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【注目ドライバー】新規参戦となる米国伝統ブランドでリスタート…メキシコの大ベテラン、セルジオ・ぺレス|キャデラック|F1

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経歴

母国財閥のサポートを受け欧州で武者修行

2023-03-02 2008 Perez GP3Getty Images

1990年生まれ・メキシコ出身のセルジオ・ぺレスは、1997年からメキシコ国内のカートレースに参戦。同世代のドライバーよりも一足先にカテゴリーを駆け上がり、ドライビングスキルを磨き続けた。

また2000年ごろから、同じくレーサーである実兄アントニオ・ぺレスとともに、通信事業大手『テルメックス』からのサポートを受け、資金面で大きなアドバンテージを得ることができたぺレスは、2005年に戦いの舞台をヨーロッパへと移した。

2005年から2年間はフォーミュラBMWに、2007年からはイギリスF3に参戦。欧州でもその存在が注目されるなか、2009年からF1直下のカテゴリーであるGP2(現F2)への参戦が決まる。

初年度は総合12位に終わるも、2年目のシーズンではパストール・マルドナドとチャンピオン争いを繰り広げた。最終的には惜しくもタイトルを逃したものの、総合2位の好成績を残したことで、翌2011年にザウバーから念願のF1デビューが決定した。

ザウバーで頭角を現しマクラーレンへ

2023-03-02 2011 Kobayashi Kamui Perez F1 Formula 1Getty Images

ザウバー加入当時は、メキシコの財閥がスポンサードするぺレスを「ペイドライバー」と揶揄する声も多かったが、2年目の2012年マレーシアGPでは雨による中断などもあった波乱のレース展開のなか、2位表彰台を獲得。トップ走行中だったフェルナンド・アロンソへのオーバーテイクは失敗に終わったが、優勝が目前にまで迫った好レースだった。

また、同年第13戦イタリアGPでも2位表彰台を獲得したことで「ペイドライバー」との声はなくなり、その走りを高く評価したマクラーレンに、翌2013年から加入することとなった。

マクラーレンでの初優勝が期待された2013年シーズンだったが、マシンの競争力不足やチームメイトとの接触などもあり、優勝はおろか表彰台にも登れない非常に苦しい1年となってしまった。さらに追い打ちをかけるようにチームからの離脱が発表され、在籍1年でフォース・インディアへと移籍することに。

フォース・インディアではチームをけん引

2020-12-10 Sergio Perez Racing Point Formula 1 F1 SakhirGetty Images

フォース・インディア加入1年目の2014年は、前年の低迷を払拭するかのように、第3戦のバーレーンGPで3位表彰台を獲得。それから2016年まで毎年のように荒れたレースを巧みに生き残り、複数回3位表彰台に上がっている。

2018年のシーズン途中にフォース・インディアからレーシング・ポイントへとチーム名が変更になった後もエースとして君臨し続け、決勝レースでのタイヤマネジメント、高い完走率でポイントを重ね続けた。

そして2020年のレーシング・ポイントは、マシン開発に成功し3番手争いの一角に。第4戦、第5戦でペレスは新型コロナウイルス感染により欠場するという事態に陥った。だがぺレスは第16戦のサクヒールGPで、史上最遅となるキャリア190戦目でのF1初勝利を経験した。

そして契約満了に伴いレーシング・ポイントを去り、2021年はレッドブルのシートを獲得。レッドブルはこれまで育成ドライバーを抜てきするグループだったが、外部で実績のあるベテランを登用するのはまさに異例。王者メルセデスに土を着けるため、マックス・フェルスタッペンとのコンビで負けられない戦いへと身を投じた。

レッドブルでは僚友のお膳立てで大仕事

2021-12-18 Perez Hamiltonl F1 Formula 1Getty Images

2021年はレッドブルのセカンドドライバーという立ち回りながら、RB16Bの独特の挙動はベテランのペレスでも乗りこなすまでに時間を要することに。それでも第2戦エミリア・ロマーニャGPで2番グリッドを獲得、第6戦アゼルバイジャンGPでは、僚友フェルスタッペンのタイヤバースト、再スタート時ルイス・ハミルトンの1コーナーオーバーランもあり、そのままトップでチェッカーを受け、レッドブルでキャリア2勝目を達成した。

予選では時折上位グリッドを逃すレースこそあったが、決勝では堅実なレースペースで着実に順位を上げる巧者ぶりを見せ、要所でポイントを稼いでいった。

特筆すべきはやはり最終第22戦のアブダビGPだろう。ソフトタイヤの第1スティントでロングランしていたペレスは、ハードタイヤに変えた2番手ハミルトンと20~21周にかけてバトルを展開。ハミルトンはペレスとの競い合いにより、2番手ハミルトンと3番手フェルスタッペンの差は9秒から1.5秒まで詰まった。

