今節は上位2チームが勝ち点1を積み上げる結果になった。
首位の町田は敵地で藤枝MYFCと対戦。序盤は町田がロングボールを起点に攻撃を繰り出していったが、藤枝は粘り強い守備で対抗していった。後半は町田がポストに阻まれるシュートシーンこそ作ったが、結果的に得点を奪うことができず。引き分けで3試合勝ち星なしとなった。藤枝も得点こそなかったが我慢強く戦ったことでスコアレスドロー。価値ある勝点1を積み上げた。
一方、2位だった磐田は、ホームで残留争いしているレノファ山口FCと対戦。ただ、こちらも攻勢を強める時間は多かったものの、なかなかゴールをこじ開けることができず。守備陣こそ無失点で切り抜けたが、上位を追う中で痛い勝点1となった。
そんな中、磐田を抜いて自動昇格圏内の2位に浮上したのが清水だ。立ち上がりから主導権を握った清水は、8分に相手の最終ラインにプレッシャーをかけたところからボールを奪い、カルリーニョス・ジュニオが流し込んで幸先よく先制に成功した。これで勢いに乗ると、35分にショートコーナーから白崎凌兵が上げたクロスが相手のオウンゴールを誘い、リードを広げて後半へと折り返した。
後半も勢い収まらず攻撃の手を強めていく清水は、度々チャンスを作ると、69分にチアゴ・サンタナが左足のミドルシュートを突き刺してダメ押しの3点目をゲット。これで試合の大勢は決まった。終盤はさらなる追加点こそなかったが、清水が攻め続けて試合は終了。危なげなく勝利を手にした清水は、13試合負けなしで順位を上げている。
また、好調なのがジェフユナイテッド千葉だ。4連勝中の中で迎えた栃木SC戦は、序盤こそ栃木に決定機を作られるものの、少しずつ試合の流れを掴んでいく形に。タイトな守備で相手の攻撃を抑えては、厚みのある攻撃で敵陣に攻め込んでいった。
なかなか均衡が破れない中、試合が動いたのは78分。佐藤祥の背後へのボールに矢野貴章が抜け出したところで千葉の鈴木大輔が押し倒してPKを献上してしまう。加えて、このプレーで鈴木大輔は退場処分となった。
だが、このPKをGK鈴木椋大が足に当ててセーブして失点を許さないと、後半アディショナルタイムに劇的な幕切れが待っていた。CKを獲得した千葉は田口泰士が蹴り込んだCKに最後は見木友哉が頭で押し込み、土壇場で先制点をゲット。このゴールを守り切った千葉が連勝を『5』に伸ばし、プレーオフ圏の6位に浮上した。
そのほか、ヴァンフォーレ甲府と東京ヴェルディの一戦は互いに1点を取り合いドロー決着。V・ファーレン長崎、大分トリニータもドローに終わり勝利を得ることができなかった。
■J2リーグ第36節 結果
甲府 1-1 東京V
秋田 0-0 長崎
仙台 0-1 水戸
山形 2-0 岡山
大宮 0-3 熊本
栃木 0-1 千葉
磐田 0-0 山口
大分 3-3 徳島
金沢 0-3 清水
藤枝 0-0 町田
群馬 1-0 いわき
関連記事
● 【動画】【週末J1まとめ】波乱の週末。上位陣が勝利を積み重ねることができない中、鹿島がC大阪との上位対決を制して3位に浮上 ｜ Jリーグ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは？
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは？