2025シーズン限りで数年続いたF1のレギュレーションが一区切りとなり、2026年は新規定で新たな戦いがスタートする。
キャデラックが加わり全11チームに拡大し、パワーユニットはレッドブル・パワートレインズがフォードとタッグを組み、さらにはアウディが加わる形に。一方でアルピーヌが自社製PUではなく、メルセデスPUのカスタマーとして参戦。5メーカーがPUを供給する状況となっている。
2024年と2025年に続き、年間24レースは過去最多タイの戦いとなる。力関係が一新される新規定の2026年はどのようなになるのだろうか。
近日公開予定
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スペインでのF1GPは1951年、1954年にペドラルベス・サーキットで開催され、1967年から1981年までにかけてはモンジュイックとハラマが主な舞台となった。1986年~1990年までの5回はヘレスで開催。1991年から36シーズン連続でサーキット・デ・カタルーニャでのF1レース実施となる。
サーキット・デ・カタルーニャは1991年に完成し、同年からF1グランプリの舞台に。翌1992年のバルセロナ・オリンピックでは自転車競技のコースとしても一部使用されている。
このサーキットはウィンターテストや合同テストで使用されるケースが多く、それだけに各ドライバー、各チームともにサーキットのコース特性を知り尽くしていると言っても過言ではない。
そのような事情もあり、例年カタルーニャではアップデートを入れるチームが多数となる。ここに持ち込んだ上積み次第では勢力図が動くシナリオも十分に考えられる。
なお、カタルーニャ開催となるスペインGPとしての名称は2025年まで。スペインGPは2026年よりマドリード市街地コースで開催されることがすでに内定済みだ。サーキット・デ・カタルーニャにおけるF1レースは2026年まで契約を残しており、2026年限りで同コースでのF1は一旦終了となる見通し。
| 日時 | 内容 |
|---|---|
| 6月12日(金)20:30~ | フリー走行1回目 |
| 6月13日(土)0:00~ | フリー走行2回目 |
| 6月13日(土)19:30~ | フリー走行3回目 |
| 6月13日(土)23:00~ | 予選 |
| 6月14日(日)22:00~ | 決勝 |
DAZN
最大の見所はやはり1kmにも及ぶ、コントロールラインのあるロングストレート。ここはDRS区間でもあり、第1コーナーの飛び込みでは激しいブレーキング合戦となる。第2セクターにあるターン9はカンプサと呼ばれており、このセクションは風の影響を受けやすくコース上のライン取りがポイント。
そこからターン10までもDRS区間となる。ターン10は2021年1月~2月にかけて改修工事が行われ、カーブのRがよりゆるやかに。エスケープゾーンも広く設けられている。
そしてセクター3は2022年まであったシケインがなくなり、トラック上のターン数はかつての16から、2023年より14に減少。最終ターン14の立ち上がりがハイスピードになり、よりホームストレートでのパワー勝負が強調されることに。
ロングストレートやリズム感のあるコーナーなど、注目ポイントの多いコースではあるが、コース幅が狭く、ポジション変動はあまり多くない傾向のトラックでもある。また、現地カタルーニャは晴天になることが多く、前述のとおり各チームがテストを重ねてこのサーキットを知り尽くしていることから、波乱があまり起こりにくいレースの一つとされる。
近年はバーレーンが開幕前のテストとして使用されているが、これまでプレシーズンテストと言えばバルセロナが慣例だった。天候面だけでなく、高速、中速、低速と様々な特徴が入り混じったトラックであることから、テストの舞台に選ばれていた。マシンの総合力が試されるサーキットとも言えるだろう。
Red Bull Content Pool
2024年のF1第10戦、スペインGP決勝は2024年6月23日に行われた。
現地カタルーニャは晴天のドライコンディションでレース開始時刻を迎えた。気温24℃、路面温度42℃となっている。
第1スティントにほとんどのドライバーがソフトタイヤを選択。ピットレーンスタートのアレクサンダー・アルボンのみがミディアムを選んでいる。
66周のレースがブラックアウトとなり、4番グリッドのジョージ・ラッセルがトウを使ってアウトからまくり、トップでターン1へと飛び込んでいった。マックス・フェルスタッペン、ランド・ノリス、ルイス・ハミルトンの順番で2周目に入っている。
17番グリッドの角田裕毅は加速が悪く、一度は最後尾の19番手まで順位を落とすも、ターン1でインに入ったあと、スルスルとポジションを上げて15番手でオープニングラップを終えている。3周目のターン1でフェルスタッペンがラッセルをパスし、トップに浮上。
角田はP15で走行していたが、6周目にケビン・マグヌッセン、7周目にチョウ・グァンユにそれぞれターン1で抜かれ、17番手にポジションを戻してしまった。
10/66周目にはチョウと角田がピットイン。それぞれソフトからミディアムにつないだ。12周目を過ぎたあたりから上位勢も続々とピットに入り、第2スティントへと移行していく。
25周目には全車ピットストップを終え、この時点でトップはフェルスタッペン。5.6秒差で2番手ラッセル、3番手ハミルトン、4番手サインツ、5番手ランド・ノリスという順番になっている。角田はミディアムでペースが上がらず、18番手までポジションを落として後ろにはウィリアムズの2台のみという状況に。
その角田は28/66周目に2度目のピットインを行い、ハードに変更。一時的にこのあとペースを上げたものの、45周目に再度ピットに入り、ソフトの第4スティントにつないだ。
Red Bull Content Pool