結果として終盤にセーフティーカーが入り、フェルスタッペンが再開直後のファイナルラップでハミルトンを抜いてドライバーズタイトルを手にした形になったが、ペレスの援護射撃がなければハミルトンの独走を許してしまい、逆転の可能性さえ生まれなかったと見る向きも強い。

なお、ペレスはハミルトンとのバトルでパワーユニットを酷使したこともあり、終盤の再開前に無念のリタイアを決断している。これはフェルスタッペン逆転優勝の可能性を少しでも高めるため、データに異常が見られたことからトラックへの復帰を断念した形になった。アブダビGPで見せたペレスの走りは、ホンダパワーユニット最後のレースにおいて、フェルスタッペンの初タイトルを演出した決定打として、長らく語り草になるであろうものとなった。

2022年も堅実な仕事ぶりを披露

2022-10-05 Perez Red Bull F1 Formula 1Getty Images

レギュレーションが大きく変わった2022年、引き続きレッドブルはトップ争いを継続できるほどのポテンシャルを有していることが開幕前のテストから予感させた。

だが迎えた開幕戦バーレーンGPではレッドブルの2台にトラブルが相次ぎ、ペレスは終盤にトラック上でマシンストップ&リタイアを余儀なくされた(完走扱い)。

その後、レッドブルのRB18は安定感を取り戻し、第4戦エミリア・ロマーニャGPからレッドブルとしては6連勝を果たす。ペレスも第7戦モナコGPでは同年初勝利をマークし、モナコウィナーの仲間入りを果たした。

序盤こそフェルスタッペンに迫る速さを示していたペレスだったが、シーズンが進むとともに僚友から後れを取る場面が目立つように。フェルスタッペンがポイントリーダーとして走り続ける一方で、ペレスはシャルル・ルクレールとのポイント争いが主な主戦場となった。

そして第16戦のシンガポールGPでもペレスは再び表彰台の頂点に立ち、2022年の2勝目をマーク。市街地コースで抜群の強さを見せた。

ペレスの仕事ぶりで圧巻だったのは、やはり第17戦日本GPだろう。トップはフェルスタッペンが快走し、3位のペレスは2位ルクレールを追う流れとなった。雨上がりの鈴鹿は路面状況が完全に回復しない中、ルクレールのインターミディエイトは消耗が激しく、ペレスは何度もルクレールの後ろからチャレンジを敢行。

ファイナルラップのシケインでルクレールは止まれず、カットしてそのままコースに復帰。ペレスはルクレールのブロックによりそのまま3番手でフィニッシュとなったが、ルクレールには5秒ペナルティが課されて、最終順位はペレスが2位に繰り上がりとなった。

この最終順位により、2022年のチャンピオンシップはフェルスタッペンが連覇達成となった。鈴鹿でペレスの援護射撃があってこそ実現した、歓喜のシーンと言えるだろう。続くアメリカGPで、レッドブルはドライバーズ&コンストラクターズのダブルタイトルを確定させている。

終盤戦はルクレールとのポイント争いが激化する中、第21戦サンパウロGPではチーム側がフェルスタッペンに「もし前に届かなかった場合(後ろを走る)ペレスにポジションを譲って欲しい」と指示を送るも、すでに連覇を確定させている状態ながらオランダ人ドライバーは断固拒否。レース後、ペレスは「彼の本性がよく見えたね」とフェルスタッペンへの非難を口にしている。

その後両者はしっかりと話し合って和解したとされるが、2023年に向けてペレスは「チャンピオン争いにチャレンジしたい」と、野心を示している。

2023年序盤は良い滑り出しも、僚友との差は歴然

2023-05-23 2022 Monaco Perez Red Bull F1 Formula 1Getty Images

2023年もレッドブルのRB19はライバル勢よりも明確なアドバンテージがあることは開幕前のテスト時から露見されていた。

そんな中、ペレスは開幕戦で僚友フェルスタッペンと予選でフロント・ロー、決勝でもワン・ツーフィニッシュを果たす。第2戦サウジアラビアGPではフェルスタッペンが予選Q2でのトラブルがあり、後方のグリッドから。ペレスは同シーズン初のPPを獲得した。このレースでペレスは優勝を果たしている。

開幕4戦終了時点でフェルスタッペン2勝、ペレス2勝とレッドブル内でのタイトルレースを予感させる序盤戦となった。

だがここから両者の差は大きく開いていく。第5戦から最終アブダビGPまでの18レースで、フェルスタッペンが17勝をマーク。コースとマシン特性の合わないシンガポールGPのみ落とす結果となった。

ペレスは予選でもフェルスタッペンに比べて最上位グリッドを獲得するケースが少なく、決勝でもなかなか優勝争いに加われないレースが続いた。

決勝のレース終盤にはサンパウロGPでフェルナンド・アロンソに、ラスベガスGPではチャールズ・ルクレールに抜かれるなど、要所での勝負強さに欠けるシーンも。それでもなんとかドライバーズランキング2位の座を確保し、このシーズンを終えている。

