローソンが入賞圏内のP10に浮上した。
角田は41周目にオーバーシュート気味にターン1へと入り、そこでスピン。14番手まで順位を落としてしまった。
Red Bull Content Pool
タイトル争いを展開している3番手フェルスタッペンと4番手ノリスは終盤に入ると接近戦となる。52周目のターン12ではフェルスタッペンがアウトのノリスを押し出す形になってポジションが入れ替わった。コース外走行でノリスがP3浮上の恩恵を受けたとして、このバトルは審議対象となる。ファイナルラップ中にスチュワードはノリスに5秒加算と発表している。
レースはルクレールがトップを快走し、そのまま同年3勝目となるトップチェッカーを受けた。2位には8.5秒差でサインツが入り、フェラーリが1-2フィニッシュを果たしている。フェラーリとしてのアメリカGP1-2はミハエル・シューマッハ&フェリペ・マッサによる2006年以来18年ぶりのこと。
ノリスは3番手で最終周を終えたが、5秒ペナルティにより4位降格。フェルスタッペンが3位表彰台に上がった。
5位ピアストリ、6位ラッセル、7位ペレス、8位ヒュルケンベルグと続く。フェラーリ勢が1-2、レッドブル2台が3-7だったこともあり、コンストラクターズ争いでは2位レッドブル(504点)、3位フェラーリ(496点)の差が8ポイントまで詰まった。
約1年ぶりの実戦となったローソンはP9でキャリア2度目の入賞をつかみ取った。10位フランコ・コラピントまでがポイント圏内のフィニッシュとなっている。
角田は最後5秒ペナルティが加算されたものの、後方ストロールとの差があったこともあり、14位でアメリカGPを終えた。F1デビューの2021年からオースティンでは3年連続入賞を果たしていたが、4年目にしてアメリカGPでの入賞を初めて逸した形になる。
Getty Images
1/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
2/カルロス・サインツ/フェラーリ
3/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
4/ランド・ノリス/マクラーレン
5/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
6/ジョージ・ラッセル/メルセデス
7/セルジオ・ペレス/レッドブル
8/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース
9/リアム・ローソン/VCARB
10/フランコ・コラピント/ウィリアムズ
11/ケビン・マグヌッセン/ハース
12/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
13/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
14/角田裕毅/VCARB
15/ランス・ストロール/アストンマーティン
16/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
17/バルテリ・ボッタス/キックザウバー
18/エステバン・オコン/アルピーヌ
19/チョウ・グァンユ/キックザウバー
-/ルイス・ハミルトン/メルセデス
| レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | オーストラリアGP | 3月14日(金) ~15日(土) | 3月16日(日) |
| 第2戦 | 中国GP | 3月21日(金) ~22日(土) | 3月23日(日) |
| 第3戦 | 日本GP | 4月4日(金) ~ 5日(土) | 4月6日(日) |
| 第4戦 | バーレーンGP | 4月11日(金) ~ 12日(土) | 4月13日(日) |
| 第5戦 | サウジアラビアGP | 4月18日(金) ~ 19日(土) | 4月20日(日) |
| 第6戦 | マイアミGP | 5月2日(金) ~ 3日(土) | 5月4日(日) |
| 第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月16日(金) ~ 17日(土) | 5月18日(日) |
| 第8戦 | モナコGP | 5月23日(金) ~ 24日(土) | 5月25日(日) |
| 第9戦 | スペインGP | 5月30日(金) ~ 31日(土) | 6月1日(日) |
| 第10戦 | カナダGP | 6月13日(金) ~ 14日(土) | 6月15日(日) |
| 第11戦 | オーストリアGP | 6月27日(金) ~ 28日(土) | 6月29日(日) |
| 第12戦 | イギリスGP | 7月4日(金) ~ 5日(土) | 7月6日(日) |
| 第13戦 | ベルギーGP | 7月25日(金) ~ 26日(土) | 7月27日(日) |
| 第14戦 | ハンガリーGP | 8月1日(金) ~ 2日(土) | 8月3日(日) |
| 第15戦 | オランダGP | 8月29日(金) ~ 30日(土) | 8月31日(日) |
| 第16戦 | イタリアGP | 9月5日(金) ~ 6日(土) | 9月7日(日) |
| 第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月19日(金) ~ 20日(土) | 9月21日(日) |
| 第18戦 | シンガポールGP | 10月3日(金) ~ 4日(土) | 10月5日(日) |
| 第19戦 | アメリカGP | 10月17日(金) ~ 18日(土) | 10月19日(日) |
| 第20戦 | メキシコGP | 10月24日(金) ~ 25日(土) | 10月26日(日) |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11月7日(金) ~ 8日(土) | 11月9日(日) |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11月20日(木) ~ 21日(金) | 11月22日(土) |
| 第23戦 | カタールGP | 11月28日(金) ~ 29日(土) | 11月30日(日) |
| 第24戦 | アブダビGP | 12月5日(金) ~ 6日(土) | 12月7日(日) |