上位勢は48/66周目に2度目のタイヤ交換を終え、多くのドライバーが最後まで走り切る第3スティントとなった。この時点でトップはフェルスタッペン、8秒後方にノリス、そこから2秒差で3番手ラッセル、その背後に4番手ハミルトンという順番になっている。
今回はタイヤのデグラデーションが大きく、セルジオ・ペレスも角田と同様に3度のピットインを敢行。ソフト、ソフト、ミディアムからソフトへとつないだ。
フェルスタッペンが逃げ、ノリスはファステストラップを記録しながらなんとか詰めようとするも、フェルスタッペンはペースコントロールしながら、ノリスとの差を見て周回を重ねる。
だが結局フェルスタッペンがそのまま逃げ切り、トップチェッカーを受けて同年の7勝目をマークした。キャリア61勝目(当時)となっている。
ノリスはトップとの差を2.2秒まで追い詰めるも、フェルスタッペンには届かず2位となった。ノリスは同年のポイント数を150まで伸ばし、ドライバーズランキング2位に浮上している。そこから15.5秒差で3位ハミルトンが表彰台に上がった。
4位ラッセル、5位チャールズ・ルクレール、6位カルロス・サインツ、7位オスカー・ピアストリ、8位ペレスと続き、9位ピエール・ガスリー、10位エステバン・オコンと、アルピーヌ勢がW入賞となっている。
角田はピットレーンでの速度違反もあり、5秒ペナルティも課されたが、全車完走の中で19位フィニッシュとなっている。
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1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/ランド・ノリス/マクラーレン
3/ルイス・ハミルトン/メルセデス
4/ジョージ・ラッセル/メルセデス
5/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
6/カルロス・サインツ/フェラーリ
7/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
8/セルジオ・ペレス/レッドブル
9/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
10/エステバン・オコン/アルピーヌ
11/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース
12/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
13/チョウ・グァンユ/キックザウバー
14/ランス・ストロール/アストンマーティン
15/ダニエル・リカルド/VCARB
16/バルテリ・ボッタス/キックザウバー
17/ケビン・マグヌッセン/ハース
18/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
19/角田裕毅/VCARB
20/ローガン・サージェント/ウィリアムズ
| レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | オーストラリアGP | 3月6日(金) ~7日(土) | 3月8日(日) |
| 第2戦 | 中国GP | 3月13日(金) ~14日(土) | 3月15日(日) |
| 第3戦 | 日本GP | 3月27日(金) ~ 28日(土) | 3月29日(日) |
| 第4戦 | バーレーンGP | 4月10日(金) ~ 11日(土) | 4月12日(日) |
| 第5戦 | サウジアラビアGP | 4月17日(金) ~ 18日(土) | 4月19日(日) |
| 第6戦 | マイアミGP | 5月1日(金) ~ 2日(土) | 5月3日(日) |
| 第7戦 | カナダGP | 5月22日(金) ~ 23日(土) | 5月24日(日) |
| 第8戦 | モナコGP | 6月5日(金) ~ 6日(土) | 6月7日(日) |
| 第9戦 | バルセロナ・カタルーニャGP | 6月12日(金) ~ 13日(土) | 6月14日(日) |
| 第10戦 | オーストリアGP | 6月26日(金) ~ 27日(土) | 6月28日(日) |
| 第11戦 | イギリスGP | 7月3日(金) ~ 4日(土) | 7月5日(日) |
| 第12戦 | ベルギーGP | 7月17日(金) ~ 18日(土) | 7月19日(日) |
| 第13戦 | ハンガリーGP | 7月24日(金) ~ 25日(土) | 7月26日(日) |
| 第14戦 | オランダGP | 8月21日(金) ~ 22日(土) | 8月23日(日) |
| 第15戦 | イタリアGP | 9月4日(金) ~ 5日(土) | 9月6日(日) |
| 第16戦 | スペインGP | 9月11日(金) ~ 12日(土) | 9月13日(日) |
| 第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月24日(木) ~ 25日(金) | 9月26日(土) |
| 第18戦 | シンガポールGP | 10月9日(金) ~ 10日(土) | 10月11日(日) |
| 第19戦 | アメリカGP | 10月23日(金) ~ 24日(土) | 10月25日(日) |
| 第20戦 | メキシコGP | 10月30日(金) ~ 31日(土) | 11月1日(日) |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11月6日(金) ~ 7日(土) | 11月8日(日) |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11月19日(木) ~ 20日(金) | 11月21日(土) |
| 第23戦 | カタールGP | 11月27日(金) ~ 28日(土) | 11月29日(日) |
| 第24戦 | アブダビGP | 12月4日(金) ~ 5日(土) | 12月6日(日) |