ペレスは2024年、開幕5戦で4度表彰台、うち3度の2位を経験するも、そこからは優勝争いから遠ざかる。同年のRB20は前年に比べて扱いが難しく、僚友フェルスタッペンが優勝争いに絡む一方でペレスは予選の段階からなかなか上位に迫れない状況が続いた。

第5戦中国GPの表彰台がこのシーズン最後のポディウムで、それからは11度入賞を果たしたものの、153ポイントで総合8位という結果に終わった。

2024年12月19日、レッドブルは翌シーズンのドライバーにリアム・ローソンを採用すると公表した。ペレスは同年の途中で2025年の契約を交わしたはずだったが、それを覆しての即時契約解消でレッドブルから離脱することに。2025年はシートを失ってしまった。

1年のブランクを経て、2026年は新規参戦チームへ

2025-08-27 Sergio Perez Cadillac F1 Formula 1Getty Images

2025年8月26日、2026年からのF1新規参戦となるキャデラックは初年度のドライバーにペレス、そしてバルテリ・ボッタスという、レッドブルとメルセデスでセカンドドライバーを務めた百戦錬磨のベテランを並べることに。

ペレスは新チームでのリスタートについて、次のように述べている。

「共に力を合わせれば、このチームを真の優勝候補、アメリカ大陸を代表するチームへと成長させることができると信じています。大陸全体からの応援を頼りにしています。そして、皆さんに誇りに思ってもらえるようなチームを作りたいと思っている」

プロフィール

セルジオ・ペレス

2023-02-23 Perez Red Bull F1 Formula 1Getty Images

1990年1月26日生まれ|メキシコ国籍|ザウバー(2011~12)、マクラーレン(2013)、フォース・インディア(2014~2018)、レーシング・ポイント(2018~2020)、レッドブル(2021~2024)、キャデラック(2026)

通算成績(2024年終了時点)

  • 出走/285回 
  • 優勝/6回 
  • PP/3回 
  • FL/12回
チーム名勝利数年間成績
2011年ザウバー0勝16位
2012年ザウバー0勝10位
2013年マクラーレン0勝11位
2014年フォース・インディア0勝10位
2015年フォース・インディア0勝9位
2016年フォース・インディア0勝7位
2017年フォース・インディア0勝7位
2018年フォース・インディア/レーシング・ポイント0勝8位
2019年レーシング・ポイント0勝10位
2020年レーシング・ポイント1勝4位
2021年レッドブル1勝4位
2022年レッドブル2勝3位
2023年レッドブル2勝2位
2024年レッドブル0勝8位

 


チーム・ドライバー

日程・番組表

 レースフリー走行・予選決勝
第1戦オーストラリアGP 3月6日(金) ~7日(土)3月8日(日)
第2戦中国GP 3月13日(金) ~14日(土)3月15日(日)
第3戦日本GP 3月27日(金) ~ 28日(土)3月29日(日)
第4戦バーレーンGP 4月10日(金) ~ 11日(土)4月12日(日)
第5戦サウジアラビアGP 4月17日(金) ~ 18日(土)4月19日(日)
第6戦マイアミGP 5月1日(金) ~ 2日(土)5月3日(日)
第7戦カナダGP 5月22日(金) ~ 23日(土)5月24日(日)
第8戦モナコGP 6月5日(金) ~ 6日(土)6月7日(日)
第9戦バルセロナ・カタルーニャGP 6月12日(金) ~ 13日(土)6月14日(日)
第10戦オーストリアGP 6月26日(金) ~ 27日(土)6月28日(日)
第11戦イギリスGP 7月3日(金) ~ 4日(土)7月5日(日)
第12戦ベルギーGP 7月17日(金) ~ 18日(土)7月19日(日)
第13戦ハンガリーGP 7月24日(金) ~ 25日(土)7月26日(日)
第14戦オランダGP 8月21日(金) ~ 22日(土)8月23日(日)
第15戦イタリアGP 9月4日(金) ~ 5日(土)9月6日(日)
第16戦スペインGP 9月11日(金) ~ 12日(土)9月13日(日)
第17戦アゼルバイジャンGP 9月24日(木) ~ 25日(金)9月26日(土)
第18戦シンガポールGP 10月9日(金) ~ 10日(土)10月11日(日)
第19戦アメリカGP 10月23日(金) ~ 24日(土)10月25日(日)
第20戦メキシコGP 10月30日(金) ~ 31日(土)11月1日(日)
第21戦サンパウロGP 11月6日(金) ~ 7日(土)11月8日(日)
第22戦ラスベガスGP 11月19日(木) ~ 20日(金)11月21日(土)
第23戦カタールGP 11月27日(金) ~ 28日(土)11月29日(日)
第24戦アブダビGP 12月4日(金) ~ 5日(土)12月6日(日)