ヴィッセル神戸 対 セレッソ大阪 の見どころ
首位に立つ神戸と勝ち点「7」差で6位につけているC大阪による関西勢の上位2チームが激突する。
神戸は前節、前半にサイドのクロスから2失点を喫し、劣勢な展開を強いられ、最後までその逆境を覆すことができず、リーグ戦では5試合ぶりに敗戦。首位こそ死守したものの、2位の横浜F・マリノスとは勝ち点「1」差に迫られ、前節の敗戦をしっかりと払しょくしたいところだ。
特に勝ち点を伸ばし切れていない直近4試合は、先行されるゲームが続いており、そのうち3試合は前半の立ち上がりに失点を喫しているだけに、試合の入りは神戸としてはポイントになりそうだ。前節はクロスから2失点、その前は自陣でのパスミスを奪われたところからの失点が続いていただけに、そういった明確な失点パターンを抑えられるかが一つポイントになるだろう。
一方でリーグ2位の得点力を誇る攻撃陣が前節は無得点に終わっただけに、FW大迫勇也や武藤嘉紀といった違いをもたらす選手たちには奮起を期待したいところだ。また前節は元スペイン代表のMFフアン・マタとハンガリー代表のMFバーリント・ヴェーチェイが途中出場からJリーグでの初出場を飾っている。攻撃で新たな化学変化をもたらす存在になれるか。さらに神戸が優勝への勢いを強めていく上でカギを握る存在となるだろう。
対するC大阪は、第24節から3連勝を飾っていたが、前節は自陣での繋ぎを奪われたところから前半早々に失点を喫し、その後に数的優位に立ったものの、守備を固めた鹿島アントラーズの守備を打ち崩せず、こちらも4試合ぶりの敗戦となった。J1優勝争いに生き残るためには、ここで首位を破ることが至上命題と言えそうだ。
リーグ戦で第20節以降、複数失点を喫しておらず、守備の硬さがある一方で、前節のように繋ぎのミスによって先行を許す展開は最も避けたいところだ。神戸はハイプレスを強みとしており、そういった相手の隙を強かに狙ってくるチームなだけに、特に今節は警戒したいポイントとなる。
ただ一方で攻撃面では、リーグトップのクロスからの得点数を誇るサイドに突破口を見出したい。特に右サイドで連係を作ること長けているDF毎熊晟矢は初召集された日本代表での活動を終え、チームに戻った前節も右サイドで存在感を示し、Jリーグでアピールを続けている。チームの武器でもあるサイド攻撃をさらに活性化させる活躍を見せられるか注目だ。
近年の両者の対決は、C大阪が直近3シーズン負けなしをキープし、小菊昭雄体制では3戦全勝と好相性。6月に行われた前回対戦では、後半アディショナルタイムに途中出場のFW北野颯太が決勝点を沈め、C大阪が劇的な勝利という幕切れとなったが、シーズン2度目の対戦ではどんな結末が待っているか。J1優勝争いの行方を占う関西勢による”上位対決”は23日、19時にキックオフを迎える。
今節の対戦カード
| 日時 | 対戦カード | スタジアム | 配信・放送予定 |
|---|---|---|---|
| 9月23日（土・祝） 14:00 | アルビレックス新潟 vs 横浜FC | デンカS | DAZN |
| 9月23日（土・祝） 15:00 | FC東京 vs サガン鳥栖 | 味スタ | DAZN |
| 9月23日（土・祝） 16:00 | 名古屋グランパス vs 北海道コンサドーレ札幌 | 豊田ス | DAZN |
| 9月23日（土・祝） 19:00 | 柏レイソル vs アビスパ福岡 | 三協F柏 | DAZN |
| 9月23日（土・祝） 19:00 | 京都サンガF.C. vs サンフレッチェ広島 | サンガS | DAZN |
| 9月23日（土・祝） 19:00 | ヴィッセル神戸 vs セレッソ大阪 | ノエスタ | DAZN NHK BS1 |
| 9月24日（日） 15:00 | 鹿島アントラーズ vs 横浜F・マリノス | カシマ | DAZN |
| 9月24日（日） 16:00 | 湘南ベルマーレ vs 川崎フロンターレ | 国立 | DAZN |
| 9月24日（日） 17:00 | ガンバ大阪 vs 浦和レッズ | パナスタ | DAZN |
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