26日、各地でJ1、J2、J3が行われた。
8試合が開催されたJ1では、上位3チームが勝ち点を落とす結果となった。
首位の横浜F・マリノスは、敵地で横浜FCとの横浜ダービーに挑んだ。試合を先に動かしたのは横浜FMだ。互いにゴールに近づく中、9分にセットプレーからアンデルソン・ロペスがヘディングシュート。これがゴール左に決まり、首位チームが先手を奪った。
そこから横浜FMの猛攻が始まった中、耐え忍んだ横浜FCが反撃したのは36分、左サイドのCKのクリアボールを林幸太郎がペナルティエリア外から思い切りよくシュート。これがゴール右に突き刺さり、横浜FCが試合を振り出しに戻した。
後半に入ると横浜FCがチャンスを掴んでいく。52分にゴール前の混戦から伊藤翔が豪快なシュートを沈めて逆転すると、62分にはオウンゴールで突き放しに成功。終盤は相手の攻撃をうまく抑えながら、後半アディショナルタイムにもカウンターからゴールをゲットした。そのまま試合は終了。横浜FCが4-1で首位の横浜FMから逆転勝利を飾った。
首位が敗れたことで返り咲きの可能性が出てきたヴィッセル神戸は、敵地でFC東京と対戦。前半18分にディエゴ・オリヴェイラに決められる苦しい展開を強いられてしまう。
なかなか得点が動かない中、後半アディショナルタイムに突入。ここから大きく試合が動くことになる。アディショナルタイム直前のプレーでPKのチャンスを得た神戸は、このPKを大迫勇也が沈めて同点にする。だが、そのプレーから8分後、左サイドで猛烈なドリブルを見せたアダイウトンがゴラッソを沈め、残り時間の短い中で勝ち越しに成功した。
しかし、これで試合は終わらなかった。ゲーム終了間近、ゴール前の浮き球を山口蛍が見事なボレーを沈め、再び試合を振り出しに戻した。これでゲームセット。神戸は土壇場で追いつき貴重な勝ち点1を獲得。FC東京にとっては悔しいドローとなった。
一方、勝ち点差を縮めるチャンスを得た名古屋グランパスは、敵地でセレッソ大阪と対戦。先手を取られながらも一度は追いつく展開となったが、後半に二つの得点を被弾してしまう。終盤は押し込んだがゴールは奪えず、痛恨の敗戦を喫している。
J2は8試合が開催。首位のFC町田ゼルビアが好調のモンテディオ山形を迎えた一戦は、19分に藤尾翔太がゴールを沈めると、一気に町田ペースへ。前半のうちにさらに2つのゴールを奪って突き放した町田は、後半も攻め手を止めることなく得点を重ね、最終的に5-0で完勝。難敵の山形を破り、連敗を阻止した。
そんな町田を追うジュビロ磐田は、ホームでのジェフユナイテッド千葉戦で痛恨の敗戦。先に3点を奪われると、後半に盛り返したが同点まで追いつくことができなかった。また、4位の東京ヴェルディ、5位の大分トリニータも敗れ、町田との差が離れる結果となっている。
8試合が行われたJ3では、愛媛FCがカマタマーレ讃岐との打ち合いを制して首位を堅持。2位のカターレ富山はいわてグルージャ盛岡に敗れ、勝点差が離れている。一方、AC長野パルセイロに勝利した奈良クラブは5位、ガイナーレ鳥取に勝利したFC岐阜が4位となっている。
■8月26日開催 結果
・J1第25節：
鹿島 2-0 新潟
横浜FC 4-1 横浜FM
柏 0-0 広島
FC東京 2-2 神戸
川崎F 2-2 札幌
京都 2-0 福岡
鳥栖 1-1 G大阪
C大阪 3-1 名古屋
・J2第32節：
栃木 2-2 水戸
東京V 2-3 岡山
町田 5-0 山形
大宮 0-4 長崎
金沢 0-1 徳島
磐田 2-3 千葉
藤枝 中止 群馬
山口 3-2 甲府
大分 2-3 仙台
・J3第24節：
奈良 2-0 長野
北九州 1-1 鹿児島
宮崎 0-2 福島
富山 0-2 岩手
松本 1-1 今治
岐阜 3-1 鳥取
愛媛 3-2 讃岐
琉球 0-4 相模原
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