元レッドブルドライバーのダニール・クビアトが、古巣の現状について語っている。
1994年生まれのクビアトと言えば、これまでトロロッソ、レッドブル、アルファタウリからF1に参戦。かつてはフェルスタッペンと入れ替わる形で2016年の第5戦直前、レッドブルからトロロッソに降格となった。
その後は同チームへの出入りがあったものの、2020年限りでアルファタウリのシートを喪失。クビアトの後釜として同チームのレギュラードライバーに採用されたのは角田裕毅だった。その点では、レッドブルの現ドライバー2人と縁が深いレーサーでもある。
ロシア人ドライバーは先日、エミリア・ロマーニャGPではパドック内にいる姿がキャッチされていた。そのクビアトが『F1』公式の取材に応じ、レッドブルのセカンドシートがいかに難しいかという話題について触れた。
「レッドブルのクルマはもちろん速い。だがその動作ウィンドウが非常に狭いように見えるね」
「エンジニアやドライバーなどはそのマシンで豊富な経験を積むことで、大きな違いを生み出すことができるだろう。実際にその動作ウィンドウ内に入る最適なバランスを見つけたら、そのマシンをとても速くすることができるはず」
レッドブルのRB21はフェルスタッペンに特化したマシンとなっていることは周知の事実。要するにマシンの適正バランスであるスイートスポットをいかに見つけ出すのかが困難であるとのことだ。
「実際に速さを見せていることは確かだ。パッと見るとマクラーレンに大きく遅れをとっているようも思えるかもしれないが、実際に動作可能な状態になれば、マクラーレンに匹敵すると思うよ。それをマックスはトラック上で示しているね」
「予選ではフレッシュタイヤを装着することでグリップが高まるから、一発の速さで差はあまり目立たなくなってしまうかもしれないけどね。例えばマイアミGP決勝では、マクラーレンがトラクション、ラップごとのタイヤマネージメント、タイヤの温度など、あらゆる面で非常に安定したパフォーマンスを発揮していた」
「このレベルではその小さな差が、トラック上での大きな違いに直結するんだ」
Getty Images
レッドブルのセカンドシートについて“なぜマックスの僚友は皆マシンコントロールに苦労するのか”と聞かれ、クビアトはこう返答している。
「そうかもしれないけれど、先ほども語ったようにF1マシンには多くの細かい要素が絡んでくると思う」
「タイヤの温度、タイヤの作動範囲、セットアップ、空力特性など、非常に複雑な要素が絡み合っているんだ。パズルのピースが一つでも欠ければ、結果は悲惨なものになりかねない」
「たとえどれほど優れたドライバーであっても、マシンとタイヤをそのウィンドウ内に収めなければ、0.5秒は足りなくなってしまう」
「これは普通のことでF1デビュー当初は、その状況への対処法を学ばなければならなかった要素の一つなんだ。とても興味深いプロセスだが、そこに迷い込んでしまうと、チャンスを台無しにしてしまう可能性が一気に大きくなる。チェコ(セルジオ・ペレス)の場合はどうだったか分からないがね。それと僕は近年のRB(2016年のRB12以降)シリーズを運転したことがないから、正確なところまでは言い切れないけど」
Red Bull Content Pool
クビアトは“(リアム)ローソンの代案として角田裕毅にスイッチしたことは正しい判断だったのか?と聞かれ、こう答えた。
「厳しい状況だと思う。彼らはチームだから、自分たちにとって何が最善の判断になるかは分かっているはず」
「もちろん、チームの一部(フェルスタッペン)は完璧に見えるし、本当にうまく機能しているように思える。でも、もう一方の部分は少し……かなり混乱しているように見えるね」
「僕は今ではチームの一員ではないし、詳細までは分からないよ。確かなことは言えないけれど、うまく機能させれば速いマシンになるということは確かだ。なぜ彼らがそれを実現できないのかは別の問題だと思う」
(C)DMM.com
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| レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | オーストラリアGP | 3月14日(金) ~15日(土) | 3月16日(日) |
| 第2戦 | 中国GP | 3月21日(金) ~22日(土) | 3月23日(日) |
| 第3戦 | 日本GP | 4月4日(金) ~ 5日(土) | 4月6日(日) |
| 第4戦 | バーレーンGP | 4月11日(金) ~ 12日(土) | 4月13日(日) |
| 第5戦 | サウジアラビアGP | 4月18日(金) ~ 19日(土) | 4月20日(日) |
| 第6戦 | マイアミGP | 5月2日(金) ~ 3日(土) | 5月4日(日) |
| 第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月16日(金) ~ 17日(土) | 5月18日(日) |
| 第8戦 | モナコGP | 5月23日(金) ~ 24日(土) | 5月25日(日) |
| 第9戦 | スペインGP | 5月30日(金) ~ 31日(土) | 6月1日(日) |
| 第10戦 | カナダGP | 6月13日(金) ~ 14日(土) | 6月15日(日) |
| 第11戦 | オーストリアGP | 6月27日(金) ~ 28日(土) | 6月29日(日) |
| 第12戦 | イギリスGP | 7月4日(金) ~ 5日(土) | 7月6日(日) |
| 第13戦 | ベルギーGP | 7月25日(金) ~ 26日(土) | 7月27日(日) |
| 第14戦 | ハンガリーGP | 8月1日(金) ~ 2日(土) | 8月3日(日) |
| 第15戦 | オランダGP | 8月29日(金) ~ 30日(土) | 8月31日(日) |
| 第16戦 | イタリアGP | 9月5日(金) ~ 6日(土) | 9月7日(日) |
| 第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月19日(金) ~ 20日(土) | 9月21日(日) |
| 第18戦 | シンガポールGP | 10月3日(金) ~ 4日(土) | 10月5日(日) |
| 第19戦 | アメリカGP | 10月17日(金) ~ 18日(土) | 10月19日(日) |
| 第20戦 | メキシコGP | 10月24日(金) ~ 25日(土) | 10月26日(日) |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11月7日(金) ~ 8日(土) | 11月9日(日) |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11月20日(木) ~ 21日(金) | 11月22日(土) |
| 第23戦 | カタールGP | 11月28日(金) ~ 29日(土) | 11月30日(日) |
| 第24戦 | アブダビGP | 12月5日(金) ~ 6日(土) | 12月7日(日) |