2025年のF1第23戦、カタールGP決勝が現地時間11月30日行われた。
現地ルサイルは現地時間19時となり日没後のナイトレースに。ドライ路面の気温23℃、路面温度29℃となっている。
今回、予選15番手だったガブリエウ・ボルトレートは前レースのLap1ターン1でクラッシュの要因を引き起こしたとして5グリッド降格が確定。角田裕毅は予選16番手ながら、15番グリッドからのレース開始となっている。
また、フランコ・コラピントはピットレーンスタートを選んだ。
そして今季のカタールGP決勝では、1つのタイヤで25周までしか走ってはいけないというルールが設けられた。レースラップ数は57周のため、各ドライバーは2度のピットストップが不可避となっている。そのためいつも以上にタイヤストラテジーやピットインのタイミングが重要に。
そんな中、第1スティントにほとんどのマシン、16台がミディアムを選択。PPのオスカー・ピアストリ~10番グリッドのチャールズ・ルクレールまで、トップ10は全員ミディアムとなっている。15番手スタートの角田もミディアムを装着した。
11番手ニコ・ヒュルケンベルグ、17番手ルイス・ハミルトンの2台がソフトで、14番グリッドのアレクサンダー・アルボン、ピットスタートのコラピントがハードとなっている。
決勝レースがシグナルブラックアウトとなり、オスカー・ピアストリ、マックス・フェルスタッペン、ランド・ノリスの順番でターン1へと入っていった。
15番手スタートの角田は混戦状況で外に押し出された影響もあり、16番手でコントロールラインに戻ってきた。
Getty Images
ここから各ポジションでDRSトレイン状態となりながら、鍔迫り合いが続く。7周目のターン1~2でピエール・ガスリーとヒュルケンベルグが接触。ヒュルケンベルグはその場でストップし、ガスリーはタイヤがパンクしている。
このタイミングでセーフティーカーとなり、ここでマクラーレン勢2台とエステバン・オコン以外がピットイン。ダブルピットストップのチームはアンセーフリリースギリギリでタイムロスも生じたが、マシン除去が長引いていることもあってオコンはその次の周にピットイン。
セーフティーカー中の10/57周目時点で、トップはピアストリ、2番手ノリスでこの2台はまだ第1スティント。後続は全車最初のタイヤ交換を終え、3番手フェルスタッペン、4番手カルロス・サインツ、5番手アンドレア・キミ・アントネッリ、6番手フェルナンド・アロンソ、7番手イザック・アジャー、8番手ジョージ・ラッセル、9番手チャールズ・ルクレール、10番手オリヴァー・ベアマンという並びに。P11リアム・ローソンの後ろ、角田裕毅は12番手となっている。
11/57周目からセーフティーカーエンディングとなり、ローリングスタートで再開。ここからマクラーレン2台はレースペースを一気に上げて周回を続ける。25周目で迎える最初のタイヤ交換をした際、ピットアウト後トラフィックに巻き込まれる可能性があるため、そのマージンを稼ぐためのプッシュが続く。
Red Bull Content Pool
ピアストリ、ノリス、フェルスタッペン、サインツ、アントネッリのトップ5はそれぞれ間隔が空いた状況で、6番手アロンソから後ろがトレイン状態となる。
24周目の終わり、マクラーレンは先にトップのピアストリをピットに入れる。ダブルピットストップを避けるため、ノリスはリミットの25周目終わりのタイヤ交換となった。
マクラーレン勢はピットアウトすると、ピアストリはアロンソの前、ノリスもピアストリの後方、アロンソの前でトラックに復帰し、マクラーレン勢は4-5となった。
全車第2スティントの28/57周目時点でトップはフェルスタッペンが独走状態。2番手は14秒差でサインツ、その1.5秒背後にP3アントネッリ。そこから3秒後ろにP4ピアストリ、4.5秒差で5番手ノリスと続いた。
32周目の終わりにフェルスタッペン含む多くのドライバーがタイヤの走行制限になるため、続々と2度目のタイヤ交換に入っていった。
Red Bull Content Pool
ピットアウトするとフェルスタッペンは2番手ノリスの4秒後方でコースに復帰している。マクラーレン勢以外のドライバーは、あとは57周のファイナルラップまでステイし続ける展開となった。
角田は12番手走行で、10番手ランス・ストロールから続くDRSトレイン状態で耐えるシチュエーション。
42周目の終わりにピアストリは2度目のタイヤ交換を敢行。フェルスタッペンから17秒差のP3でコースに復帰する。
トップのノリスと2番手フェルスタッペンは43周目に入るとDRS圏内となり、44周目の終わりにノリスはミディアム、ミディアム、ハードとつないだ。ノリスはピットアウトするとアントネッリの後ろ、5番手となった。これで全車何かがない限り、最後まで走る流れに。
残り10ラップの48/57周時点でトップはフェルスタッペン。そこから14秒差で2番手ピアストリが続く。その8秒後方に3番手サインツ、その2.5秒後ろにP4アントネッリ、2秒差で5番手ノリスとなる。
Red Bull Content Pool
50周目にストロールがピットインし、これでリアム・ローソンが10番手、角田は11番手でその差はDRS圏内のまま。角田はトラック上でローソンを抜いて入賞圏内に浮上できるかどうかが注目ポイントとなる。
55周目、セクター1区間で6番手走行中アジャーのタイヤがバーストし、一気にスローダウン。これで順位を大きく落とした。後続はポジションを一つずつ上げる形に。
残り2ラップの56周目にアントネッリがセクター2区間でスナップし、そこを突いてノリスがP4に浮上。あとは1.5秒前のサインツを追いかける。
Red Bull Content Pool
レースはフェルスタッペンがトップを独走し、ペースコントロールしながら57周のファイナルラップを終え、フィニッシュチェッカーを受けた。今季7勝目をマークし、これで今季の優勝回数はフェルスタッペン、ピアストリ、ノリスがそれぞれ7度で並んだ。
2位は7.9秒差でピアストリ。3位表彰台にはサインツが上がった。
ノリスはこのレースで勝利すれば初のワールドチャンピオンだったが4位フィニッシュとなったため、王者決定は最終戦に持ち越し。1レースを残して総合首位ノリス(408点)、2位フェルスタッペン(396点)、3位ピアストリ(392点)となり、ワールドチャンピオンは第24戦アブダビGPで決することになった。
5位アントネッリ、6位ラッセル、7位アロンソ、8位ルクレール、9位ローソンと続き、角田は10位で1ポイントを獲得した。スプリントレースの4ポイントと合わせ、この週末は5ポイントを奪取したことに。今季のドライバーズポイントは合計33点となり、ランキングでオコンとストロールを抜き、総合15位に浮上している。
Red Bull Content Pool
1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
3/カルロス・サインツ/ウィリアムズ
4/ランド・ノリス/マクラーレン
5/アンドレア・キミ・アントネッリ/メルセデス
6/ジョージ・ラッセル/メルセデス
7/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
8/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
9/リアム・ローソン/レーシングブルズ
10/角田裕毅/レッドブル
11/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
12/ルイス・ハミルトン/フェラーリ
13/ガブリエウ・ボルトレート/キックザウバー
14/フランコ・コラピント/アルピーヌ
15/エステバン・オコン/ハース
16/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
17/ランス・ストロール/アストンマーティン
18/イザック・アジャー/レーシングブルズ
-/オリヴァー・ベアマン/ハース
-/ニコ・ヒュルケンベルグ/キックザウバー
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| レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | オーストラリアGP | 3月14日(金) ~15日(土) | 3月16日(日) |
| 第2戦 | 中国GP | 3月21日(金) ~22日(土) | 3月23日(日) |
| 第3戦 | 日本GP | 4月4日(金) ~ 5日(土) | 4月6日(日) |
| 第4戦 | バーレーンGP | 4月11日(金) ~ 12日(土) | 4月13日(日) |
| 第5戦 | サウジアラビアGP | 4月18日(金) ~ 19日(土) | 4月20日(日) |
| 第6戦 | マイアミGP | 5月2日(金) ~ 3日(土) | 5月4日(日) |
| 第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月16日(金) ~ 17日(土) | 5月18日(日) |
| 第8戦 | モナコGP | 5月23日(金) ~ 24日(土) | 5月25日(日) |
| 第9戦 | スペインGP | 5月30日(金) ~ 31日(土) | 6月1日(日) |
| 第10戦 | カナダGP | 6月13日(金) ~ 14日(土) | 6月15日(日) |
| 第11戦 | オーストリアGP | 6月27日(金) ~ 28日(土) | 6月29日(日) |
| 第12戦 | イギリスGP | 7月4日(金) ~ 5日(土) | 7月6日(日) |
| 第13戦 | ベルギーGP | 7月25日(金) ~ 26日(土) | 7月27日(日) |
| 第14戦 | ハンガリーGP | 8月1日(金) ~ 2日(土) | 8月3日(日) |
| 第15戦 | オランダGP | 8月29日(金) ~ 30日(土) | 8月31日(日) |
| 第16戦 | イタリアGP | 9月5日(金) ~ 6日(土) | 9月7日(日) |
| 第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月19日(金) ~ 20日(土) | 9月21日(日) |
| 第18戦 | シンガポールGP | 10月3日(金) ~ 4日(土) | 10月5日(日) |
| 第19戦 | アメリカGP | 10月17日(金) ~ 18日(土) | 10月19日(日) |
| 第20戦 | メキシコGP | 10月24日(金) ~ 25日(土) | 10月26日(日) |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11月7日(金) ~ 8日(土) | 11月9日(日) |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11月20日(木) ~ 21日(金) | 11月22日(土) |
| 第23戦 | カタールGP | 11月28日(金) ~ 29日(土) | 11月30日(日) |
| 第24戦 | アブダビGP | 12月5日(金) ~ 6日(土) | 12月7日(日) |